こんにちは、あとかです♪
みなさん、「プロファイリング」という言葉を聞いたことがありますか?
ざっくり言えば、様々な情報(証拠)を基に、犯人像やその行動を推測、特定することです。
私が、その言葉を初めて知ったのは、「クリミナル・マインド FBI行動分析課」という海外ドラマでした。
プロファイリングを専任とするFBIのプロファイラーチームを主人公としたこのドラマは、15年も続くロングヒットドラマでした。
さらに、2年後にはすぐにリバイバル版が制作され、今なお、人気となっています。
今回は、【おすすめ海外ドラマ】「クリミナル・マインドFBI行動分析課」の魅力とは【リバイバル再開!】について、ご紹介します。
※登場人物のやあらすじの紹介等で、一部ネタバレする可能性があります。
ご了承ください。
2023年3月追記・リライトしました。
「クリミナル・マインドFBI行動分析課」 とは
FBIの最強プロファイラー・ユニット「行動分析課(BAU)」のメンバーが様々な凶悪犯罪に挑む犯罪捜査ミステリーです。
アメリカのCBSネットワークにて2005年より放送を開始し、シーズン15の324話も続き、一旦ファイナルとなりました。
基本は、1話完結です。
毎回、最初か最後に著名人の格言や書物からの引用が、メインキャストの誰かによって語られることがお約束です。
そのエピソードの結末を予言めいたものだったり、教訓の様な内容だったりします。
年齢が高い人は、昔のアニメ「銀河鉄道999」の重厚なナレーション(原作漫画では巻物部分)を思い浮かべていただけたら、とても近いと思います。
その後のこのドラマの展開ですが、「クリミナル・マインド」はそのままで終わることはありませんでした。
2022年に「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション」としてリバイバル版が制作されていて、すでに再開しているのです。
あらすじ
FBIのプロファイル専門チームの「BAU」(Behavioral Analysis Unit=行動分析課)のメンバーが、FBIや地元警察からの要請でサポートをし、事件解決を目指します。
彼らの武器は、現場の状況や遺留物、様々な証拠から、犯罪者の心理を読み取り、行動や人物像を割り出す「プロファイリング」です。
彼ら、一流のプロファイラーたちがシリアルキラー(連続殺人鬼)や多くの凶悪犯を捕らえるために、全米各地を飛びまわります。
登場人物
既に降板済みのキャストもいますが、長期出演したメインキャストをご紹介します。
アーロン・ホッチナー
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
トーマス・ギブソン/吹替 森田順平
FBI監督特別捜査官で、BAUのリーダー。
連邦検察官の経験があり、弁護士の資格も持っています。
優秀なプロファイラーであり、同時に渉外的な能力や政治力も持ち合わせています。
性格は生真面目で、
仕事の鬼で、家庭を省みなかったことにより、離婚しています。
後に、離婚した元妻にも悲劇が起こり、一人息子のジャックを育てるシングルファーザーとなっています。
仲間から呼び掛けられる愛称は「ホッチ」
吹き替えは、森田順平さん。
俳優でもあり、私と同じ世代に方は「3年B組金八先生」の乾先生と言えば思い出せます。
ホッチナーはメインキャストでありながら、残念ながら、俳優自身のトラブルにより降板となりました。
その顛末については、お時間があれば、こちらをお読みください。
デレク・モーガン
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
シェマー・ムーア/吹替 咲野俊介
以前はシカゴ市警察の爆弾処理班の刑事でした。
情に厚く、心優しい性格で、軽薄そうな口ぶりでも、根は誠実で、チームのムードメーカーです。
被害者や、時には(同情すべき事情のある)加害者にも寄り添います。
分析官のペネロープ・ガルシアとの電話によるお遊びトークが絶妙です。
クリミナルマインドは降板済みで、現在は海外ドラマ「S.W.A.T」に主演しています。
こちらはトラブルでなく、円満な卒業です。
吹き替えは咲野俊介さんですので、完璧な安定感です。
ある意味、良い役しかできない声だと思います。
デヴィッド・ロッシ
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
ジョー・マンテーニャ/吹替 小川真司→菅生隆之
FBI監督特別捜査官で、特別捜査官より階級が上となります。
ホッチナーのプロファイリングの師であり、「伝説のプロファイラー」と呼ばれ、BAU創設メンバーの一人でもあります。
FBIを引退し、著作や講演などで悠々自適な生活を送っていたものの、10年ぶりに現場復帰します。
一歩引いた視点や、冷静な判断でチームを支える存在です。
エミリー・プレンティス
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
パジェット・ブリュースター/吹替 深見梨加
元は国際警察機構に勤務していたため、語学が堪能なFBI監督特別捜査官。
シーズン2からBAUに加入。
明るく、ユーモア溢れる言動の彼女ですが、ハードな状況下でも弱みを見せない強気さも持っています。
芯が強く、ホッチナーと意見がぶつかることもありましたが、強い信頼感も得ています。
その後、大きな事件に巻き込まれ、BAUを一旦去ることになります。
ドクター・スペンサー・リード
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
マシュー・グレイ・ギュブラー/吹替 森久保祥太郎
飛び級を繰り返した天才で、若干22歳でBAUに入りしています。
IQ187で、数学・化学・工学などの複数の博士号を持っています。
その若さから、周囲に軽んじられないようにホッチナーからは対外的な場合は「ドクター」をつけて呼ばれます。
速読能力が非常に高く膨大な資料を短時間で読み込み、事件の糸口を見つけ出すことが得意です。(紙ベースの資料に限ります)
当初は、聞かれたことに必要以上に喋りまくり、知識をひけらかすこともありましたが、後半になるにつれ、成長し、落ち着いてきました。
ジェニファー・ジャロウ(JJ)
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
A・J・クック/吹替 園崎未恵
主に現地警察との連絡調整や渉外を担当、つまりはマスコミに対し事件の情報の公開の可否や、次にBAUの扱う事件の選定が仕事でした。
それから能力が認められ国防省の仕事、さらにその後にはプロファイラーに昇進し、捜査官となります。
リードとの出会った当初は恋愛関係も考えられましたが、現在は完全に姉の様な存在で、お互いに家族の様な愛情を持っています。
ペネロープ・ガルシア
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
カーステン・ヴァングスネス/吹替 斉藤貴美子
FBI特別捜査官ではあるものの、基本は情報分析官です。
専用のコンピュータ室で、捜査官の依頼を受け様々な情報を収集、分析し、捜査を協力にサポートをします。
基本はその部屋から出ず、捜査官らとは電話のみのやりとりになります。
その際、モーガンとは、キツめの下ネタを含む軽口のやりとりをするのは、お約束であり、見所でもあります。
仕事上、見ないわけにはいかない悲惨な場面や残酷な死体写真を嫌い、気を晴らすために、派手なファッションや仕事場を飾り立てています。
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「クリミナル・マインドFBI行動分析課」の魅力
「プロファイリング」を定着させたドラマの元祖
「行動分析課」というのは実際のFBIにもあるそうですが、ここまで大きな部署ではないそうです。
ドラマにおける行動分析課の役割は、プロファイリングによって事件の犯人像やその行動を予測し、捜査に役立てることです。
元FBI捜査官のロバート・K・レスラーの著書「FBI心理分析官 ~異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記~」は有名です。
アメリカで有名なシリアルキラー(連続殺人鬼)のテッド・バンディ事やジェフリー・ダーマーの分析もドラマの中でも引用されています。
ドラマの最初の頃は、プロファイルに懐疑的な人も登場しますし、「サイキック(超能力)?」と揶揄する様な発言もされたりします。
現在では、すっかり定着した様に思います。
その功績はこのドラマにもある様に考えられます。
特にシーズン1〜2あたりのおいては、実際のプロファイリングした内容について丁寧に説明してくれています。
さらに、その解説にオーバーラップする様に、イメージ映像でも観せるので、さらにわかりやすくなっています。
そう言った工夫のおかげで「プロファイリング」について、このドラマのおかげでずいぶんわかった気がします。
ロングランドラマのキャストの入れ替え
「クリミナル・マインド」は、2005年から始まってシーズン15まで続きました。
つまり15年経過しているのです。
当然ですが、キャストも歳を重ねますし、ライフイベントや個人的なトラブルなども起こります。
前述のジェニファー・ジャロウ役のA・J・クックさんは、ドラマに出演中に2人のお子さんを出産しています。
お腹が大きくなることもそのまま撮影され、ドラマにおいてもジェニファー・ジャロウが2人の子供を出産する設定となっています。
その他、自身のキャリアアップのための円満な降板や、製作陣とのトラブルなどでの追放の様な形など、15年もあれば、メインキャストにも様々なことが公私に起こります。
もちろん単純な話、シーズン1から出演しているキャストは15歳、年をとるのです。
とは言え、このドラマは比較的入れ替えの少なかった印象です。
途中退場した人もちゃっかり帰ってきたりして、ずっと雰囲気が変わらずに観ることができます。
また、それだけ一緒にいれば自然と役者さん同士のファミリー感も醸成されていきます。
そのファミリー感も、このドラマが長く続いた理由かも知れません。
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
1話完結ミステリードラマの最高峰
「クリミナル・マインド」は基本的に1話完結です。
アメリカ中を文字通り飛行機で飛び回っては、その地域の警察に協力して事件を解決します。
アメリカドラマでは、ずっと1話完結形式のミステリードラマは流行っていて、その後も数多く作られています。
ただ、そのほとんどがここまでのシーズンを重ねることができません。
ところが、このドラマは15シーズンに至って大団円を迎えたばかりか、その2年後にはもうリバイバルされて、その続きが公開されているのです。
ほとんど登場人物が変わらないのに、ここまで続いている理由は、登場人物のキャラクターや、やはり扱う事件や犯人像の面白さがあると思います。
ただ、実際の事件を基にしたエピソードも多く、それだけに、かなりズッシリくる重たい話もありますし、救われない結末になることもあります。
それでも、BAUの面々が飛行機に乗って帰ってくるシーンで、何となく安心できている気がします。
そこで陰鬱とした気持ちもリセットできて、事件解決できたという安堵感だけが残るのです。
そう言った点で、1話完結ドラマとして、他のドラマがなかなか追随できないほど長期間にわたって、人気が継続できたのだと思います。
引用元:"Criminal Minds" - IMDb
まとめ
長年見続けているドラマの一つです。
近年、ロングランドラマが立て続けに終わった中、「NCIS」と並んで継続していましたが、残念ながら、2020年のシーズン15で終了となりました。
しかし、2022年にリバイバル版の製作され、「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション」というタイトルで10話が放送されました。
日本ではディズニープラスで独占配信されています。
しかも、シーズン2の制作も決定したとのこと!
まだまだ人気は続いています。
ご加入のVODサービスや、CS放送などで、機会があれば、ぜひ、ご視聴ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回!
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