こんにちは、あとかです♪
海外資本のVODで、以前と比べて日本制作の作品も数多く配信されるようになってきました。
また、近年ではディズニープラスの「SHOGUN 将軍」のように、日本の時代劇も世界に評価されています。
今回は、そんな日本の時代劇、【Netflix】ドラマ「イクサガミ」は色々なヒット作のいいとこ取り?【あらすじ&レビュー】について、ご紹介します。
ネタバレ等は極力していませんが、あらすじや登場人物紹介等で一部記載されています。ご了承ください。

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【Netflix】ドラマ「イクサガミ」は色々なヒット作のいいとこ取り?【あらすじ&レビュー】
「イクサガミ」とは
「イクサガミ」(英題”LAST SAMURAI STANDING”)は、Netflixのオリジナルドラマとして、2025年11月13日から世界同時配信されました。
1話あたり50分程度で、6話でシーズン1は完結しています。
監督は藤井道人さん。
プロデューサーの一人に、主役の岡田准一さんも名を連ねています。
本作は配信直後から、世界的にヒットしているようです。
配信最初の週でNetflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で2位を獲得。
11の国と地域で首位、さらに世界86の国と地域で週間TOP10入りを果たしていると発表されました。
もちろん日本のランキングでも1位を獲得しています。
原作小説「イクサガミ」は、今村翔吾さんによって書かれ、2022年から発刊、本編としては全4巻で完結しています。
漫画化や、著者本人による脇役の登場人物を主人公にしたスピンオフ作品も発表されています。
あらすじ(NetFlixドラマ版)
「武士」が現れて950年、時代は明治時代となり、鉄砲や大砲といった近代兵器の前に、刀1本で戦う彼らの存在価値は、もはや時代遅れとなっていました。
刀や職、あらゆる権限を奪われた「士族」と呼ばれる元武士たちは、生活にも困窮し、彼らの自尊心はズタズタとなっていくのでした。
嵯峨愁二郎 (さが しゅうじろう)は、かつて「人斬り刻舟(こくしゅう)」と呼ばれた無敵の剣客でしたが、この時代では生きることで精一杯の毎日でした。
その上、家族が不治の病であるコロリにかかり、お金がどうしても必要となるのでした。
そんなある日、全国で大量に配布された豊国新聞に「武技に優れたものに、大金を得る機会を与える」との謎の広告が掲載されました。
思い立った愁二郎は、指定された京都天龍寺に足を運び、そこで「蠱毒(こどく)」と呼ばれる奇妙な武芸大会に、命をかけて参加することになったのでした。

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武芸大会「蠱毒」とは
そもそのも「蠱毒(こどく)」は、古代中国に伝わる呪術の一つです。
中でも有名なのは、「蛇、蛙、百足、蛾などの生き物を一つの壺の中に閉じ込め、互いに争わせた後、生き残った最強のものが神霊となる」というのものです。
本作品で使われる「蠱毒」という大会では、5月5日に京都に集められた腕に覚えのある元武士達には、無事に勝ち残った者には、賞金として大金(十萬円)が約束されます。
そんな彼らには、まず一人ずつに番号が書かれた「木札」を首にかけることを指示されます。
そして、「七つの掟」を遵守しながら生き残りをかけた戦いを始めることになるのでした。
「七つの掟」とは、
一つ 東海道を巡り(明治政府のある)東京を目指すこと
二つ 東海道の七つの関所を必ず通ること
三つ 関所を通る度に必要な点数を集めること(不足する場合は通過できない)
四つ 誰にもこの「遊び」(大会)を話してはいけない
五つ 1ヶ月後の6月5日には、必ず東京に到着していること
六つ 途中での離脱禁止(首にかけた木札が10秒間外れると離脱と見做される)
七つ 掟を破った者には相応の処罰が与えられる(=死💀)
各関所の通過のために必要な「点数」とは、参加者それぞれに渡された「木札」の枚数となります。
ゴールに近づくにつれて、必要な「点数」は、2点、3点、5点……と次第に多くなっていきます。
つまりは、ゴールの東京にたどり着くためには他の参加者の木札をどうにかして奪いながら進まなくてはならないのです。
ちなみに、ゴール直前の「武蔵国品川」の関所で必要な点数は30点。
大金のかかった大会で、参加者が簡単に木札を渡すわけはありませんので、お互いに傷つけ合いながら、生き残った者の勝利となります。
かくして、時代に取り残された生き残りの武士達は、中国呪術の「蠱毒」の壺の中に閉じ込められた虫達のごとく、お互いに喰らい合う運命となったのでした。
登場人物
嵯峨 愁二郎(さが しゅうじろう)/岡田 准一

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本作の主人公。
子供の頃は孤児であり、彼を拾った師匠の元、京都の鞍馬山で最強剣技の「京八流」の後継者の一人として厳しい修行にあけくれて育ちました。
鞍馬山を抜け出した後、戊辰戦争など幕末時代を、「刻舟(こくしゅう)」と呼ばれる人斬りとして名を上げていました。
ただ明治維新の後、刀の仕事を奪われる生活となり、貧しいながら、家族と普通の生活で、穏やかに過ごすはずでした。
ところが、疫病のコロリで最愛の娘を亡くし、残された妻と息子も病に犯されてしまします。
そのため、謎の武芸大会「蠱毒」を本心では怪しみながらも、大金に惹かれ、参加することになります。
演じる岡田准一さんは、映画「ザ・ファブル」 等でも有名な、自他ともに認めるアクション俳優と言っても良いと思いますが、今作でもその躍動振りは如何なく発揮されています。
時代劇もNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」や映画「天地明察」「燃えよ剣」等でも演じていてお手のものです。
個人的にも結構、好きな役者さんです。
最初に観たのは、宮藤官九郎さん脚本のTVドラマ「木更津キャッツアイ」でした。
懐かしい!
香月 双葉(かつき ふたば)/藤﨑 ゆみあ

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「蠱毒」参加者の一人
母親がコロリにかかり、賞金を求めて「蠱毒」に参加しています。
そこで偶然出会った愁二郎と行動を共にするようになります。
演じている藤﨑ゆみあさん自身も十代ではありますが、主人公達が他の参加者から彼女を指して「子供連れ」と言われているのは若干違和感あります。
でも、原作小説では12歳の設定なんですね。
柘植響陣 (つげ じょうげん)/東出 昌大

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関西訛りの怪しげな人物。
腕は立ち、変装や諜報活動、隠密行動に長けています。
やや強引に愁二郎と同盟を結び、同行することになります。
本心や、敵か味方かも定かでない人物です。
演じているのは東出昌大さん。
何やかんやあって、一時期若干露出は減りましたが、「コンフィデンスマンJP」のボクちゃん 役は良い味出してました。
「コンフィデンスマンJP」も何やかんやあって、新作の話も聞かなくなりました。
残念です!
衣笠 彩八(きぬがさ いろは)/清原 果耶

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主人公愁二郎と義兄弟として共に育てられた「京八流」の後継者の一人。
八人の義兄弟の中では最も若年で、唯一の女性でした。
愁二郎が失踪の後、鞍馬山から逃走しました。
師匠から命を狙われています。
演じている清原果耶さん、何かの作品で観た記憶があったので調べてみたら、2021年NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の主人公でした。
槐(えんじゅ)/二宮和也

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「蠱毒」主催者側の人物
京都天龍寺での大会説明や開始を宣言しました。
舌を鳴らすのが癖で。
おだやかな表情をしながら、冷酷な行いを平気で実行できる謎の人物です。
演じる二宮和也さん。
とても良いです。
今作では悪役と言っても差し支えないと思いますが、こういう役もとても合っています。
以前、TBSテレビ系日曜劇場「ブラックペアン」で演じた医師の渡海先生のような、ダークヒーローうまいですね。
それにしても、この方って、40歳超えてるんですよね。
若さが全く衰えない、驚異的です。
カムイコチャ/染谷 将太
蠱毒の参加者の一人でアイヌの民。
弓の使い手で、子供は傷つけない主義
貫地谷 無骨(かんじや ぶこつ)/伊藤 英明
蠱毒の参加者の一人。
暴力や殺人を好み、乱暴者。
愁二郎と過去に因縁があり、命を狙います。
大久保 利通(おおくぼ としみち)/井浦 新
明治政府の内務卿で実質的な政治のトップ。
「蠱毒」の動きに、士族の反乱や蜂起を懸念し、政府として対処します。
川路 利良(かわじ としあき)/濱田 岳
大久保等同じ薩摩藩出身で、明治政府では内務省警視局長を務めています。
「蠱毒」の騒動を察知し、政府に報告、捜査にあたっています。
京八流の師匠/宇崎 竜童
愁二郎ら八人の孤児を自分の後継者として育て上げます。
その流派は一子相伝であることから、子供達に争わせようとし、候補者となった子供達の逃亡の引き金となります。
「イクサガミ」のレビューとおすすめポイント
★★★★★☆☆(星5つ)
シーズン1ということで、当然物語は完結していませんが、導入部分としてはとても良かったです!
今後シーズン2が配信されれば、必ず視聴すると思います。
物語の性質上、出てきた登場人物がバタバタと退場しますが、それもテンポにつながっていて、飽きることがありませんでした。
特に、他作品では主演を務めるような有名俳優が何人も出演しているのですが、出てきた途端、あっという間に退場することもあり、展開が読めません。
アクションシーンや殺陣についても、しっかりエンタメになっています。
特に、主人公のクライマックスシーンや、宿場町での乱闘シーンは、カメラをどう動かしてるの?と思うほど、迫力十分です。
後述しますが、色々既視感のある設定やシーンがあり、そこが好みが分かれるかも知れません。
それでも、最近の「SHOGUN」に続いて、世界に誇れる新しい日本作品だと思いました。

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様々なヒット作の既視感が
少し内容のネタバレになるかも知れませんので、ご注意ください。
(気になる方はこの項を飛ばしてください)
私は、まず全体的には、「バトルロワイヤル」+「イカゲーム」「カイジ」を彷彿とさせられました。
「謎の運営者によって集められた他人同士が殺し合いのデスゲームを行う」というプロットなので、仕方がありません。
もう1点、VIP達がその残酷な戦いの様を、安全地帯から俯瞰で楽しんで観ているということも類似点です。
染谷将太さん演じるアイヌの弓の戦士が登場するという一点ですが、「ゴールデンカムイ」も思い浮かびます。
時代背景も明治時代と大正時代と近いこともあると思います。
また、一緒に兄弟のように育てられた孤児達が、一人に絞るために殺し合いを命じられるのは、完全に「あずみ」です。
「あずみ」では、本当に仲間同士での殺し合いを始めますが、本作では最強だった主人公が逃亡することで、それを回避しています。
原作者の今村翔吾さん自身のコメントによれば、山田風太郎さんによる伝奇時代小説「甲賀忍法帖」に影響を受けているとのこと。
また、戦いながら旅を続けるという設定は荒木飛呂彦さんの長編漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第七部「スティールボールラン」の影響が大きいと書いています。
この2作品の影響については、視聴していて私も感じました。
私は11歳から時代小説ばかり読んできました。イクサガミを書くに当たって影響を受けてるとすれば、世界で初めて能力バトルを考えたとされる山田風太郎の『甲賀忍法帖』です。
そして今、時代小説を代表するフォーマットの【股旅物】がほんとに流行らないと言われていましたので、やり方次第じゃないかな?と、旅をテーマにしました。
こちらは時代小説よりも、荒木飛呂彦先生の『スティール・ボール・ラン』(私が最も好きなジョジョ7部)の影響が大きいです。
ちなみによく『イカゲーム』って言われますけど、私もう書いて原稿渡してましたけどね。笑
— 今村翔吾 (@zusyu_kki) 2025年11月15日
あっちも面白いけどね!
https://x.com/zusyu_kki/status/1989488991826292915?s=20
では、他のヒット作と似ているからと言ってつまらないか?と言うと、決してそうではありません。
むしろ視聴済みの人同士、ストーリーとは別に「あそこは〇〇に似てたよね」とか言いながら、ワイワイ感想を言い合える気がします。
例えば、下の引用画像の場面は、Netflixドラマ「今際の国のアリスシーズン3」に既視感のあるシーンがあります。

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豪華すぎるキャストと無駄使い
「多人数によるデスゲームバトル」という性質上、主人公以外の多くのキャストは敗北=退場することになります。
つまりは、どんなに有名な俳優であっても、全員が最後まで出演することはないということになります。
「蠱毒」参加者だけでも、人物紹介に挙げたキャスト以外に、
山田孝之さん(Netflixドラマ「全裸監督」他多数主演)
一ノ瀬ワタルさん(Netflixドラマ「サンクチュアリ」主演)
玉木宏さん(映画「ゴールデンカムイ」他多数出演)
横浜流星さん(映画「国宝」主演)
が出演しています。
ネタバレはしませんが、山田孝之さんの出演シーンには思わず笑ってしまいました。
完全なる一発ネタ!?
それ以外でも、吉岡里帆さん(ディスニープラス「ガンニバル」出演)が主人公の妻の役であったり、ミュージシャンの岡崎体育さんが良い役で出ています。
阿部寛さん(主演・映画ドラマ多数)は、1度目に観ている時には、実は全く気づいていませんでした。
風貌が全く違っていて、それでいて、とんでもない存在感を示しています。
これだけのキャストが集められ、その上、無駄遣いができるのはNetflixの巨大資本の強みだと思います。
↓初見で誰か、わかります?

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シーズン2への期待
今作のシーズン1は、全6話でした。
50分×6話で3時間ほどということもあり、あっと言う間に視聴できました。
短かったなあというのが正直な感想です。
前半部分の多くは人物紹介に当てられるため、どうしても話が進みません。
またその人物紹介もバタバタしている感もあり、そこまで深堀りされないまま退場してしまう感じでした。
「鬼滅の刃」のような登場人物の退場時に余韻を残すことをしないと、敢えて狙っているのかも知れません。
それでも駆け足に感じることも何箇所かありました。
最近の劇場公開の映画が3時間を超えるものも珍しくありませんし、あと2話くらいあっても良かったかも。
今作の終わり方にしても、その後のヒットを見ても、必ず次回シーズン2が制作されると思います。
シーズン2には8〜10話くらいでじっくり進めてもらえたら、満足度がさらに高まるのでは?と思いました。
是非、豪華キャストとその無駄遣いも続けてほしいです。

画像引用元:IMDb
まとめ
今回は、【Netflix】ドラマ「イクサガミ」は色々なヒット作のいいとこ取り?【あらすじ&レビュー】についてご紹介しました。
本作品はNetflixにて「16歳以上」のレイティングが設定されています。
暴力的なシーン、流血シーンも多々ありますので、お子さんとのご視聴にはご注意ください。
他作品との既視感があるのも、楽しめる要素の一つかも知れません!
Netflixに加入済みの方、是非お試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回!
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