こんにちは、あとかです♪
皆さま、「2045年問題」ってご存知ですか?
今も、どんどん進化している人工知能(AI)が、人間を超えるのが、西暦2045年頃になると予測されていて、そこで起こるであろう種々の問題のことです。
「2045年問題」は、SF映画やドラマ、小説にもよく取り上げられる話題です。
今回、ご紹介する海外ドラマ「BULL/ブル」でも、10話でAIが搭載された自動車がストーリーの中心となります。
今回は、「BULL」のシーズン1の10、11話をご紹介しつつ、「2045年問題」についてもご紹介します。
ちなみに、シーズン1〜2は、Amazonプライムビデオで、 現在、WOWOWにて、最新のシーズン3が放送中です。
(WOWOW放送タイトル「BULL/ブル 法廷を操る男」)
私は、「吹き替え派」ですので、基本的に吹き替え版の話題のみとなります。
基本はネタバレなし、余談ありです。
AI「2045年問題」とは
人工知能(AI=Artificial Intelligence)とは、ざっくり言えば、数字やアルゴリズムを使って、これまで人間が考え、判断してきたことを、コンピューター上で実現する技術のことです。
私が初めて「AI」と言う言葉を認識したのは、ファミコンの「ドラゴンクエストⅣ〜導かれし者たち〜」だったと思います。
主人公キャラクター以外の仲間のキャラクターの、戦闘時の操作(行動)を、任せることができるようになりました。
私は子供ながらに、「AIか!これはすごい!」と思ってプレイを始めました。
(当然「AI」と言う言葉は雰囲気でしかわかっていません)
印象的なのは、序盤のクリフトというキャラクターによる「ザキ」連射です。
「ザキ」というのは、一発でモンスターを倒せる即死呪文ではあるものの、めったに効かないと言う特徴があります。
運が良ければ強いモンスターも一発で倒せますが、ほぼ当たりません。
それを連発するのは、プレイヤーにとっては、迷惑でしかありません。
後でわかったのですが、ドラクエⅣの「AI」は、ちゃんと学習機能が備わっていたそうです。
出会ったモンスターの特徴や、どう言った攻撃(呪文)に弱いかなど覚えていって、後になればなるほど賢くなる仕様だったらしいのです。
そのため、学習前の序盤は特におバカなので、効きもしない「ザキ」をバンバンかけるクリフトになってしまっていたのです。
そういった学習機能をAIは、持っています。
知識と経験を蓄積することで、自らを書き換えていきます。
例えば、チェスの人間の世界チャンピオンがコンピュータに破れたのは20年以上前のことです。
コンピューターが人間を超える日が必ず来るということです。
それが、2045年と言われています。
その頃になると、進化した人工知能が、自らのプログラムを自身でさらに改良するようになるというのです。
人間が作ったプログラムが、結果、人間にはまだ作れないプログラムを作ってしまえるということになります。
そうなると、人間には誰にも理解できませんし、何か問題が起こっても、止めることさえできないのです。
また、AIが人間の職を奪う可能性もあります。
ニュースや天気予報の原稿も、今後AI化される方向だそうです。
確かに、ニュースや新聞記事はある程度定型化できるかも知れません。
最近はもっと進んでいて、AI(人工知能)が小説を書いたという話があります。
ある小説賞の1次選考はクリアしたとのことです。
もしAIが書いた小説が賞をとったら、賞金や印税などは誰に渡るのでしょうか?
AIのプログラムを書いた人?
AIを使って小説を書かせた人?
そんな話し合いも進んでいるようです。
それは、そう遠くない話になっているのです。
子供の時に感じていた「未来」がそこまできている感じがします。
「 BULL/ブル」10話・11話
第10話「E.J.」
あらすじ
自動運転プログラム「E.J.」を搭載した自動車の暴走により、イージェット・テクノロジーズ社の社員、アダムが死亡します。
同社のCEOのジニーが、アダムの妻から訴えられます。
「E.J.」の欠陥が自動車の暴走を起こし、夫を死に至らしめたと主張するのです。
Dr.ブルは、ジニーの側につき、調査を開始します。
すると、事故を起こした「E.J.」には不審な点があり、単なる事故や欠陥ではない可能性が示唆されました。
色々な分岐点になりそうな回
10話まで来ましたが、まだDr.ブルのキャラクターが定まっていないような気がします。
これからシーズンを重ねるとくっきりしてくるのか、逆に大きく設定が変わってくるのか?といったところです。
「BONES」の主人公のテンペランス・ブレナンも後半大きく変わったと思いますがこれは「成長」とも言い換えられますね。
また、今回の自動運転プログラムというのは、本当に実現に向かっているそうです。
自動運転ってちょっと怖く感じませんか?
洗濯機や、炊飯器、最近は冷蔵庫にまで自動運転に任せているのに、自分が乗る「乗り物」を任せるのは怖いと感じるのは自然だと思います。
実際に自動運転の実用化に向けた実験でも事故は起こっていますし、残念ながら亡くなった被害者も出ています。
ここでさらに問題となるのは、自動運転中の事故は「誰の責任か?」ということです。
今回のエピソードのように、誰も乗っていない車が人を引いた場合、プログラムやシステムを組んだ人間や、外部から操作した人間が犯人になります。
では、人が乗っていた場合は?
運転者ではないが、所有者であり、自分で意図して動かしていないものの、目的地は支持している場合、誰に過失と責任があるのでしょうか?
今回の被疑者となったCEOであり、天才発明家のジニーは、結構面白いキャラクターと思いますが、あっさりと退場したように思います。
また登場させる予定ではないのかもしれません。
CVは小林沙苗さんです。
「エレメンタリー ホームズ&ワトソンinNY」でアイリーン・アドラー役でした。
個人的には、NHK(Eテレ)で放映されていた「iCarly」の主人公カーリーの、親友のサムの声の方が印象に残っています。
今回の話は、自動運転自体の犯行というよりも、早い段階で「人間側」の悪意の話になり、難しい話にはなりません。
陪審員へのアプローチは、今回はちょっと「雑」です。
それでも、シーズン中盤となって、このドラマの味はしっかり出てきたように思います。
個人的に裁判ものが好きなので、採点が甘いかも?とは思っていますが。。。
第11話「先生は年下がお好き」
あらすじ
高校教師のスーザンが、17歳の男子生徒ジョーダンと関係を持っていたことが発覚します。
ただ、ニューヨーク州の性的同意年齢は17歳であるため、犯罪にはなりません。
それでも、ジョーダンの両親は、精神的苦痛を受けたとして提訴します。
Dr.ブルは、原告側につき、裁判に臨みます。
スーザンは既婚であり、様々な倫理的な問題はあるものの、決め手に欠けています。
一方で、スーザンがすでに妊娠していることが発覚して……。
薄々感じていたこと。
ご覧の通り、古ーいマリリン・モンローの映画みたいな(?)ちょっと違和感のあるサブタイトルです。
(原題も「TEACHER`S PET」と言うことで、こっちも大概ですが。。。)
ちゃんと確認できていないのですが、 このドラマの日本語版の翻訳、脚本の方は、結構年配なのではないか?と睨んでいます。
セリフやサブタイトルが、古臭い言い回しが多いような気がするのです。
気のせいかも知れませんが、感じていることです。
今回は、24歳の女性教師が17歳の男子生徒と関係を持ったことについて、刑事罰はないものの、生徒の両親が民事で訴えたという話です。
日本では基本的には18歳未満は違法ですが、ニューヨーク州では17歳はセーフなんですね。
と言うか、州によって違うんですね。初めて知りました。
また、今回は珍しく、Dr.ブルは「原告側」についています。
これまでは依頼人の「無罪」を勝ち取るためにTAC社が活動する話でしたが、今回は逆なのです。
確かにスーザンは、倫理的に問題はあるかもしれませんし、将来有望な少年をその道から外してしまうと言うことは確かに残念ではあると思います。
ただ、刑事罰もないのに、無理やり、訴えているようにも見えました。
そういう生き方も、ジョーダン本人が納得しているなら良いじゃないかとも思います。
私も人の親でもありますし、もちろん訴えたジョーダンの両親の気持ちもわかります。
原告も被告も純粋な意味では「悪」ではないし、 若干複雑になってしまっている感じがしました。
というわけで、何だか感情移入できないまま話が進むのですが、持ち前の「テンポ」だけは健在なので、スッと終わります。
Dr.ブルもほとんど活躍していない気がします。
こういう回もたまには必要とは思いますが、視聴者離れが起きなくて本当によかったと思いました。
シーズンが順調に続いているので、自分勝手な予想ですが、これ以降の話が面白いんだと思います。
この 11話で、BULLの1stシーズンの折り返しです。
まとめ
今回も、以前書いた記事を、改めて見直して、再構成しました。
リライトのために読み返しましたが、10、11話は、印象が薄い回で、すーっと終わっています。
ただ、10話にでてきた、人工知能については、深く考えさせられました。
自分の今就いている仕事も、AIに取って代わられるかも?という懸念はあります。
ある程度、どんな職種でもその可能性はあると思います。
こういう「ブログを書いたりするのだけは、人間であってほしいな」とか思う、今日この頃です。
進んだ世界では、それだけで「コンピューター差別」になるのでしょうか?
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました!
それでは、また次回!
「BULL」の続きはこちらです。↓