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【韓国ドラマ】良質なサスペンス「シグナル」の感想と日本版との違い【Amazonプライム】

こんにちは、あとかです♪

これまでほとんど手を出していなかったジャンル、「韓国ドラマ」を少しずつ観ています。

これまでは欧米の海外ドラマばかりで韓国ドラマに不慣れなせいか、観るのにとても時間がかかります。

そのため、 今回は自分の慣れている好きなジャンルを観てみようと思い、作品を選びました。

「シグナル」という、日本でもリメイクされたミステリー・サスペンスドラマです。

 

今回は、【韓国ドラマ】良質なサスペンス「シグナル」の感想と日本版との違い【Amazonプライム】について、ご紹介します。

 

 

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

【韓国ドラマ】良質なサスペンス「シグナル」の感想と日本版との違い【Amazonプライム】

 「シグナル」とは

2016年に韓国で放送されたテレビドラマで、1話約70分で全16話で完結しています。

ジャンルはサスペンス・ミステリーで、少しSFの要素も入っています。

私が読んでいる韓国ドラマのブログでは、必ず推されている「未生 –ミセン–」の監督が、演出を手がけているそうです。

韓国のいくつもの賞を獲得しています。

日本でも、坂口健太郎主演で「シグナル 長期未解決事件捜査班」としてリメイクされました。

www.ktv.jp

 

あらすじ

主人公パク・ヘヨンはプロファイラーで、2015年、若くして警部補に就任します。

彼が子供の頃、誘拐殺人事件の被害者となった同級生の最後の目撃者となったことが、深い心の傷となっています。

ある日、パク・ヘヨンは不思議な無線機を手に入れます。

バッテリーは入っておらず、すでに壊れているようで使うことはできません。

ところが、その無線機から突如「声」が聞こえ始めたのです。

その声の主は、イ・ジェハン刑事でした。

しかも、彼は過去に生きていて、ある事件を追っている最中でした。

パク・へヨンのいる未来では、すでに迷宮入りしいるその事件を、2人は協力して解決を目指していきます。

過去ではまだまだ新米女性刑事で、イ・ジェハン刑事の後輩だったチャ・スヒョンは、今やチーム長にまで出世し、パク・へヨンの上司になっています。

現在の彼らは、長期に未解決となった事件と共に、暗躍する巨悪にも立ち向かいます。

果たして「過去」と「現在」を繋ぐ壊れた無線機の意味は何なのか?

そして、彼らの過酷な運命の先はどうなっていくのでしょうか。

 

登場人物

パク・ヘヨン(イ・ジェフン)

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

パク・へヨンは、若いながらも優秀なプロファイラーとして「長期未解決事件専門チーム」に配属することになります。

ある日、偶然見つけた壊れた無線機からの「声」を聞き、過去に生きる刑事と時間を超えたタッグを組むことになります。

そして、現在は未解決となってしまっている事件に、「過去」と「現在」の両面から挑んでいきます。

そして、最後には、彼の家族が関わる、過去の大きな事件に深く関わっていくことになります。

日本版キャスト

三枝 健人(坂口健太郎)

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

チャ・スヒョン(キム・ヘス)

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

現在(2015年)

正義感の強い刑事であるチャ・スヒョンは「長期未解決事件専門チーム」のチームを束ねる長に就任します。

そして彼女は、15年前に失踪してしまった先輩刑事を密かに探し続けています。

過去

パク・へヨンが無線で繋がった「過去」においては、まだまだ新人で自動車の運転すらままならず、失敗ばかり重ねています。

先輩のイ・ジェハンからは刑事としての本懐を学び、やがてほのかな恋心も抱いて行きます。

日本版キャスト

桜井美咲(吉瀬美智子)

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画像引用元:日本版「シグナル」公式Twitter

イ・ジェハン(チョ・ジヌン)

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画像引用元:Amazonプライムビデオ

現在(2015年)

現在では失踪し、姿を消しています。

過去

正義感に溢れた熱血刑事。

当時は、まだ新人だったチャ・スヒョンの教育係でした。

無線機を通じて、未来のパク・ヘヨンと繋がったことで、未解決となるはずだった事件を解決に導いて行きます。

しかし、その行為は大きな代償も含んでいて、新たに過酷な運命を引き起こす結果にもなります。

そして、彼自身、警察内部の大きな陰謀にも巻き込まれていくことになるのです。

日本版キャスト

大山剛志(北村一輝)

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画像引用元:日本版「シグナル」公式Twitter

 

キム・ボムジュ(チャン・ヒョンソン)

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画像引用元: https://www.netflix.com/jp/title/80987077

現在(2015年)

捜査局長。

下の者には強く、権力には媚びへつらうことで、今の地位を築いています。

大いなる陰謀の中心にいる人物です。

過去

イ・ジェハンらの所属する強行班のチーム長として着任。

その時点から行動が怪しく、出世だけが興味の対象となっています。

TVの「痛快TV スカッとジャパン」の木下ほうかさんが演じている「イヤミ課長」そのままです。

風貌も似ている気もします。

日本版キャスト

中本慎之助(渡部篤郎)

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画像引用元:日本版「シグナル」公式Twitter

アン・チス(チョン・ヘギュン)

現在(2015年)

役職は係長で、「長期未解決事件専門チーム」の上司。

イ・ジェハンのの失踪や陰謀にも関与への関わりが怪しい人物です。

ある出来事から、彼自身が事態を大きく動かしていくことになります。

過去

過去においては、イ・ジェハンの同僚刑事であり、ある事件から陰謀に巻き込まれていくことになります。

日本版キャスト

岩田一夫(甲本雅裕)

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画像引用元:日本版「シグナル」公式Twitter

 

キム・ケチョル(キム・ウォネ)

「長期未解決事件専門チーム」のメンバー。

「長いものには巻かれる」性格で、お調子乗りなムードメーカー。

日本版キャスト

山田勉(木村祐一)

チョン・ホンギ(イ・ユジュン)

鑑識担当の「長期未解決事件専門チーム」のメンバー。

キム・ケチョルとは凸凹コンビです。

日本版リメイク

小島信也(池田鉄洋)

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画像引用元:日本版「シグナル」公式Twitter

感想とおすすめポイント

ミステリー好きは必見です

私自身が大好物のミステリー・サスペンスドラマということもありますが、とても面白かった!

ミステリーものの楽しさは、最初に大きな疑惑がドーンとあって、それが1枚1枚剥がれていく過程と、最後にそれすらもひっくり返す「驚き」だと思います。

その点で、この作品はとても丁寧に謎を積み上げていて、非常によくできた作品です。

1話あたり70分ほどですが、大抵の事件は2〜3話程、じっくり時間をかけて解決して行きます。

 最初の事件の「時効成立」というタイムリミットの緊迫感と、その後の急展開により、ドラマが大きく動いて行きます。

2話まで観たら、最後まで止まりません。

無線機というもどかしさ。

過去と現在を繋ぐのが「無線機」と言うのがうまいと思います。

まず時間制限もあり、携帯電話のように自由気ままに喋ることができません。

しかも、繋ぎたい時につながるというわけでもありません。

また、応答ボタンを押している間だけ喋ることができ、声を重ねることができない無線機は、なかなか情報伝達がうまく行きません。

よくよく考えてみれば、会ったこともない15年以上未来(過去)の人物と、よく会話が成立できたと思います。

それだけでも、2人の適応能力は半端ないと思いました。

また、未来の方が「早く犯人の名前を教えちゃえば良いのに!」と思うのですが、そうしたことによるしっぺ返しもしっかり描いています。

「過去」と「未来」を協力して事件を解決するのが、はたして良いことなのか、悪いことなのか?それ自体も謎となってきます。

 

少し不思議な物語。

SFチックなところもありますが、「SF(すこしふしぎ=SUKOSHI FUSHIGI)」という方が近いかもしれません。

SF(すこしふしぎ)は、「ドラえもん」で有名な藤子・F・不二雄さんが、かつて自ら描き、提唱した言葉です。

そんな、ありふれた「日常」の中の、ほんの少しの「非日常」が事件を解決したり、逆に大きくしたりします。

無線で繋がった未来の情報によって過去が変わると、未来は大きく変わって行きます。

正直言って、とてつもないタイムパラドックスや、改変されたはずの前の記憶が主人公だけに残っている等、気になることはあります。

でも、それを無視できる面白さです。

 

日本版リメイクとの違い

日本のリメイク版は、2018年に関西テレビ制作・フジテレビ系列で「シグナル 長期未解決事件捜査班」として放送されました。

細かいストーリー展開の違い

日本版のローカライズとしての改変はもちろんあります。

証拠となる品物やその発見方法の違いだったり、人物の言動も若干変わっています。

時間経過の順序や期間も異なっていて、何よりも、日本版は全体的に展開が早いと思います。

韓国版は1話あたり約70分で全16話です。

日本では60分で、全10話でしたので、当然と言えば当然です。

そのせいか、韓国版の方がじっくり心理描写がなされている感じがします。 

 

キャストの雰囲気の違い

日本版も、オリジナルにかなりイメージの近い俳優さんがキャスティングされています。

多少の違いはありますが、納得できる方ばかりです。

主役の坂口健太郎さんは、全く違和感がありません。

ただ、過去の刑事のイ・ジェハンにあたる北村一輝さんは、ちょっとスタイリッシュです。

オリジナルの方が、もっともっとだらしなく、ダサい感じです。

飄々としていた熱血感はとても合っています。

また、現在の班長役の吉瀬美智子さんが、新人時代も演じていますが、かなり厳しいです。

韓国版はそれなりにフレッシュに見えますが、いくら吉瀬さんが綺麗な女優さんでも何十年も過去に戻すのは大変困難なようです。

 敵役の渡部篤郎さんは、韓国版とは印象が全く違いますが、別のタイプの嫌な感じは十分に出ています。

結末が違う

全体の放送時間が短いので日本版では韓国版のストーリーを若干端折っています。

ネタバレするわけには行きませんが、それぞれの結末も異なっています。

日本版、韓国版両方に共通しているのは、「続きがありそうな終わり方」をしていることです。

 

韓国版は、結局そのまま完結していますが、日本版はまだ続きがあります。

2021年3月30日には、新撮されたスペシャル版が放送されます。

元々の計画通りだったのか、日本版の本編で触れなかった韓国版にあるエピソードを描く様です。

 

そして、さらに、オリジナルのストーリーで劇場版が上映されます! 

 2021年4月2日公開です。

signal-movie2021.jp

まとめ 

 今回は、【韓国ドラマ】良質なサスペンス「シグナル」の感想と日本版との違い【Amazonプライム】について、ご紹介しました。

 

 

韓国ドラマ「シグナル」

感想とおすすめポイント

  1. ミステリー好きは必見です。           
  2. 無線機というもどかしさ。
  3. 少し不思議な物語。


日本版リメイクとの違い

  1. 細かいストーリー展開の違い
  2. キャストの雰囲気の違い
  3. 結末が違う

「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから! 

 

 少し慣れたせいか、今回は割とスイスイ観られました。

自分の好きなジャンル(サスペンス)だったせいかもしれません。

 

 このドラマは、私のような、韓国ドラマビギナー にもおすすめだと思います。

未視聴の方は、機会があれば、是非ご視聴ください。 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた次回!

 

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