こんにちは、あとかです♪
私はもうおじさんですが、昔、高校生くらいの頃に、少女漫画よく読んでいました。
当時、文化系の部活に所属していて、漫画研究部や文芸部の女子から勧められたり、既に男子にも人気があった漫画もありました。
中でも、「花とゆめ」という雑誌に掲載されていた漫画は、比較的男子でも読みやすかったように思います。
今回は、昭和生まれのおじさんが、男子でも昔読んでいた少女漫画。思い出の5作品についてご紹介します。
昔、男子だった方も、女子だった方も、一緒に懐かしんでいただけたら嬉しいです。
「花とゆめ」とは
白泉社発行の少女漫画雑誌で、1974年に創刊され、今現在も、月2回(5日、20日)発行されています。
様々な雑誌が、デジタル媒体に押されて、廃刊に追い込まれる中、根強い人気と言えるのではないでしょうか。
あくまでも私の感覚では、昔の男子がイメージしていた「ザ・少女漫画」の「瞳キラキラ、恋愛話」(偏見です)だけでなく、SFやギャグなど、かなり読みやすかった印象です。
メディアミックスでのヒット作も多く、私の読んでいた90年代は発行部数は公称45万部だったそうです。
近年の発表では10万部程度まで落ち込んでいるようですが。。。
広告収入の問題があるので、公称発行部数は当てにならないと思いますが、それなりに売れていたと思います。
連載されていた有名な作品としては「ガラスの仮面」「パタリロ!」「スケバン刑事」などがあります。
【花とゆめ】男子でも、昔読んでいた思い出の少女漫画5選
パタリロ!
画像引用元:Amazonプライムビデオ
近年、「翔んで埼玉」で再ブレイクした魔夜峰央の代表作です。
常春の島国マリネラの国王パタリロとその部下のタマネギ部隊、MI6のバンコラン、その恋人のマライヒ等、数多くの登場人物が登場する超長期連載漫画です。
1978年に第1話が発表され、現在は別冊「花とゆめ」に掲載紙を移して、いまだ連載中です。
ギャグを中心とした、基本は1話完結のストーリーですが、推理ミステリー、SF、オカルト、スパイアクション、落語等、様々な展開で飽きさせませんでした。
私は、特に推理ミステリーものの回は好きでした。
「パタリロ!」自体は、原作を読む前に、子供時代に放送されていたテレビアニメで知っていたと思います。
「クックロビン音頭」を、脳内のメロディ付きで読んでいましたので。
スピンオフで、「家政婦パタリロ!」「ビストロ温泉パタリロ!」などもあります。
僕の地球を守って
画像引用元:Amazonプライムビデオ
完全に、SF作品として読んでいました。
日渡早紀により、1986年から連載され、完結しています。
その後いくつかの続編が作られていることから、その人気もわかります。
私が読んでいた当時は、ちょうど連載中の物語は終盤の最佳境に入っていました。
前世で深い関係のあった7人が、現世で出会い、少しずつ過去を思い出していきます。
それぞれの現世での解決と、前世との決別について、幾重にも伏線を張られた重厚な物語で語られています。
戦災孤児として、子供ながらにとても辛い人生を送っていた主人公が、ほんの短い期間だけ一緒に過ごし、自分に初めて「優しさ」を教えてくれた人物がいました。
その人物が主人公にかけた言葉を、私自身が大人になった今、自分の子供たちに向けて、心の中で反芻しています。
「不幸になっちゃダメだぞ 絶対だ」
通称、「ぼくタマ(地球)」と呼ばれていました。
動物のお医者さん
画像引用元:https://manga-park.com/title/20125
空前のシベリアンハスキーブームの火付け役となった漫画です。
主人公のハムテル(本名「公輝」からのあだ名)が、北海道のH大の獣医学部で過ごす日々を描いています。
獣医学生のため、数々の動物が登場しますが、それぞれが喋ります。
もちろん人間は理解できていませんが、書き文字で犬や猫、馬などが喋っています。
主人公の飼っているの「チョビ」というシベリアンハスキー犬は、般若のようにコワイ顔なのに、女の子で、おっとりとした我慢強い性格で、とてもいじらしいのです。
逆に性格のきつい猫で、姉御肌の「ミケ」はなぜか関西弁で喋っています。
これはこれで可愛いです。
この作品を読むと、何だか犬や猫、その辺にいる雀や鳩まで、お互い喋っているように感じます。
作者の佐々木倫子は、後に男性誌に進出し、ドラマ化もされた「チャンネルはそのまま!」や「Heaven?」をヒットさせています。
綾辻行人原作のミステリー小説の漫画化作品「月館の殺人」も好きです。
テレビドラマは頑張っていましたが、何だか別物でした。
赤ちゃんと僕
画像引用元:https://manga-park.com/title/5768
タイトル通りのストーリーです。
小学生5年生の主人公拓也が、2歳の弟の実を、亡き母に代わり、献身的に面倒をみています。
拓也くんがとても偉い子で、自分自身の寂しさも押し殺しながら、一生懸命平気な顔をして、家事をこなしながら、弟を大事に育てます。
実も、お兄ちゃんが大好きです。
現在では完全に親目線で読んでしまうので、最終話近くの話がとてもズシンときます。
赤ちゃんの可愛さだけでなく、深刻なテーマも扱っていて、単純なほのぼのファミリー漫画とは言い切れません。
作者は羅川真里茂で、本作はテレビアニメ化もされています。
また羅川氏も、その後、少年漫画誌でも連載を持っています。(「ましろのおと」/月刊少年マガジン)
どんなにキツくても、赤ちゃんの笑顔に癒されるのは小学生でも一緒です。
ここはグリーンウッド
画像引用元:https://manga-park.com/title/2675
「グリーンウッド」と呼ばれる名門高校・緑都学園の寮「緑林寮」が部隊です。
そこに集まった一癖も二癖もある学生たちの日常を、面白おかしく綴っています。
新たにグリーンウッドに入寮した主人公の蓮川一也と、寮長の池田 光流、生徒会長の手塚 忍のコンビや、見た目が女の子にしか見えない同室の如月 瞬等と、様々な事件やトラブルに見舞われながら、乗り越えていきます。
基本は、ドタバタコメディです。
テレビドラマ化されていたのは知りませんでした。
まとめ
今回は、男子でも昔読んでいた少女漫画「花とゆめ」掲載作品5選について、ご紹介しました。
男子でも読んでいた少女漫画「花とゆめ」掲載作品5選
①パタリロ!
②僕の地球を守って
③動物のお医者さん
④赤ちゃんと僕
⑤ここはグリーンウッド
あくまで、個人的な思い出話です。
ここまでご紹介して気づきましたが、「花とゆめ」系は少女漫画雑誌なのに、比較的男子の主人公の作品が多い気がします。
今回ご紹介した5作品とも、男子が主人公です。
そう言ったところも、男子が読みやすい要因だったのかもしれません。
男子同士の恋愛的なものは、少年漫画には、ほぼありえない設定ですが。。。
おじさんになった最近では、漫画自体、なかなか読まなくなりました。
昔からずっと連載が続いていたり、昔ハマっていたものは、今でも読んでいます。
「パタリロ!」が、いまだに続いているのは驚きでした。
男性の皆さんは、昔読んでいた「少女漫画」ってありますか?
逆に、女性の皆さんは、どんな「少年漫画」を読まれていたのでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、また次回。
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