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あとかのブログ

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【観てから?読んでから?】原作との違いを楽しむオススメ映画5選【Amazonプライム】

こんにちは、あとかです♪

私は、映画の評価に「その作品の原作を読みたくなったか」を、割と重視しています。

(勿論、映画オリジナルの作品は別です。)

映画では、時間が限られているため、原作から引用した出来事のダイジェスト部分や、原作で重要な登場人物がちょい役だったりして、映像やセリフに盛り込まれています。

良い映画は、そういった「原作の匂い」を感じて、原作自体にも興味が湧いてくるのです。

恐らく、つまらない映画なら、原作に見向きもしないと思います。 

 

昔、角川映画全盛期にテレビCMで頻繁に連呼された「読んでから見るか、見てから読むか。」というキャッチコピーがありました。 

角川書店の小説を次々と映画化して、原作本を売るというメディアミックスの先駆けの様なキャンペーンでした。

良い原作は映画も見たいし、逆に良い映画は原作も読みたくなると思います。

 

今回は、【観てから?読んでから?】原作との違いを楽しむオススメ映画5選をご紹介します。

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【観てから読むか?読んでから観るか?】
原作との違いを楽しむ映画5選【Amazonプライム】

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション 
デラックス吹替版

(Amazonプライムビデオ レンタル: ¥400〜・無料配信開始 未定)

 

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引用元:Amazonプライムビデオ

原題:”Nicky Larson et le Parfum de Cupidon”
監督/脚本: フィリップ・ラショー 他(フランス語版)
原作 :北条司『シティーハンター』
出演者 :フィリップ・ラショー/ローラ・マルコーニ
吹き替え:冴羽獠(リョウ):山寺宏一/槇村香(カオリ):沢城みゆき
フランス公開: 2019年
日本公開:2019年

あらすじ

凄腕のスイーパー「シティーハンター」ことリョウ(山寺宏一)は、掲示板に「XYZ」(=「後がない」の意味)と書かれることで、依頼を受けます。
ある日、掲示板で依頼を受け、相棒のカオリ(沢城みゆき)と共にドミニクという男に会いに行きます。依頼されたのは、ある「香水」を守って欲しいという仕事でした。
彼の父親が開発したその「キューピッドの香水」は、「その香りを嗅いだ者を虜にする」という、もし悪用されれば、世界を揺るがしかねない効果を持っていました。
その効果を信用できないリョウは、カオリに向かって香水を吹きかけます。
その瞬間、突然の爆風が彼らを襲い、その混乱に乗じて、「キューピッドの香水」はバイクに乗った男に奪われてしまいます。
バイクに乗っていたのは、獠の旧友であり、元傭兵の海坊主(玄田哲章)でした。
何故、海坊主は香水を狙い、 真の敵は何者なのでしょうか?

おすすめポイント

「ジャンプ世代」としては、「シティーハンター」の実写映画化の話を聞いた時は、正直言って「心配」しかありませんでした。

以前、ジャッキーチェン主演の「シティーハンター」の実写映画がありました。

当然ながら、スナイパーが主人公のカンフー映画でした。

また、例の「ドラゴンボール」の実写映画もありましたので、期待すると失望が大きくなることを学んでいました。

ただ、この作品に関しては、その懸念は杞憂でした。

原作ファンも納得の再現度でした。

主演のフィリップ・ラショーが脚本と監督で、並々ならない原作への愛情を持って製作しています。

漫画的な表現も多用していますが、リアルな生身のアクションシーンもカッコよくできています。
日本のアニメ版シティハンターの楽曲が随所に使われ、特に、TMN(TM Network)の「Get wild」の挿入の仕方は、正に「わかっている」人がやっています。

フランス制作のため、日本では、できないレベルの下ネタギャグも盛り込まれていますが、許せる範囲かと思います。

 昨年公開で、まだ無料ではありませんが、有料レンタル試聴でも、損はないと思います。

Amazonプライムビデオでもレンタル試聴可能です。 

原作との違い

 フランス人俳優が演じていて、舞台が日本でないことくらいです。

原作漫画よりも、どちらかと言えばアニメ版に準拠していることです。

原作、特にアニメを見ていた方は、吹き替え版が必須です。 

億男

(Amazonプライムビデオ レンタル: ¥400〜・無料配信開始 2020/5/8〜)

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引用元:Amazonプライムビデオ

監督: 大友啓史
原作 :川村元気「億男」
出演者 :佐藤健/高橋一生/黒木華/池田エライザ/沢尻エリカ/北村一輝/藤原竜也
主題歌 :BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」
日本公開: 2018年

あらすじ

一男(佐藤健)は、昼は図書館司書、夜はパン工場で働き、多額の借金の返済に追われています。

その借金も、本人が作ったのではなく、失踪した兄の肩代わりをしたものでした。

妻の万左子(黒木華)はそんな夫に愛想を尽かし、離婚届を残して娘と家を出て行ってしまいます。
そんな最悪の状況の一男に、思いもよらぬ幸運が舞い込みます。
その幸運とは宝くじの1等当選で、その金額はなんと3億円でした。
これで借金を返せるだけでなく、家族の絆も修復できるはずです。
けれども、慎重な一男は、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているというネット記事を目にし、大学時代の親友にアドバイスを求めます。
その親友の九十九(高橋一生)は、起業して億万長者となっていました。
久々の親友との再会と豪遊に浮かれて酔いつぶれた一男が、翌朝目を覚ますと、九十九が3億円と共に消えていました。
3億円の行方と、九十九の真意、家族との絆はどうなるのでしょうか?

おすすめポイント

藤原竜也が出演していますし、一瞬だけ「カイジ」みたいな感じましますが、勿論そうではありません。

佐藤健が普通の男を演じていて、悪くなかったです。

映画だと思うから先の展開を考えて、大金を得たのに、何故そんなことするんだ?と感じることもあると思います。

ただ、現実にそんな状況になった場合、そう変わらないことをしてしまうと思います。

ある意味でリアルであると思うし、お金の話だけに「現実的」でもあると思います。

観終わった後、誰かと話をしたくなる映画です。

「カイジ」ほど、驚く様な展開や揺さぶられる感情表現はありませんが、藤原竜也は流石のいつもの演技です。

原作との違い

 池田エライザの演じていた女性は原作には出ていませんでした。 

 ただ、違和感はそう感じませんでした。

 原作との改編はそこまで多くはなかった様に思います。

 

検察側の罪人

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引用元:Amazonプライムビデオ

監督/脚本: 原田眞人
原作 :雫井脩介『検察側の罪人』
出演者: 木村拓哉/二宮和也/吉高由里子/平岳大/大倉孝二/八嶋智人/音尾琢真
日本公開:2018年

あらすじ 

東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村拓哉)と、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野(二宮和也)は師弟の様な関係です。

都内で発生した、ある殺人事件を、2人は担当することになります。

最上は複数いる被疑者の中から、一人の男に狙いを定め、執拗に追い詰めていきます。

松倉というその男は、過去の未解決の殺人事件の重要参考人でした。

しかも、その事件は時効を迎えていたのでした。

沖野は、被疑者に自白させるべく取り調べに力を入れますが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手応えが感じられません。

やがて沖野は、師と仰ぐ最上の捜査方針に疑問を持ち始めます。

その上、松倉よりも、さらに有力な容疑者も浮かんできます。

果たして本当に真犯人は松倉なのでしょうか?

お互いの正義を賭けて対立する二人の検事、その行方は?

 おすすめポイント

ジャニーズ事務所の映画ですが、そこまでアイドル映画というわけではありません。

木村拓哉が、同じく検事を演じた「HERO」(フジテレビ系)よりは、ファンタジーな部分は少ない印象です。

二宮和也の演技を観る映画なのかも知れません。

私は、映画を見た後、原作を読んだのですが、大小様々な設定の改変はされています。

また、おそらく演じるのが木村拓哉のため、できなかった演出やストーリーがあったはずです。

そのため、心情的には色々不明な部分や、何故どの人がその行動を取ったのか?よくわからない部分があります。

映画レビューを読んでみても、「原作を端折りすぎていて、意味がわからない」という声も結構ありました。

けれども、ある意味で一度ちゃんと「原作を読みたくなる」映画だと思います。

原作との違い

ラストは全然違います。 

また、山﨑努や音尾琢磨の演じていた登場人物は、目立ちますが特に原作では出てきません。

木村拓哉だから、仕方がないですが、最上の印象は随分違います。 

もっと年齢なりの「おじさん」の役をやらせてあげたら良いと思うのですが。。。

 

翔んで埼玉

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引用元:Amazonプライムビデオ

監督:武内英樹
原作 :魔夜峰央「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」
出演者 :二階堂ふみ/GACKT/伊勢谷友介/ブラザートム/麻生久美子/島崎遥香
主題歌: はなわ「埼玉県のうた」
日本公開 :2019年

あらすじ 

埼玉県在住の菅原家の親娘3人は、 娘の結納のために、東京へと向っています。
その道中、車内のラジオで、埼玉に関する、ある都市伝説の話題が流れ始めます。
それは、東京屈指の名門校・白鵬堂学院を舞台に、生徒会長・壇ノ浦百美(二階堂ふみ)と、アメリカ帰りの転校生、麻実麗(GACKT)の出会いから始まります。
その頃、東京と埼玉の間には関所が設けられ、通行手形が無いと、埼玉県人は東京に足を踏み入れることができませんでした。

さらに、埼玉県人を感知する機械や、取締専門機関のSAT(埼玉急襲部隊)も組織され、徹底的に迫害を受けています。
東京では、「埼玉」というだけで虐げられ、「埼玉県人」はそのままで蔑称でもありました
また、たとえ東京人でも、埼玉県人の味方をするだけで異端扱いとなり、厳しく罰せられることもありました。 
埼玉県人を庇い立てする麗を怪訝に思っていた百美ですが、他の人と違う
麗に心を惹かれていきます。

そして、東京都民と思われていた麗は、実は埼玉県人で、手形制度の撤廃を求める「埼玉解放戦線」のメンバーだったのです。
その後、東京と埼玉、さらには千葉までも巻き込んだ、大規模な抗争に発展していきます。

 おすすめポイント

「パタリロ」で有名な魔夜峰央の原作漫画は、途中で終わっています。

元々は埼玉県に住んでいた作者が自虐的に描いていましたが、後に神奈川県に引っ越したため、中断したそうです。

確かに、他県からディスったことを描いていると怒られそうな気がしますね。

そのため、映画はストーリーを膨らませた上、「大掛かりな茶番」をしっかりと映像化しています。

GACKTや京本正樹、加藤諒と言った、いわば現実離れしたキャストが、実写化を可能にしています。

埼玉県のこと、もしくは近隣の関東一円の他愛のない悪口を描いていますが、むしろ取り上げられて喜ばれている気がします。

堅苦しいことを言わずに、笑って観ると良い作品です。

原作との違い

原作で名前だけ出てきた登場人物などもしっかり出てきます。 

また、ストーリーテラーとして、菅原家の面々(ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香)が登場しています。

対立する「千葉県民」や、絶大な権力を持つ東京都知事等、短い原作を膨らませています。 

良い改変だと思います。

 

帝一の國

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引用元:Amazonプライムビデオ

監督:永井聡
原作:古屋兎丸「帝一の國」
出演者 :菅田将暉/野村周平/竹内涼真/間宮祥太朗/志尊淳/千葉雄大/永野芽郁/吉田鋼太郎
主題歌 :クリープハイプ「イト」
日本公開: 2017年

あらすじ

主人公の赤羽帝一(菅田将暉)が首席で入学したのは、海帝高校。
ここでトップ(=生徒会長)をつとめた者には、将来の内閣入りが確約されているという超名門高校です。
彼は、幼少期から「総理大臣になって、自分の国を作る」という大きな野心を持っていました。
そのために、2年後の生徒会長の座を狙って、誰よりも早く動き始めます。
生徒会長になるためには、1年生の時にどう動くかが鍵となる、そう考えた帝一はすべての行動は、その野心のためとなります。
ライバルとなるのは、全国屈指の頭脳と家柄を持った超エリート達です。
彼等との熾烈な争いは、過酷な罠と試練の連続です。
帝一にとっては命がけとも言える、「生徒会選挙」の結果はいかに?

おすすめポイント

原作は古屋兎丸の漫画です。

美大出身の独特の絵柄とストーリーで、私は好きな漫画家さんです。

かなりクセのある漫画だと思いますが、とても丁寧に実写化されています。

原作の主人公が1年生の部分をかっちり描き、中盤以降はすっ飛ばしています。

全体として、主人公を演じた菅田将暉がかなり頑張っています。

元々がかなり芝居がかった原作で、ビジュアルも原作にかなり忠実に再現しているので、下手をするとコントになりそうです。

それを、若いながらも役者さんがうまく、どこまでも真剣に演じているから、馬鹿馬鹿しくも熱く観ることができるのだと思います。

ただ、残念なのは駆け足で原作を飛ばした部分に名シーンがいくつもあったことです。

原作を最後まで終わらせるためには仕方がないと思いますが、もったいなかったです。

せめて前、後編にできれば、1年生編、2年生編と分けることができたかも知れません。

それでも、ちゃんと1本の映画としては、すっきり成立しています。

なんだかんだ言って、面白い作品です。 

原作との違い

うまく調理していると思います。

原作の細かいエピソードや心理描写をかなり削っているため、登場人物の把握や行動理由が追いつけない部分もあるかも知れません。

それでも、わかりやすくストーリーをまとめている方だと思います。 

 

 まとめ

今回は、【観てから?読んでから?】原作との違いを楽しむオススメ映画5選をご紹介しました。

  1. シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション デラックス吹替版
  2. 億男
  3. 検察側の罪人
  4. 翔んで埼玉
  5. 帝一の國

今回は、日本の小説や漫画の原作の作品だけをご紹介しました。

なんとなく、映画から原作よりも、原作を先に読んでいる作品の方が、映画への評価が厳しくなる様に思います。

もし、今回原作未読の未試聴作品がありましたら、是非、先に映画をご覧になってみてください。

そして、原作にも興味をお持ちいただけたら嬉しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

 

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