こんにちは、あとかです♪
おじさんになると涙腺がゆるゆるになっているのを実感してます。
特に親になってからは、子供がものすごく頑張ったり、悲しい出来事がある作品に、本当に弱くなりました。
例えば「サザエさん」は、昔ならカツオ目線で観ていたのに、最近はマスオさんはおろか、波平さんの立場です。
今回は、そんな涙腺ゆるゆるおじさんの私が、最近観て面白かったアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」についてご紹介します。
本作品は、現在(2020年9月)Amazonプライムビデオにて視聴できます。
画像引用元:Amzonプライムビデオ
アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」とは
アニメの公式サイトを確認すると、本作品は、2011年にフジテレビで放送された、アニメオリジナルの作品だそうです。
つまり、原作の小説や漫画が存在せず、逆に、アニメからノベライズやコミカライズをされています。
30分番組の全11話で、もちろん完結しています。
当時も、それ以降も視聴するタイミングがなかったのですが、タイトルだけは知っていました。
長さのインパクトは絶大でした。
B'zの「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」並に「声に出して読みたい」タイトルです。
その後、さらに劇場版アニメ、実写映画化もされています。
数々の賞も受賞している、とても人気の高い作品で、いまだにファンが多い作品です。
あらすじ
宿海 仁太は、高校受験に失敗し、行きたくもない高校に入学して以降、やる気をなくし、引きこもっていました。
そんな彼のもとに小学校の頃の友達だった本間 芽衣子が現れ、彼の小学生時代のあだ名の「じんたん」と呼びかけてきます。
彼女自身のあだ名は「めんま」といい、「じんたんにお願いを叶えて欲しい」と告げるのです。
じんたんは、最初、めんまの姿を見るのは、受験失敗のストレスからの幻想だと思い込みます。
何故なら、めんま本人は、小学生の頃、ある水難事故で亡くなっていたからです。
彼女のことは、じんたんにしか見えず、触れることもできません。
じんたんは、そんなめんまのことを無視し続けることもできず、彼女の願いを叶えることに奔走を始めます。
小学生の頃、じんたんとめんまの2人には秘密基地に集まって、いつも遊んでいた仲間達がいました。
2人と、あなる、ゆきあつ、つるこ、ぽっぽというあだ名で呼び合う6人は、「超平和バスターズ」というグループを結成していました。
子供時代の他愛のない毎日でしたが、めんまが突然この世を去ってしまったことから、グループは何となく疎遠となり、お互いの心に大きな傷を残したまま、それぞれの進路に進んでいました。
それぞれのめんまへの想いから、かつての仲間が集まります。
けれども、めんま自身、本人の願いが思い出せません。
果たして、じんたんとその仲間達は、彼女の願いを叶え、成仏させてあげることができるのでしょうか。
登場人物
宿海 仁太/じんたん(CV 入野自由)
画像引用元:Amzonプライムビデオ
小学生時代は明るく元気で、仲間達の中心となっていました。
けれども、ある時、めんまに思ってもいないひどいことを言ってしまった直後に、彼女は事故で亡くなってしまいます。
さらには、敬愛する母親まで病気で亡くしています。
そのため、強い後悔を残したまま成長し、何となくうまくいかない日々を過ごしています。
変な文字(言葉)の入ったTシャツを好んで着ています。
茅野愛衣/めんま(CV 本間 芽衣子)
画像引用元:Amzonプライムビデオ
ロシア人のクウォーターであり、白い肌と銀髪が特徴。
小学生の頃に川の事故で突然亡くなり、仲良しの仲間達に強いトラウマを与えることになります。
じんたんの前に、少し成長した姿で現れ、「自分の願いを叶えて欲しい」と頼みます。
安城 鳴子/あなる(CV 戸松遥)
画像引用元:Amzonプライムビデオ
子供の頃から、じんたんに思いを寄せていたものの、自分の発言がきっかけとなり、めんまが亡くなってしまったと感じ、いまだに悔やんでいます。
子供の頃の本名由来のあだ名を、意味を知った今となっては恥ずかしく感じています。
見た目のチャラさと、真逆に、本当は奥手で、几帳面な性格です。
人の影響を受け過ぎることを自覚し、気にしています。
松雪 集/ゆきあつ(CV 櫻井孝宏)
画像引用元:Amzonプライムビデオ
頭が良く、じんたんが受験を失敗した進学校に通っている上、学年2位の成績を修めています。
子供の頃から、内心、じんたんに対抗心と劣等感を持っていて、めんまには淡い恋心を抱いていました。
そのため、複雑な思いを抱えたまま高校生になり、表向きは冷静な優等生に見えるものの、屈折しています。
鶴見 知利子/つるこ(CV 早見沙織)
画像引用元:Amzonプライムビデオ
ゆきあつと同じ高校に通い、学年4位の優等生です。
冷静沈着で、物静かですが、意思の強さも持っています。
子供の頃から、人知れずゆきあつを思っていて、めんまには複雑な感情も持っています。
幼い頃から、絵が得意で、いつもスケッチブックを持ち歩いています。
久川 鉄道/ ぽっぽ(CV 近藤孝行)
画像引用元:Amzonプライムビデオ
子供の頃は体が小さくて、仲間内でも弟分の扱いでした。
今は、高校に進学せず、アルバイトでお金を稼ぎながら、世界中のあちこちを放浪しています。
無邪気で明るい性格で、メンマを見たというじんたんのことを最初に信じて一緒に行動します。
実は彼も、めんまについて、ある強い後悔を抱いています。
感想とおすすめポイント
「スタンド・バイ・ミー」を彷彿
私にとって、「スタンド・バイ・ミー」が生涯No1映画です。
スティーブン・キングの小説が原作で、4人の親友達がひと夏の冒険をする話です。
4人は、笑いあったり、喧嘩をしたり、仲直りしたり、将来に不安を持ったり、傷ついたりする、誰もが子供の頃に覚えのある出来事を描いた映画です。
その映画のラスト、主人公が大人になって、その当時のことを思い返すシーンで終わります。
「あの12歳の頃のような友達はもうできないだろう。もう2度と。」
私が歳を取るにつれて、この最後の台詞がどんどん実感と共に重くなってきます。
このアニメには、そのイメージが流れます。
「過去」の小学生時代と、「現在」の高校生の時代の話、その両方が私にとってはもう戻ることのない思い出の中であることが、二重にノスタルジーを呼び覚まします。
謎解きの面白さ
①めんまが何故、じんたんにしか見えず、触れられないのか?
②めんま自身の「願い」とは?
③かつての仲間達の、それぞれが残した「思い」や「後悔」とは?
これらの謎は、 11話の中で少しずつ明かされていきます。
大きな意味では、「ミステリー」のジャンルとも言えると思います。
最後にはすっきりできます。
お父さん目線から
個人的な話ですが、 娘を持つ父親の私は、めんまの可愛さが刺さります。
亡くなる前の子供の頃と、蘇って現れた後、両方の無邪気で健気すぎる言動に、微笑ましかったり、悲しかったり。
そして、めんまを中心に子供達が泣くシーンは、どれも胸が苦しくなります。
小学生はもちろん、高校生になった彼らも、私にとっては「子供」なのです。
親としては、子供に先立たれるのは辛いなぁと、余計なことまで想像してしまいます。
めんまのお母さんだったり、じんたんのお父さんだったり、「親目線」にもシンクロしてしまいます
涙腺がゆるゆるになったお父さんには、後半は本当にダメでした。
おじさんになると、涙が流れるスイッチが沢山できてきます。
まとめ
今回は、【今頃初めて観て号泣】アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」について、ご紹介しました。
①「スタンド・バイ・ミー」を彷彿
②謎解きの面白さ
③お父さん目線から
おじさんになってからの方が、アニメをよく観るようになりました。
Amazonプライムビデオという便利なツールがあるのも理由ですが、以前にはあった気恥ずかしさが消え失せて、単純にストーリーを楽しめるようになりました。
見た目はいかにもアニメっぽい絵柄だと思いますが、興味だけでもお持ちいただけたら嬉しいです。
未視聴の方は、機会があれば、是非ご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
それでは、また次回。
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