Web
Analytics

あとかのブログ

海外ドラマ/映画/お笑い/エンタメ

【懐かしい漫画・アニメ】笑って泣ける関西人のバイブル「じゃりン子チエ」【最終話はどうなった?】

こんにちは、あとかです♪ 

私のルーツの半分は関西人です。(生まれも関西だったりします)

関西人が主人公の作品は、それほど多くはありません。

どちらかと言えば、主人公のライバルや、おちゃらけたコメディ担当として、謎の関西弁を操りながら、脇役として登場することが多いと思います。

今回ご紹介する漫画は関西が舞台であり、主人公を含む登場人物はほとんど全て、いわゆる「コテコテの関西人」です。

個人的な話になりますが、私が子供の頃、夏休みになると、関西地方ではいつもアニメが再放送されていた記憶があります。

 

今回は、【【懐かしい漫画・アニメ】笑って泣ける関西人のバイブル「じゃりン子チエ」【最終話はどうなった?】について、ご紹介します。

 

  

画像引用元:Amazonプライムビデオ

【懐かしい漫画・アニメの話】笑って泣ける関西人のバイブル「じゃりン子チエ」【最終話はどうなった?】

「じゃりン子チエ」とは

原作は、はるき悦巳さんによって描かれ、「漫画アクション」にて1978年から1997年まで、約19年もの長期に渡って連載された漫画です。

全786話で、コミックスは全67巻で完結しています。

1981年に映画化された後、テレビアニメ化され、一旦、放送は最終回を迎えました。

さらに10年後の1991年に再びテレビアニメ化(続編)されたと言うことからも、この作品の人気の根強さが伺えます。

実際に、関西での視聴率は30%近くだったこともあるそうです。

最初の劇場版は吉本興行のお笑い芸人さんが、ほとんど全てのキャストを演じていました。

いわば声優としては素人のアフレコですが、全員関西弁ということもあり、それなりに味のある作品でした。

テレビアニメ版は一部の主要キャスト以外は声優さんが務めています。

ファミコンゲーム化もされ、私も子供の頃、持っていました。

 

連載終了後、続編などの動きは特にありませんでしたが、2021年8月7日に、朝日新聞(大阪版)の夕刊に1ページ漫画が掲載されています。

70周年を迎えたお菓子の「パインアメ」とのコラボ作品です。

8月8日は「パインアメの日」なんですね。

 

引用元:パイン株式会社 HP  https://www.pine.co.jp/news/news-1778/

 

あらすじ

大阪の下町、西萩町。

小学5年生の少女、チエちゃんは、実質的には経営者兼従業員としてホルモン焼き店を大人相手に、たった1人で切り盛りしています。

父親のテツは、お店の仕事もせず、博打ばかりで、フラフラと遊びまわっています。

そんなテツから追い出され、母親のヨシ江は現在、家出中です。

チエちゃんは子供ながらも、大人達にも負けない生活力とガッツの持ち主でした。

そんな彼女の周りには、テツの両親や元ヤクザのお好み焼き屋のおっちゃん、テツの幼馴染で警察官のミツル、テツの恩師など、個性的な面々が集まっています。

そして、事件やトラブルの中心には、いつもテツがいるのです。

今日も煙の向こうから、ジュージューというチエちゃんがホルモンを焼く音が聞こえます。

 

登場人物

竹本チエ

画像引用元:Amazonプライムビデオ

CV  中山千夏(劇場版、テレビアニメ全て)

本作品の主人公。

小学5年生、赤い髪留めと下駄がトレードマークとなっています。

勉強は苦手なものの、運動神経に優れ、特に足が速く、喧嘩もとても強い。

明るく素直な性格ではあるものの、家庭環境のせいか、どこか冷めていて、達観しているところもあります。

お金にもシビアで、ホルモン焼き屋の経営者として生計を成り立たせています。

そのせいか、周囲の大人たちから、頼られたり、相談を持ちかけられたりすることもしばしばです。

父親のテツに巻き込まれる形で、事件やトラブルの渦中に投げ出され、持ち前のバイタリティで奮闘します。

彼女の「ウチは日本一、不幸な少女や」が口癖です。

 

竹本テツ

画像引用元:Amazonプライムビデオ
CV  西川のりお(劇場版、テレビアニメ全て)

チエの父親。

元々はホルモン焼き屋「テッちゃん」の店主だったものの、働かず、博打ばかりだったため、実質的にチエが経営者となり、店名も「チエちゃん」と変えられてしまいます。

無職であり、博打も完全に「下手の横好き」のため、子供であるチエからたまにお小遣いをもらう立場です。

黒シャツと腹巻きがトレードマークで、運動神経が発達し、チエ同様、特に走ることは得意としています。

まさに子供のまま、身体だけ大人になったような性格で、喧嘩っ早く、3人までの相手なら勝てるほどの強さです。

子供時代は少年鑑別所に入っていた時期もあり、小学校の恩師である花井先生には今でも頭が上がりません。

妻のヨシ江には複雑な感情があり、2人きりで話をしたり、勝負どころで見られていると、緊張で硬くなってしまいます。

悪いことは何でもしそうですが、意外なことに酒とタバコは一切嗜んでいません。

 

声をあてている西川のりおさんは、漫才コンビ「西川のりお・上方よしお(のりおよしお)」を組む芸人さんです。

当然、声優としては素人で、セリフはほとんど棒読みです。

ただ、それが逆にテツっぽさが現れています。

他の声優に変えることができない存在感です。

 

竹本ヨシ江

画像引用元:Amazonプライムビデオ

CV  三林京子 (劇場版)・山口朱美 (テレビアニメ)

チエの母であり、テツの妻。

落ち着いた性格で、ほとんどのことに動じないものの、ある意味諦めが早いとも言えます。

洋裁学校の先生の仕事をしていて、昼間にはほとんど出て来ません。

おとなしそうに見えるものの、スポーツは得意で、実際にやってみるとテツをも上回ることも多いのですが、そのために気を使って、ほとんど参加しません。

 

小鉄

画像引用元:Amazonプライムビデオ

CV  永井一郎 (テレビアニメ) ・ 西川きよし (劇場版)

チエの飼い猫。

「じゃりン子チエ」の世界では猫は猫語しか喋らないものの、猫同士はお互いに会話もし、2足歩行で生活しています。

火を起こしたり、釣りをするなど、擬人化が激しいものの、登場する人間たちはそれほど気にするそぶりはありません。

チエちゃんに至っては、お店の上がりの計算の検算を、そろばんでさせていたりします。

額の傷の特徴から、かつては「月の輪の雷蔵」と呼ばれていて、全国各地で最強の伝説を残しています。

花井 拳骨

画像引用元:Amazonプライムビデオ
CV  須永克彦 (テレビアニメ) ・笑福亭仁鶴 (劇場版)

テツの小学生時代の恩師で、現在は教師は退職。

豪快な人物で、学生時代に相撲で横綱を張っていたこともあり、喧嘩もとても強く、テツが全く頭が上がりません。

小学生時代から大人になった今でさえ、事あるごとに「テツー!」と怒鳴りつけています。

とは言え、テツのことを可愛がっていて、ヨシ江との仲を取り持ったり、誰よりも面倒を見ているとも言えます。

 

平山 ヒラメ

画像引用元:Amazonプライムビデオ
CV 三輪勝恵 (テレビアニメ) 劇場版は登場せず

チエの同級生で大親友。

努力家で細かいことをコツコツすることが得意ではあるものの、周囲からは「ドン臭い」と評されてしまいます。

傷つきやすく、内気な性格で、時折チエちゃんすらも気を使う程です。

ただ、相撲や懸垂などは得意で、一部分ではスポーツ万能のチエちゃんをも脅かします。

また、特に絵画の才能に長けていて、大阪府のコンクールに金賞として入賞しています。

 

「じゃりン子チエ」の魅力と最終話について

笑って泣ける物語

ヤクザや博打、鉄拳制裁、子供の労働、いじめ、動物虐待。

正直、今現在のコンプライアンスに照らすと、全く映像化できない可能性のある登場人物とエピソードばかりです。

でも、設定の1970年代後半という時代では、当たり前の風景だったのかもしれません。

基本的にはドタバタとしたコメディです。

大人たちの話に、子供であるチエちゃんが巻き込まれ、時には中心人物として奮闘します。

ただ、それだけではなく、時にはジーンとして、泣けるエピソードもあって、そこがまた魅力でもあります。

 

チエちゃんが母親のヨシ江ではなく、テツと似ていることを気にする話や、テツの幼馴染のミツルの結婚式の話は秀逸です。

また、ヒラメちゃんのエピソードはどれも名作ばかりです。

いかにも関西の、下町人情噺ですが、実は悲惨な話も多く、それでも楽しく観られる(読める)のは登場人物たちの明るさのおかげだと思います。

画像引用元:Amazonプライムビデオ

 

声優陣がぴったり

最初に映像化された劇場版は、「火垂るの墓」や「おもひでぽろぽろ」等で有名な高畑勲さんが監督を務めています。

本作ではテレビアニメもディレクションしていて、ご本人もとても気に入っている作品だったようです。

テレビアニメを担当するにあたって、高畑監督が唯一、条件として提示したのは、「劇場版で主人公のチエとテツの声を担当した2人を変えず、他のキャストも大阪弁を話せること」だったそうです。

そのおかげで、大阪弁がネイティブな声優さんがキャスティングされています。

高畑監督の指名した坂本千夏さん(チエちゃん)、西川のりおさん(テツ)は、ぴったりで、原作漫画を読んでも、この2人の声で聴こえてきます。

 

猫の小鉄の声の永井一郎さん(「サザエさん」で初代の波平さんや「機動戦士ガンダム」のナレーションで有名)がとても印象的です。

人間にはニャーニャー聞こえる鳴き声が、実は猫同士ではおじさん声で会話していること、しかも人間顔負けの重い過去を背負っている、伝説的存在というのも多重構造になっています。

原作には、人間がほとんど出て来ず、猫だけで何話も進むエピソードもあります。

アニメでも一部ありました。

劇場版では漫才師の西川きよしさんが声を担当していました。

これはこれで、味わいがありました。

 

劇場版と言えば、チエの同級生のマサル役を島田紳助さんが当てていました。

当時若手だったとはいえ、小学生の男の子の声にしては大人過ぎました。

テレビアニメ版ではそれなりの年齢の声優さんが務めています。

画像引用元:Amazonプライムビデオ

結局、最後はどうなったのか?

※核心的なネタバレはしておりません。

それでも気になる方は読み飛ばしてください。

 

テレビアニメ1期

テレビアニメ版は第1期は65話(「最終回とはいうものの」)で終了しています。

当時、原作漫画は連載中であり、アニメの最終話だからと言って、現sカウを大きく逸脱した出来事が起こったりはしません。

単行本で言えば13巻あたりのエピソードを基に構成されています。

テツやチエちゃん、おばあはん、猫たちは、タチの悪い大学の応援団連中と対峙し、相変わらずの大騒動となります。

ところが、意外な人物の鶴の一声で、事態が収まることになります。

その後、チエちゃん、ヒラメちゃんは縁日をねり歩いておしまいです。

 

テレビアニメ2期

テレビアニメの第2期自体、関西ローカルだったようです。

39話の「アントニオが盗まれた」で終了しています。

原作エピソード通りで、これと言って最終回ならではの展開もありませんでした。

 

原作漫画最終話

原作漫画をお読みになったことがある方も、最終話がどうなったかご存知の方は少ないかも知れません。

ネタバレはしませんが、最終巻(67巻)もそれなりに事件が起こります。

事件と言ってもどちらかと言えば、めでたいエピソードです。

最終巻になっても、テツは相変わらずですが、チエちゃんはもはや落ち着き過ぎて、ほとんど動じることもありません。

最後の最後までワイワイ、ガヤガヤしていて、最終話だからと言って、ジーンとする話でも、テツが改心するような話でもありません。

いかにも最終話っぽいことと言えば、とても多くの登場人物での記念写真を撮ることくらいです。

でもこれはこれで良い締めくくりだと思います。

すぐそのまま再開できそうな感じですし。

実際には先に書いた新聞広告以外に復活はしていないのですが。。。

 

画像引用元:Amazonプライムビデオ

まとめ

今回は、【懐かしい漫画・アニメ】笑って泣ける関西人のバイブル「じゃりン子チエ」【最終話はどうなった?】についてご紹介しました。

 

「じゃりン子チエ」の魅力と最終話について     

  1. 笑って泣ける物語
  2. 声優陣がぴったり
  3. アニメ・原作漫画とも最終話まで「じゃりン子チエ」らしさを貫いている

「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから! 

 

本文には書きませんでしたが、主題歌も秀逸だと思います。

アニメ1期は、原作者はるき悦巳さん自らの作詞によるオープニングテーマ「バケツのおひさんつかまえた」 でした。

チエちゃんの声を担当している中山千夏さんの歌唱で、ものすごく耳に残ります。

 

歌詞の冒頭の「♪虎のフンドシ ヒグマのパッチ ムカデの歯ブラシぶら下げて……」の部分は、原作漫画の中で、テツが鼻歌で歌っていました。

無茶苦茶な歌詞ですが、何だかジーンと来ます。

 


www.youtube.com

 

未視聴、未読の方は、是非一度お試しください。

個人的にはかなり、おすすめです! 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた次回!

 

読者登録いただける方は、是非こちらへ!

 

公式で第1話が視聴できます! ↓


www.youtube.com

TOP