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あとかのブログ

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【海外ドラマ】芸能人によるゲスト吹き替えが残念すぎる5作品

こんにちは、あとかです♪

私は、洋画や海外ドラマは、基本的には「吹き替え版」を視聴します。

そんな「吹き替え派」にとって天敵となるのは、時々販促のためにゲスト出演する「吹き替えの素人」です。

素人、と言っても、一般人という意味ではありません。

芸能人、タレント、芸人さん等、本来、吹き替えが本業でない方が、たいした訓練もせずに、声の出演をすることです。

周りのレギュラーは、プロの声優さん達ですから、その1人の声により、世界観がボロボロになります。

比較的、映画で起こる芸能人によるひどい吹き替え問題ですが、実は「海外ドラマ」でも見られます。

 

今回は、【海外ドラマ】吹き替え派には辛い!タレントによる吹き替えが酷すぎる5作品について、ご紹介します。

 

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海外ドラマ/芸能人ゲストによる残念な吹き替え

吹き替えで芸能人が起用される理由

私は、本業でない方の吹き替えが全部ダメだと思っているわけではありません。

俳優さんや芸人さんでも、吹き替えがとても上手な方も多いです。

 

アニメも勿論そうだと思いますが、日本語以外を喋っている生身の人間のセリフを吹き替えるのは、相当なテクニックと演技力が必要です。

耳で原音の英語音声を聞きながら、台詞の始まりと終わりのタイミングを合わせて、日本語の演技をするそうです。

想像するだけで混乱しそうです。

 

 「エレメンタリー ホームズ&ワトソン inNY」でホームズ役の三木眞一郎さんが、あるインタビューに答えていました。

「例えばですけど、『ごはん』という言葉を『ういろう』という言葉に吹き替える場合、『ごはん』の『ん』で口をつぐんじゃうときに、『ういろう』の最後の『う』を伸ばしちゃうと、口をつぐんでいないからアウトなんですよ。
でもセリフは変えられないので、そういうときには『ういろう』と言い終わった後に、音を引いて、飲み込むとか、そういうテクニック的なものがあるんです」

唇の最後の動きまで合わせることで、違和感を減らしているのです。

そういった訓練もせずに、海外ドラマ(洋画)の吹き替えなどできるわけはないと思います。

もちろん、声だけの演技が本業でない芸能人の中でも、吹き替えが上手な方も多くいらっしゃいます。

中でも、私は「シャーロック・ホームズの冒険」 のホームズ役の露口茂さんは、「至高の吹き替え」と思っています。

露口茂さんは、大ヒット名作刑事ドラマの「太陽にほえろ」に長く出演されていた、名優です。

それに、「クリミナル・マインド」のメインキャストのホッチナーも森田 順平さんという俳優さんです。

また、NHKで放送される海外ドラマは、芸能人による比較的上手な吹き替えが多い印象です。

古くは「アリーmyラブ」のアリー役の若村麻由美さんや、「冬のソナタ」の萩原聖人さん、田中美里さんも違和感を感じませんでした。

 

今回ご紹介するのは、それらとは真逆の、残念な吹き替えです。

そもそも、何故そんな「事故」が起きるのでしょうか?

当然、作品としての完成度を高めるためではなく、「宣伝のため」です。

その芸能人が出れば、テレビ、新聞、雑誌の取材が来て、勝手に広告を出しているのと同じになるからです。

そのため、その当時の旬な芸人さんや、一見派手なタレントさんが声の出演に起用されるのです。

彼らは勿論、オファーを受けただけですから、何も悪くありません。

制作者側の意図で、煽てられて出演しているだけでしょう。

そのため、出演後のインタビュー記事を読むと、「初めてにしては良くできた」とか、「〇〇の場面の演技は褒められた」と答えています。

とは言え、聞かされる方は溜まったものではありませんが。。。

 

今回ご紹介する海外ドラマの該当エピソードは、特に視聴をお勧めしているわけではありません。

このドラマを吹き替えで楽しんでいると、突然、ゲスト出演によりぶち壊されることがあるという、「注意喚起」と思っていただければ幸いです。

その回以外は、吹き替えで観ても、素晴らしい作品ばかりです。

 

芸能人によるゲスト吹き替えが残念すぎる5作品

元Wコロン(ねずっち、木曽さんちゅう)
:「メンタリスト/THE MENTALIST」シーズン1 最終話 

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

もはや、「誰?」となっている芸人さんですが、「メンタリスト/THE MENTALIST」シーズン1の最終話に出ています。

どの回でも許せませんが、最終話って。。。

次のシーズンに視聴者を引きつける気があるのでしょうか?

吹き替えについては、 結論から言えば、「ひどい」の一言です。

しかも、ゲストとは言え、出演シーンが結構多いです。

その一話の中では、ドラえもんで言えば、スネ夫ぐらいの順位です。

謎かけでちょっと流行った芸人さんですが、その当時でもそんなに影響があった様には思いません。

「Wコロン」のねずっち(左)と木曽さんちゅう(右)

画像引用元:https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/2/nid/3317.html

コロッケ:
「スコーピオン/SCORPION」 シーズン3 第1話

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

正直、そこまでは悪くなかったです。

知らずに観れば、コロッケさんとは、全く気づかなかったかも知れません。

実は、知ってから聞いても、よくわかりません。

軍人の役だったので、棒読みでも、わざとそういう演技にも思えるせいでもあります。

コロッケさんは、物真似のレパートリーが多すぎるので、「誰でもない声」にするための訓練に時間がかかったそうです。

 

本人のインタビューでも発言していましたが、ならば別にコロッケさんでなくてもよかったのでは??とは思いました。


コロッケ、海外ドラマ吹き替え初挑戦 ものまねではなく「唯一無二の声を作り出した」 海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン シーズン3」イベント1

 

次長課長 井上聡/成宮寛貴
:「スーパーナチュラル/Supernatural」シーズン1〜2

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

伝説の「スーパーナチュラル/Supernatural」の吹き替えです。

ゲストでなく、よりによって、主人公のディーンとサムを、それぞれ芸人の井上聡さんと、俳優の成宮寛貴さん(引退されたんでしたっけ?)が務めています。

大事故です。

ひどいことになっています。

2人だけ、隣の部屋から喋っているみたいな演技です。

例えば、紙芝居みたいに「画面に出ている人物と違う人が、外からセリフを言っている」感じです。

 

私はシーズン1の吹き替えで心がボッキリ折れてしまい、その後全く観ていませんでした。

気づいた時には、シーズン3以降は声の担当が変わっていました。

  • サム 成宮寛貴さん→内田夕夜さん
  • ディーン 井上聡さん → 東地宏樹さん

東地宏樹さんは、「BULL/ブル」のDr.ブル、「プリズンブレイク」のマイケルなど、低音のめちゃくちゃ良い声です。

制作側の反省がすごいのか、クレームがひどかったのか、急にちゃんとしすぎです。

ただ、これがやれるなら、なぜ最初からしなかったのか?は疑問です。

それなりに宣伝効果はあったのでしょうか。

残念ながら(?)Amazonプライムビデオで現在観られる吹き替え版は、再収録後の方でした。 

 

ちなみにDVDやBDには、シーズン1、2も新旧吹き替え両方を収録しているそうです。 


21世紀最狂最悪の吹き替え「スーパーナチュラル」(the worst dubbing)

 

叶美香
:「Dr.HOUSE/ドクターハウス」シーズン4 第11話

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

意外と、と言うか、そこまで悪くなかった様に感じました。

彼女自身が、真面目な性格なのかも知れません。

かなりの練習をされて臨んだのではないでしょうか。

ただ、ストーリーの中盤以降、声のプロたちに囲まれると、やはり浮いてしまいます。

それに、病に苦しむ演技は厳しいものがありました。

非日常の発声ですから仕方がないのですが。。。

若槻千夏
:「BONES 骨は語る」シーズン4 第22話

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

チョイ役なので目くじらを立てる必要はないのですが、 完全な宣伝要員ですね。

当時、若槻千夏さんが、雑誌で海外ドラマのことを書く連載を持っていた様です。

それなりの役で、それなりの出演時間でした。

寿司屋の店員さん役で、主人公たちとも絡みます。

他にも「BONES」は日本市場向けの仕掛けを色々取り組んでいて、シーズン5では松田聖子さんが出演されていました。

吹き替えでなく、本人が出演しています。

ちゃんと役名もあり、英語でセリフも喋っていました。

海外ドラマは、毎シーズン毎にリリースされるので、その度に販促を仕掛けないといけないので大変ですね。

 

 まとめ

今回は、【海外ドラマ】タレントによるゲスト吹き替えが残念すぎるワースト5についてご紹介しました。 

①元Wコロン(ねずっち、木曽さんちゅう):「メンタリスト/THE MENTALIST」シーズン1 最終話
②コロッケ:「スコーピオン/SCORPION」 シーズン3 第1話
③次長課長 井上聡/成宮寛貴:「スーパーナチュラル/Supernatural」シーズン1〜2
④叶美香:「Dr.HOUSE/ドクターハウス」シーズン4 第11話
⑤若槻千夏:「BONES 骨は語る」シーズン4 第22話

 

残念な吹き替え自体は、最近の海外ドラマでは、かなり減ってきました。

かつては、芸能人に出てもらって、マスコミにちょっとでも取り上げられると言うことは、それなりに効果があったのでしょうね。

最近では、安易な吹き替えキャスティングは、宣伝になるよりも、ネットでの悪評の方が影響も大きいと思います。

そのせいか、映画での酷すぎる吹き替えも、一時期に比べるとずいぶんマシになった様に思います。

 

それでも、絶対に許せない「芸能人によるゲスト吹き替え」って、記憶に強く残ってますよね?

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

それでは、また次回!

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