こんにちは、あとかです♪
今回はご紹介するのは、海外ドラマ「The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~」です。
タイトルの通り、スーパーヒーローが登場するドラマです。
日本ではヒーローものと言えば、主に子供向けに製作されます。
海外では映画の「スーパーマン」や「バットマン」「アベンジャーズ」シリーズなどは、どちらかと言えば大人向けです。
海外ドラマでも同様にヒーローものが数多く製作されています。
最近では、ひと捻り、ふた捻り加えている作品が多く、ただの勧善懲悪のストーリーではありません。
この「The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~」も、かなり奇妙ですが、とても魅力のあるドラマです。
今回は、Amazonプライムビデオのオリジナル海外ドラマ「The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~」の感想と、その奇妙な魅力についてご紹介します。
核心的なネタバレはありませんが、一部ストーリーに触れていますのでご注意ください。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
【オススメ海外ドラマ】「The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~」の感想【Amazonオリジナル】
「The Tick/ティック」とは
Amazonプライムビデオのオリジナル作品です。
2017年から、シーズン1、2が順次配信され、既に完結しています。
1話あたり30分程度で、全22話です。
全部観ても、10時間程度です。
スーパーヒーローもののコメディで、奇妙な魅力のあるドラマです。
Amazonプライムオリジナルで、同じヒーローものでは、「THE BOYS/ザ・ボーイズ」があります。
そちらは、本作とはかなり趣が違い、とてもアクの強いブラックコメディです。
「THE BOYS/ザ・ボーイズ」についてはこの記事にて↓
あらすじ
スーパーヒーローが普通に存在している世界。
会計士アーサーは、ある陰謀論に取り憑かれています。
それは、数十年前に死んだと思われている世界的な大悪党であるテラーが実は生きていて、今でも裏で世界中の犯罪を操っているという疑いでした。
子供の頃に、テラーのせいで父を失ったアーサーは、心に問題を抱えながらも、街の犯罪を追い、その裏で糸を引いている巨悪の存在を探るのです。
ある夜、アーサーは全身青色のスーツを着た、奇妙なスーパーヒーローと出会います。
彼の名は「ティック」と言い、超人的な体の強さと圧倒的な力を持っていました。
ただ、彼の頭脳面はイマイチで、奇人とも言えるほどです。
アーサーは、作戦面で彼から頼りにされ、やがて2人はタッグを組むことになります。
果たして、アーサーは宿敵テラーを探し出し、父の仇を取ることはできるのでしょうか?
登場人物
アーサー・エベレスト
画像引用元:Amazonプライムビデオ
子供時代のトラウマを抱えたまま、大人になった会計士。
父を巻き添えにしたテラーを探すことに、執念を燃やしています。
心を病みながらも、強い信念を持ち、平和を愛しています。
ティック
画像引用元:Amazonプライムビデオ
主人公の前に突然現れた、謎のスーパーヒーローです。
強すぎる正義感と馬鹿正直、空気が全く読めない上、記憶をなくしています。
そして、やけにアーサーに懐いています。
ドット・エベレスト
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アーサーの姉で救急の研修医。
父を亡くしてからは、親代わりとしてアーサーの面倒を見てきました。
アーサーがテラーに執着したり、危険に近づくのをとても警戒し、心配しています。
オーバー・キル
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彼は、過去にテラーに殺害されたスーパーヒーローチームの見習いでした。
その恨みにより、テラーを探し、倒す機会を求めて生き抜いています。
同じ目的のため、やがてアーサー・ティックのコンビとも共闘していくことになります。
テラー
世界的な大悪党で、かつて最強だったスーパーヒーローチームを倒し、幼いアーサーに強いトラウマを植え付けました。
目の前で目撃していたアーサーに余裕で声をかけ、気まぐれに何もせずに去っていきます。
その後、スーパーヒーローの反抗により、死んだものと考えられていますが?
「The Tick/ティック」の奇妙な魅力
奇妙な魅力①
コスチュームがダサすぎる!!
画像引用元:Amazonプライムビデオ
ご覧の通り真っ青です。
その上、やけに生々しいボディのシワと、素顔を隠す気があるのか微妙なマスク、触覚は動きます。
どうやら、「ダニ」がモチーフらしいです。
「何故、ダニ?」とは思いますが、仮面ライダーはバッタがモチーフですし、スパイダーマンも言わずもがなです。
ただし、この世界では特にダサいとは言われず、それなりに受け入れられています。
たまに、「青い変なやつ」とは呼ばれていますが。。。
そして、主人公のアーサーも、ティックが手に入れたヒーローコスチュームを着ることになります。
そのグレーの格好もかなりダサく、完全に「おかしな子」です。
このスーツは「蛾(が)」を模しています。
また、ヒーローとしての名前を、思わず本名を名乗ってしまい、余計に生きづらくなります。
奇妙な魅力②
ティックは何者なのか?
画像引用元:Amazonプライムビデオ
当初、ティックの姿は悪人とアーサーにしか見えておらず、他の人間に見えていない様に映ります。
アーサー自身が精神に病を抱えているため、本人すらティックの存在は「妄想」と思ってしまいます。
実際には、他の人にも見えていて、事実、悪党を懲らしめています。
ただ、圧倒的に無邪気で、嘘をつけず、100%の正義感と善意のティックは、頭脳という点でアーサーをとても頼りにします。
実はティックは、アーサーと出会う以前のことをすっかり忘れています。
彼は、自分が「ティック」という名前のスーパーヒーローで、「アーサーのそばにいないといけない」、ということだけしか覚えていないのです。
つまり本人にすら、自分がどこから来て、何者なのかわかっていないのです。
とは言え、不安そうな素振りは全くなく、天真爛漫に常にポジティブなヒーローです。
イメージ的には、お笑い芸人のティモンディの高岸さんに似ています。
名探偵コナンとは真逆で、常に「見た目は大人、中身は子供」という振る舞いなのです。
奇妙な魅力③
意外と?まともなストーリー
これだけの奇妙なことがあるコメディながらも、ストーリーはかなりしっかりしています。
主人公のアーサーが子供の頃、大悪党のテラーが、当時の有名なスーパーヒーローを倒した際、父親が巻き込まれて亡くなります。
そのせいで、アーサーは心に深い傷を受け、大人になっても立ち直れずにいます。
15年前に、そのテラーの死亡が認められます。
ただし、その遺体は見つからず、歯の一部が残っていたことから判断されています。
そのため、アーサーは、実はテラーは生きていて、街で起こる凶悪犯罪全てを裏で糸を引いていると思い込み、調査を続けているのです。
そんな彼が出会った謎のスーパーヒーローが「ティック」です。
ティックと行動を共にする中で、アーサーにも専用のヒーロースーツが手に入ります。
彼は、嫌々ながらもそのスーツを身につけ、悪との戦いに巻き込まれていくことになります。
1話30分なので、とてもテンポが良く、ストーリーは毎回大きく進行します。
色々な箇所に、謎と伏線が張られていて、一度、観始めると続きが気になるドラマです。
「The Tick/ティック」全体と通した感想。
ネタバレにならないために、主にシーズン1のことを紹介していますが、シーズン2では、更にスケールが大きくなっています。
登場するスーパーヒーローたちの人数や、善も悪も組織が大規模になっています。
「ご近所ヒーロー話」だったものが、言わば、宇宙規模のアドベンチャーとなります。
正直なところ、恐らく打ち切りだと思います。
実際に、シーズン3につなげようと思えばできないこともないのですが、ちょうど良いところで終わっています。
何事も腹8分目が良いと思います。
全く本編には関係ないのですが、いきなり、ウーピー・ゴールドバーグがゲスト出演していて度肝を抜きます。
まとめ
今回は、Amazonプライムビデオのオリジナル海外ドラマ「The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~」の感想と、その奇妙な魅力についてご紹介しました。
「The Tick/ティック」の奇妙な魅力
①コスチュームがダサすぎる!!
②ティックは何者なのか?
③意外と?まともなストーリー
Amazonプライムビデオのオリジナルドラマは、攻めているものが多いせいか、残酷だったり、色気がありすぎたりします。
そういった作品は子供との視聴は難しいと思いますが、本作は大丈夫です。
馬鹿馬鹿しいコメディパートも充実しています。
1話あたり30分程度で、シーズン2で終了していますので、とても気楽に観られます。
ご興味を持たれた方は是非一度ご視聴ください。
Amazonプライム会員の方は無料で視聴いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
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