こんにちは、あとかです♪
私は普段、欧米の海外ドラマを中心に視聴しています。
特に犯罪ミステリーものが好きです。
日本でも多くの犯罪ミステリーのドラマが多く製作されています。
昔々からあるジャンルですから、差別化のためにいろいろな変化を持たせています。
主人公が高校生探偵や「CSI」のような科捜研だったり、サラリーマン出身だったり、特殊能力を持っていたり。。。
それに、重厚な本格推理ミステリーだけでなく、軽いコメディタッチのものもあります。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
今回は、【ハマれば面白いドラマ】「時効警察」シリーズの感想とおすすめポイント【よろしくお願いします♪】について、ご紹介します。
ネタバレ等は極力していませんが、登場人物紹介等で、情報は記載されています。
ご了承ください。
本作は、現在各種VODサービスでご視聴になれます。
Amazonプライムビデオではディレクターズカット版も配信されています。
【ハマれば最高に面白いドラマ】「時効警察」シリーズの感想とおすすめポイント
「時効警察」シリーズとは
2006年にテレビ朝日系列で深夜(23時15分 〜0時10分)に放送されたコメディドラマです。
基本は1話完結で、1シーズンあたり8〜9話の構成。
2007年に第2シーズンが製作され、その後12年もの間を置いて、スペシャル版と第3シーズンが放送されました。
それぞれのタイトルは以下の通りです。
- 「時効警察」 2006年1月〜(全9話)
- 「帰ってきた時効警察」 2007年4月〜(全9話)
- 「時効警察・復活スペシャル(時効警察はじめました 第零話)」 2019年9月
- 「時効警察はじめました」 2019年10月〜(全8話)
タイトルは「時効警察」ですが、警察組織自体が時効にいたった事件を扱うわけではありません。
主人公が「時効管理課」勤務であり、その部署にある書類の中から、面白そうな未解決事件を選んで解決(真実の究明)にあたるのです。
似たようなシチュエーションでは、以前「ケイゾク」というドラマもありました。
そのドラマでは、時効には至っていないものの、ほぼ迷宮入りしている事件について、世間へ、「ちゃんと「現在も鋭意継続(ケイゾク)捜査していますよ」というポーズとしての部署でした。
そのため、解決しようと思えば犯人を逮捕できるです。
ただ、本作では、完全に時効が成立してからの捜査ですから、何も解決になりません。
それでも、面白く、納得できるのがこのドラマの特徴です。
あらすじ
総武警察署の「時効管理課」に勤務する霧山修一朗(きりやま しゅういちろう)の趣味は、時効に至った事件を捜査し、真相を究明することです。
その部署で扱う様々な捜査資料の中から、気になった事件をピックアップし、慰留品を返却するという名目で当時の事件関係者の基に出向きます。
その後、休日や勤務後の時間(時には有給休暇)を利用して、捜査をしていきます。
最終的に突き止めた真実を、真犯人本人に事件のあらましを説明します。
そこで、本人に合っていることを認めてもらうことで捜査は終了となります。
その際に、決め台詞と共に「誰にも言いませんよカード」を捺印して手渡します。
「事件はもう時効ですから、僕がこの件を口外することはありません。
で、せっかく御協力いただいた犯人の方を不安な気持ちにさせてはいけないと思いまして、お渡ししています。
これ、『誰にも言いませんよカード』です。」
登場人物
第2シーズンから第3シーズンの間で12年もの月日が流れているため、大きな変化があります。
一部第3シーズンのネタバレがあります。のでご注意ください。
霧山修一朗(きりやま しゅういちろう)/オダギリジョー
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
主人公。
一見ぼんやりしていて、掴み所のない性格です。
落ち着いた平和主義であり、常に穏やかで激昂することもほぼありません。
趣味で始めた「時効事件の捜査」に没頭していて、時折非常に高い推理力と正義感を見せます。
それに、犯人(容疑者)や事件関係者の言動や、微妙な違和感から嘘を見抜く能力を持っています。
独特の価値観や真偽不明の豆知識を披露し、博学な様ですが、世情には疎いところがあります。
第2シーズンの後、FBIに派遣され、第3シーズンで髭を蓄えて帰ってきます。
結婚はしておらず、独身のままです。
三日月しずか(みかづき しずか)/麻生久美子
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
交通課勤務。
霧山に好意を持ち、そのため彼の所属する「時効管理課」にも入り浸っています。
美人で細身であるものの、大食漢。
霧山の趣味の「時効事件の捜査」には、当初は渋々付き合っていたが、後には積極的にバディとして同行するようになります。
霧山がたまたま署名した「婚姻届」をずっと大切に持っていて、自分の名前を書いたり、捺印してみたりしています。
シーズン2の後、結婚しその後、離婚。
バツイチとなっています。
時効管理課の面々
時効管理課のメンバー全員が独特の雰囲気であり、「ノリ」があります。
真面目な会話は、ほぼ0%です。
熊本(くまもと)課長/岩松了
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
課長という管理職であるものの、偉ぶることは全くなく、発言内容もかなり「適当」で「いい加減」です
主な仕事としては、時効に至った事件ファイルの中表紙に「時効」のハンコを押すことだけに見えます。
ただ、それがアバンタイトルのお約束シーンです。
又来(またらい)/ふせえり
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
常に独特の口調、言い回しをしていて、時効管理課のメンバーも知らず知らずのうちに影響を受けています。
年甲斐のないイタズラや、大ボケもかましながらも、強めのツッコミも担当しています。
サネイエ/江口のりこ
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
常に冷静で、飄々としています。
ごく稀に、嗜好により熱くなることもありますが、基本的には考えていることが掴みづらい雰囲気です。
刑事課・鑑識の面々
十文字疾風(じゅうもんじ はやて)/ 豊原功補
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
霧山と同期で、「刑事課のエース」(自称)です。
トレンチコートを常にまとっていて、独特のこだわりと刑事観と持論を持っています。
ただ、言動の多くの場面でピントがずれています。
刑事としても優秀とは言えないようで、霧山の何気ない助言を一旦否定しながら、いつの間にか自分の考えとして思い込み、結果手柄を上げています。
自己評価が非常に高く、他者を下に見ることが多いのですが、時効管理課の面々には「残念なヤツ」を思われています。
蜂須賀(はちすか)/緋田康人
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
刑事課で十文字とバディを組んでいて、常に一緒に行動しています。
かなりのベテランであるものの、年下の十文字を頼りにして、素直に言うことを聞いています。
彩雲真空(あやくも まそら)/ 吉岡里帆
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
スペシャル版、第3シーズンで登場した刑事課の新人です。
熱血刑事に憧れていて、格闘もこなします。
十文字の意味のわからない指示や特訓を受け、さらに「話がつまらない」という根拠不明の罵詈雑言を浴びながらも、持ち前の積極性でこなしていきます。
FBI勤務で不在だった霧山の、かつての「時効捜査」を「伝説」として聞いていて、彼の事件解決の場にぜひ立ち会いたいと憧れています。
諸沢(もろさわ)/光石研
画像引用元:TV朝日公式HP(第3シーズン)
鑑識官で、霧山の趣味の捜査の頼みを「有料」で引き受けています。
謎のコレクションやこだわりがあり、時折霧山を困惑させています。
また、被害妄想が強く、たまたま発言されたことの一部を切り取って、自分への非難と感じ、隣の部屋から怒鳴り込んでくることがあります。
「時効警察」シリーズの感想とおすすめポイント
くだらない会話がずーーっと続く
正直言って、ここで好き嫌いがはっきり分かれると思います。
時効管理課内での会話は、ほとんどが本当に意味のない会話です。
特に又来役のふせえりさんを中心にどうでも良い話がテンポよく続きます。
また、独特の流行があるようで、「……だ、おおおおいい!」という語尾を連発したり、「置いといて」というパントマイムのような動作を一時的に幾度もくりかえしては、いつの間にかやらなくなったりします。
お互いにボケやツッコミの役割が目まぐるしく入れ替わって、ほんの少しだけストーリーを進めます。
そんな無駄話の中で、主人公霧山が事件解決の大きなヒントを掴むことになり、そんなところがカタルシスとなります。
でも、それは全体のほんの一部分です。
それ以外の部分を、大半は「今何の話を聞かされている?」と疑問を持ってしまう方はつまらなく感じると思います。
意外とちゃんとしたミステリードラマ
「意外と」と書くと失礼ではありますが、ミステリードラマとしても結構しっかりしています。
このドラマは、出演しているゲストによって犯人はある意味でわかっている「倒叙もの」と言えます。
けれども、その動機やトリック、そこに至った経緯等は、主人公の霧山によって最後に解き明かされていきます。
種明かしを聞くまで、私自身、真相がわかっていないことも多く、謎解きを聞いてスッキリすることもしばしばです。
また事件を起こしてしまった理由には同情する点も多く、そのため、時効を迎えていることで観ていてホッとするのです。
警察側の事件解明のカタルシスと、犯人側への感情移入が同時に味わえるのは、このドラマの特徴的な魅力なのかも知れません。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
肩の力を抜いて、雰囲気を楽しめる
私自身はそれほど感じませんでしたが、批判されている方々の声は「世界観が崩れる」とか思われたみたいです。
確かに、前述のようにかなりの手練れの芸達者たちが作り上げていた「笑いの世界」には、なかなか入っていけるものではありません。
それでも、新キャストの方々は、結構よくやっていたと私は思います。
それにそんなに肩肘を張らなくて良いのがこのドラマの魅力だとも思います。
目や耳はしっかり向けながらも、体全体では脱力しながらで雰囲気を楽しむ作品のような気がします。
毎回、オープニングに由紀さおりさんがタイトルバックでナレーションをつけています。
それを聞くだけでワクワクします。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
まとめ
今回は、【日本ドラマ】ハマれば最高に面白い「時効警察」シリーズの感想とおすすめポイント【誰にも言いませんよ】についてご紹介しました。
ハマれば最高に面白い「時効警察」シリーズの感想とおすすめポイント
- くだらない会話がずーーっと続く
- 意外とちゃんとしたミステリードラマ
- 肩の力を抜いて、雰囲気を楽しめる
「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから!
現在、Amazonプライムビデオを始めとして、各種VODサービスでもご視聴になれます。
犯罪ミステリーやサスペンス好きの方も、脱力コメディ好きも、是非お試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回!
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