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【Netflix】韓国ドラマ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」の感想とおすすめポイント

こんにちは、あとかです♪ 

「復讐」ものと言うジャンルの作品は、ずっと昔から、小説や映像作品、漫画でも多くの名作が存在します。

古くは、アレクサンドル・デュマの「巌窟王」(「モンテ・クリスト伯」)や、映画にもなった 湊かなえの「告白」等の小説、キアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック」もそうですね。

主人公が復讐をすることを、読者(視聴者)が応援するためには、それなりの理由が必要です。

つまりは、主人公自身が凄惨な復讐を果たしても良いと思われるほど、まずはひどい目に遭わされなければいけないのです。

 

今回は、そんな復讐劇の傑作【Netflix】韓国ドラマ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」の感想とおすすめポイントご紹介します。

ネタバレ等は極力していませんが、あらすじや登場人物紹介等で一部記載されています。

ご了承ください。

 

画像引用元:Netflix

 

【Netflix】韓国ドラマ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」の感想とおすすめポイント

「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」とは

韓国ドラマ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」は、2022年12月にNetflixオリジナル作品としてシーズン1が配信されました。

また2023年3月にシーズン2が公開され、1話あたり約50分程度で、合計16話にて完結しています。

2023年3月のNetflixの視聴者数では日本を含むアジア各国で1位、その他世界各国でも上位にランクインしています。

 

あらすじ

2004年、通っていた高校の体育館はムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)にとっては最悪の思い出しかありませんでした。

パク・ヨンジン(イム・ジヨン)をリーダー格に5人の同級生から激しい苛め、虐待を受けていたのです。

そして、加害者たちとその親の力により、被害者であるはずのムン・ドンウンの方が退学をせざるを得なくなってしまうのでした。

心と身体に深い傷を残したムン・ドンウンでしたが、やがて彼らへの「復讐」だけを人生の目的に生きることになりました。

賃金の低い仕事で働いてお金を貯めながら、高校卒業資格を得て、大学に進学します。

そこから、自らの能力を高めながら、人脈を広げ、着々と準備を進めていくのでした。

彼女は小学校の教師となり、35歳となりました。

そしてついに、標的である「苛めの加害者」5人の目の前に再び姿を現したのです。

そこから、ムン・ドンウンの輝かしい「復讐」劇が始まるのでした。

 

画像引用元:IMDb

 

登場人物

ムン・ドンウン

画像引用元:IMDb

ソン・ヘギョ/日本語吹き替え 志田有彩

本作の主人公。

ある目的のために、現在、小学校教師の職に就いています。

高校時代、壮絶ないじめを受け、我慢を続けていたものの、結果、自主退学することになります。

それから10年以上もの歳月をかけて、その苛めの加害者グループに執念深く復讐計画を実行していきます。

常に表情を変えず、楽しんで笑うことはほとんどありません。

それは、心から笑ってしまうと、自分の復讐の強い気持ちを薄めてしまう気がするからだったのです。

 

チュ・ヨジョン

画像引用元:IMDb

イ・ドヒョン/ 日本語吹き替え 中村源太

形成外科の医師。

研修医時代にムン・ドンウンと知り合い、その後、彼女の復讐を協力する様になります。

偶然彼女の復讐に関わる様になったかと思われましたが、実は彼にも過去の因縁があったのでした。

 

協力者:カン・ヒョンナム

画像引用元:IMDb

ヨム・ヘラン/日本語吹き替え 喜代原まり

ムン・ドンウンの復讐の協力者。

家政婦として働いていた際に、ムン・ドンウンの復讐のための諜報行動に気づき、秘密を守る代わりにある交換条件を持ちかけます。

彼女は夫から、彼女の娘とともにDV被害を受けていました。

その夫の殺害と引き換えに、彼女はムン・ドンウンの復讐に献身的に協力するのでした。

 

 

復讐対象者

いじめグループのリーダー:パク・ヨンジン

画像引用元:IMDb

イム・ジヨン/日本語吹き替え 弘松芹香

ムン・ドンウンを高校時代に激しく苛めていたグループの首謀者です。

現在は、有名なテレビのお天気キャスター。

学生の頃から上昇志向が非常に強く、ステータスの高い金持ちと結婚することを目標としていました。

実際にその通りの人生を歩み、現在は建設会社の社長の妻の座に収まっています。

裕福な家庭と可愛い娘、誰からも羨ましがられる毎日を送っています。

 

チョン・ジェジュン

画像引用元:IMDb

パク・ソンフン /日本語吹き替え 白川周作

高校時代に苛めをしていたグループの一人。

ムン・ドンウンの復讐の対象となっています。

現在はゴルフ場の経営者で、社内外、特に女性に対して、暴君として振る舞っています。

彼は遺伝性の色覚異常を抱えており、特に赤い色を見分けることが困難になっています。

この視覚の障害はストーリーに大きな影響を及ぼします。

高校時代はスカした2枚目で、いじめに対してもどこか傍観者風でしたが、大人になって、しっかり嫌な人間になっています。

 

チェ・ヘジョン

画像引用元:IMDb

チャ・ジュヨン/日本語吹き替え 木村涼香

苛めグループの一人で、現在はCA(客室乗務員)。

実家はセルフランドリー店の経営で、苛めグループの中では、かなりステータスが低いため、グループ内では下に見られています。

それでも、他のメンバーから服や装飾品を借り、SNSに華やかな生活に見せた写真をアップすることで溜飲を下げています。

高スペックの男性との結婚で、一発逆転を目指しています。

彼女自身、いじめの対象が他にいなければ、苛められてもおかしくなかった存在です。

それだけに鬱屈したものも抱えています。

 

イ・サラ

画像引用元:IMDb

キム・ヒオラ/日本語吹き替え 舩津丸葵

苛めグループの一人で、現在は抽象画のアーティストとなっています。

実家は、教会で、父親が牧師として多くの信者を集めています。

フランスに留学していた頃から、彼女は重度の薬物中毒となっており、両親が無理やり韓国に連れ戻してからも不安定な状態が続いています。

ソン・ミョンオ

画像引用元:IMDb

キム・ゴンウ/日本語吹き替え 山崎正臣

苛めグループでは、虐待の実行役を担っていました。

高校時代から首にタトゥーを入れていて、性格は粗暴。

経済的には他のメンバーより恵まれておらず、大学にも行けず、大人になった彼は同級生だったジェジェンの運転手として汚れ仕事も請け負っています。

また、裏社会にも関わり、サラの麻薬の調達人としても動いています。

 

韓国ドラマ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」の感想とおすすめポイント

復讐のカタルシスを味わえる

「復讐もの」としては、とてもシンプルで、わかりやすいストーリーです。

「苛め」という言葉を本記事でも使っていますが、そんなものではありません。

主人公に対して行われるのは、「虐待」であり「暴行」です。

身体的、精神的にも一生残る傷を負わせているのです。

「もし自分の子供がそんな目に遭ったら?」、そう考えるだけで怒りが込み上げてきます。

当然なのですが、その怒りの感情が強くなればなるほど、主人公の行う「復讐」に対する応援の気持ちも高まります。

そして、そのことは直情的な反抗ではなく、主人公が綿密に練り上げ、人生を賭けた復讐であることの説得力にもつながります。

全16話で、4人の直接の苛めの加害者に復讐を実行していきます。

当然、思わぬトラブルや、反撃にも遭って、全てトントン拍子と言うわけにはいきません。

それだけに、主人公の計画がうまくハマったシーンには、視聴者としても一緒にカタルシスを感じることができるのです。

復讐と言っても、標的を殺してしまいたいわけではありません。

人道的と言うわけでもなく、そんなに一瞬で終わらせたいほどの恨みではないのです。

長時間、ずっと後悔し続けさせること、それが本当の復讐なのです。

そして、ある人物が、主人公ムン・ドンウンに投げかけた言葉が、とても重いものとなります。

「この復讐をやり遂げたら、あなたは幸せになれますか?」

そして、彼女の答えが、この作品の大きなテーマともなっているのです。

 

画像引用元:IMDb

完結済みの安心感

本作品はシーズン2、全16話で完結しています。

テレビ放送の韓国ドラマや欧米の海外ドラマと比較すると、ずっと短い話数です。

その分、登場人物も限られていて、ストーリー展開もとてもテンポが良い作品です。

また、主人公の復讐の物語は、最後まできっちり語られています。

もちろん、この後で、スピンオフや無理やり続けようと思えばできます。

でも、ちょうど良い落とし所だと思います。

主人公の高校時代の凄惨な苛め描写と18年間にもわたる入念な準備と復讐を軸に、物語は進行しています。

また同時に、主人公側についた人たちの人生にも、良い意味で大きな影響が起き始めます。

言わば、勧善懲悪なストーリーだと思います。

確かに苛めの描写は、観ていてかなり辛いものです。

それでも、これまで私が観た韓国ドラマのリアルすぎる「痛さ」や「血みどろ」の描写から考えると、ずっとマイルドです。

だからと言って、気楽に観ていられるシーンではありませんが、その「原因」があるからこそ、結末まで興味を持って見守ることができました。

計画がはまっていくと言う爽快感もたまりません。

 

悪人たちの描写

私の観ている韓国ドラマが偏っているせいかも知れませんが、お金持ちは、こぞって「嫌なヤツ」です。

大抵、主人公の敵対側に描かれることが多いので、権力や財力を傘に、様々な妨害や隠蔽を繰り返します。

高校時代の苛め加害者たちの恐ろしさは、「そんなに悪いことはしていない」と思っていること。

そして、何十年も前の「もう終わったこと」になっていることです。

話数が限られているせいもあるかも知れませんが、復讐の標的達の反撃は、実はほとんど大したことがありませんでした。

それは、大人になった彼らは、その本質が高校時代とほとんど変わっていないから、なのだと思います。

つまりは、いつまで経っても甘え根性があり、人任せなのです。

 

このドラマの苛め描写は実際に起こった事件が参考になっているようです。

その事件とは、2006年、ある中学校で、同級生たちにヘアアイロンや安全ピンなどで暴行され、腕や足、胸に傷害を負わされたと言うものでした。

「温度チェック」などと称して、熱くなったヘアアイロンを直接皮膚に押し当てると言う決して許されるべきでない残虐な行為です。

ドラマとは直接関係があるわけではありませんが、その被害者ご本人が、今でも元気に、前向きに暮らしていることを願っています。

 

画像引用元:IMDb

 

 まとめ

今回は、【Netflix】韓国ドラマ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」の感想とおすすめポイントについてご紹介しました。

 

韓国ドラマ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」の感想とおすすめポイント       

  1. 復讐のカタルシスを味わえる
  2. 完結済みの安心感
  3. 悪人たちの描写

「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから! 

 

率直に言えば、面白かった!

16話ですが、一気に観ることができました。

苛めの嫌なシーンは飛ばしながらでも良いとは思います。

でも主人公と一緒に「復讐心」を高めるには、ある程度我慢して観ておいたほうが良いでしょう。

ちょっと辛いですが。。。

 

本作品はNetflixにて「16歳以上」のレイティングが設定されています。

確かに、凄惨なシーンや暴力的なシーンが時折流れます。

お子さんとのご視聴はご注意ください。

 


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Netflixに加入済みの方、是非お試しください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた次回!

 

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