こんにちは、あとかです♪
Amazonプライムビデオでは、映画や海外ドラマなどとともに、様々はオリジナルコンテンツも配信されています。
中にはお笑いやバラエティのカテゴリーの番組も製作、配信されています。
最近の地上波のテレビでは、スポンサーの手前、なかなか難しくなった「攻めた」企画が多いのも特徴です。
中でも、ダウンタウンの松本人志さんが企画した「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」は7シーズンも続く人気コンテンツです。
その「ドキュメンタル」のフォーマットが輸出され、海外でも製作されています。
「LOL」(”Last One Laughing”)というタイトルで、現在、日本で配信されているのは、メキシコ版とオーストラリア版です。
今回は、【海外版「ドキュメンタル」】「LOL」の日本版との比較と感想【Amazonオリジナル】について、ご紹介します。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
【海外版ドキュメンタル】「LOL」”Last One Laughing"の比較と感想【Amazonオリジナル】
「ドキュメンタル」とは
正式には、「HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル」というタイトルで、2016年からAmazonプライムビデオのオリジナルコンテンツとして配信されています。
毎回参加者を変え、現在7シーズンまで配信され、2020年8月にシーズン8が配信される予定です。
ダウンタウンの松本人志さんが企画し、10人の芸人達が、密室の中でお互いを笑わせ合うというお笑い真剣勝負です。
笑った人間は失格となり、1人ずつ退場となっていくという、サバイバルゲームでもあります。
地上波テレビでは絶対できない企画で、そのため下ネタ、全裸が頻繁に出てきます。
下ネタ等が苦手な方や、お子さんとのご視聴はやめた方が良いと思います。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
基本構成
参加招待
招待される芸人に、1人ずつ松本人志からの手紙が送られます。
強制ではなく、辞退も可能で、参加資格は参加費の100万円を用意すること。
まず、会場に1人ずつ参加者が集ってくるシーンから始まります。
参加者同士、自分以外に誰が参加してくるか知らされていないため、ドアが開いて他の参加者が登場する度に、大きなリアクションが観られます。
基本ルール
密室に閉じ込められた制限時間6時間で、相手を笑わせて、自分が笑わないこと。
最期に残った1人が優勝となります。
それぞれが持ち込んだ小道具や、その場にある物は使ってもよく、基本は自由に発言できます。
笑った場合、1度目は「イエローカード」、2回目は「レッドカード」となり、退場となります。
微妙な場合、レッドの一歩手前として「オレンジカード」も存在します。
判定は、スタッフと共に複数台のカメラで監視している松本人志自身により行われます。
シーズンが進むに連れて、少しずつルール改正や追加が行われています。
退場になった者の刺客化(ゾンビ制度)や、スマホの持ち込みによる写真や動画などの利用、ポイント制などです。
優勝賞金は1000万円
参加者が一人100万円ずつ用意し、さらに松本人志が100万円足すことで1100万円として、(本人の拠出した分を除く)1000万円の賞金を手にすることができます。
全員が出した分をそのまま受け取ると問題(賭博にあたる)があった様で、途中から、参加費は一旦番組側が全部受け取って、別の優勝賞金が用意されることになりました。
もちろん同額の1100万円です。
番組の性質上、ネタバレとなるため、「M-1グランプリ」の様に、「ドキュメンタル優勝者」になったとしても、一般に名乗ることはできません。
ただ、芸人さんや業界の視聴率が高いので、この番組で優勝することはかなりの名誉になる様です。
メキシコ版「ドキュメンタル」
画像引用元:Amazonプライムビデオ
2019年
1話30分程度/全6話
メキシコで製作されたドキュメンタル、「LOL」(”LAST ONE LAUGHING”)です。
6時間と言う時間の中で、密閉された空間で10年の芸人がお互いを笑わせ合い、最後に残った者が優勝というルールは全く一緒です。
松本人志にあたるのが、アイキャッチ画像の男性です。
彼は、エウヘニオ・デルベスというコメディアンで、数多くの映画に出演、製作されている方らしく、参加者にそれなりに敬意を持たれています。
日本版との相違点
フォーマットは完全にそのままで、メキシコのお笑い芸人さんたちが、お互いに笑わせ合います。
最初に参加者に招待状を送るのも一緒です。
シーズンが続き、どうしても本家(日本版)は、だんだんマンネリ化してきています。
その点、メキシコ版は圧倒的に新鮮です。
何しろ、出てくる芸人さんを1人も知らないので、次に何をするか(言うのか)全く読めません。
字幕で観ても笑える部分があって、どの国でもやっぱり芸人さんも面白いなぁ、と感心します。
ただ、日本的な会話芸や、団体芸は、あまりありません。
ちょっと下ネタが多く、一発芸の投げっぱなしも結構あります
そういったことは日本版も同じなので、笑いの原点とはそう言ったものかも知れません。
積極的な笑いの攻撃が少ない?
お互い積極的に笑わせに行かない感じがしました。
変装や奇声みたいなことで、笑い待ちというか。
国民性なのか、ここに集まった参加者がそういうタイプだったのかわかりませんが、少しグダグダな場面もありました。
その点で、「積極的に攻めていない参加者も退場」というサドンデスルールは良かったと思います。
退場者の扱い
失格となり、退場となった参加者は、主催者(エウヘニオ・デルベス)のモニタールームに集まってきます。
一緒に、残った参加者達の戦いをモニターすることになります。
このシステムは、とても良いと思います。
タイトル通り、みんなで「ドキュメンタリー」を観ている気分になります。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
賞金の違い
ちなみに、日本では、参加費は1人100万円ずつで1000万円の賞金ですが、メキシコ版は1人10万ペソずつで、100万ペソの賞金です。
1メキシコ・ペソは、日本円で6円くらいですので、およそ60万円の参加費で、賞金は600万円くらいということになります。
物価の違いや、キリの良い金額ということなのでしょう。
オーストラリア版「ドキュメンタル」
画像引用元:Amazonプライムビデオ
2020年
1話30分程度/全6話
オーストラリア版ドキュメンタル、「LOL」(”LAST ONE LAUGHING”)です。
松本人志にあたるのは、アイキャッチ画像の女性(レベル・ウィルソン)です。
レベル・ウィルソンはコメディアンの様ですが、笑い方がとても心地良くて、好きでした。
豪快ですが、聴いていて楽しくなる笑い声です。
日本版との相違点
メキシコ版同様、フォーマットは、日本版をほぼ踏襲しています。
日本版で途中から導入された「ゾンビ投入」も採用されています。
退場になった参加者が、再び笑わせるためだけに復活するのです。
イエロー(レッド)カードの演出
日本版では、参加者がギリギリまで笑いを堪えたり、思わず吹き出してしまうシーンが流れます。
オーストラリア版では、主催者が指名するまで、視聴者にもわからない様に編集されています。
緊張感が高まりますし、この演出は、是非日本版にも取り入れて欲しいと思います。
オリジナルルール
オリジナルで、それぞれに「ジョーカーカード」が配られました。
このカードを使った人を、参加者全員が注目しないといけないというルールです。
一挙に何人も笑わせることも可能になり、大逆転にもつながるかも知れません。
笑いのツボ
オーストラリアの芸人さんの「笑い」が、メキシコ版に比べると、何となく日本版に近い気がします。
メキシコ版と比べると、日本人である私にも、素直に笑える部分が多い印象です。
字幕では、ニュアンスを完全に理解できていないかも知れませんが、「会話の笑い」も多く、スマートです。
地理的な距離も、笑いの好みに関係しているのでしょうか。
一方で、もちろん、裸や下ネタもかなり多いです。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
まとめ
今回は、【海外版「ドキュメンタル」】「LOL」の比較と感想【Amazonオリジナル】について、ご紹介しました。
メキシコ版「ドキュメンタル」の日本版との相違点
①積極的な笑いの攻撃が少ない?
②退場者の扱い
③賞金の違い
オーストラリア版「ドキュメンタル」の日本版との相違点
①イエロー(レッド)カードの演出
②オリジナルルール
③笑いのツボ
海外の芸人さんが笑わせ合うのを観るのは、笑えるのと同時に、とても興味深いコンテンツでした。
日本版と同じフォーマット、ルールで行われるので、国による「笑いの文化」の違いをクッキリと感じることができました。
他の国のバージョンや、メキシコ、オーストラリアのシーズン2も観たいと思いました。
日本の「ドキュメンタル」を観たことがある方、お好きだった方は、是非、海外版もお試しください。
Amazonプライム会員は、無料でご視聴いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
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