こんにちは、あとかです♪
海外ドラマの主人公は、善人ばかりではありません。
「Dr.HOUSE」や「デクスター」、Amazonプライムオリジナルドラマの「THE BOYS」等もアンチヒーローが主人公です。
善人の良さもありますが、突き抜けた「悪いやつ」も、強烈な魅力を発揮するものかも知れません。
今回は、【海外ドラマ】「ブラックリスト」の感想とおすすめポイント【アンチヒーローの魅力】について、ご紹介します。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
【海外ドラマ】「THE BLACKLIST/ブラックリスト」の感想とおすすめポイント
「THE BLACKLIST/ブラックリスト」とは
アメリカで2013年から放送され、2021年12月現在、シーズン9まで継続しています。
基本は1話完結のジャンルは、犯罪サスペンスです。
闇の全てを知る自らも凶悪犯罪者のレッドと、その彼から指名され、連絡係となりつつ事件を解決するFBI捜査官のリズとの、「バディもの」と言えます。
古い映画ですが、「羊たちの沈黙」のクラリスと、ハンニバル・レクターの関係のような感じです。
本国では大変な人気で、日本でもCSやVODサービスで放送・配信されています。
あらすじ(主にシーズン1)
「犯罪コンシェルジュ」とあだ名され、国際的な犯罪に表裏で関わってきた男、レッドが突如FBI本部に姿を現します。
特に抵抗もせず直ちに拘束されたレッドは、FBIを相手に、ある交渉を始めます。
まずは、自分の知る脳内の凶悪犯罪者データベースとも言える「ブラックリスト」の中から犯人の情報を明かして解決に導く代わりに、自らの免責を要求します。
さらにレッドは、ある捜査官を連絡係として指名します。
その連絡係に指名されたのは、研修を終え、その日からFBI特別捜査官となったばかりのリズでした。
リズは、なぜ自分が選ばれたのか、戸惑いながらも、レッドの情報を基に、いくつもの凶悪犯罪を解決に導くことになります。
果たしてレッドは敵か味方か?そして目的は?
また、陰で蠢く犯罪者たちと、裏切り者は誰なのか?
秘密と謎に満ちた運命にリズは巻き込まれていきます。
登場人物 <主にシーズン1について>
レイモンド・レディントン/”レッド”
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt2741602/?ref_=ttmi_tt
ジェームズ・スペイダー/日本語吹き替え 大塚芳忠
自身の持つ凶悪犯罪者情報「ブラックリスト」から情報を提供し、FBIに協力する謎の男。
数多くの国際的な重大犯罪に、「犯罪コンシェルジュ」という異名で関わってきた経歴があり、世界各国から追われる身です。
彼の「力」の源は「情報」です。
その情報を駆使してFBIを撹乱しながらも、多くの犯罪捜査に協力し、裏では自分の目的を達していきます。
彼が唯一信頼し、連絡係として指名したのは新米FBI捜査官のリズでした。
凶悪かつ冷酷な犯罪者である彼が、彼女にだけは愛情ある優しい眼差しを向け、常に気遣っています。
彼女との関係や、彼自身の真の目的、あらゆる謎が少しずつ明らかになってきます。
エリザベス・キーン/"リズ"
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt2741602/?ref_=ttmi_tt
メーガン・ブーン /日本語吹き替え 甲斐田裕子
新米FBI捜査官。
新人ながら、優秀で、現場度胸や捜査官としての資質が高いものの、レッドに連絡係として指名されたことで、公私共に振り回されることになります。
幼い頃に実に父を火災で亡くし、義父母に育てられました。
既婚です。
ドナルド・レスラー
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt2741602/?ref_=ttmi_tt
ディエゴ・クラテンホフ/日本語吹き替え 宮内敦士
エリザベスの同僚のFBI捜査官。
かつてはレッドを追っていて、FBIが事件解決のためとはいえ、彼から情報を得ることに疑問を持っていました。
さらに、新人であるリズが「連絡係」として重用されることも不服であり、なかなか打ち解けられずにいました。
ただ、リズの実力を知るに連れて、やがて仲間として認めていくようになります。
ハロルド・クーパー
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt2741602/?ref_=ttmi_tt
ジェイ・ハリントン/吹替 加藤和樹
FBIテロ対策部副部長。
「ブラックリスト」による犯罪捜査の実行チームを統括する責任者です。
犯罪者であるレッドを全面的に信用しているわけではなく、警戒しながらも事件解決という実を取るために、FBI組織との調整役としても機能しています。
トム・キーン
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt2741602/?ref_=ttmi_tt
ライアン・エッゴールド /日本語吹き替え 荻野晴朗
リズの夫。
教師であり、FBIという危険な仕事に就いているリズの身をいつも案じています。
また、最近はリズとの養子を授かることに夢中になっています。
このようなリズにとっては最愛の夫のトムのことを、レッドは時折「気をつけろ」と警告します。
実際に、彼には何か隠し事がある様です。
アラム・モジタバイ
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt2741602/?ref_=ttmi_tt
アミール・アリソン/日本語吹き替え 前島貴志・志賀麻登佳
FBIブラックリストチームのコンピュータアナリスト。
海外ドラマの犯罪ミステリーものには付き物の、超万能のコンピュータ専門家です。
通常入り込めないサイトへのハッキングや、とんでもないニッチな情報を突き止めます。
技術者であり、暴力的な行為からは避けています。
「THE BLACKLIST/ブラックリスト」の感想とおすすめポイント
1話完結の良質なサスペンスで、謎が謎を呼ぶ展開
基本的には、1話につき1人ずつブラックリストから名前が明かされます。
サブタイトルは、その名前そのもの(もしくはニックネーム)になっています。
凝っているのは、リストのナンバーが記載されています。
例えば、
「No.106 The Good Samaritan Killer(善きサマリア人) 」
「No.73 Madeline Pratt (マデリーン・プラット)」
「No. 101 The Alchemist(錬金術師)」
と言った感じです。
このナンバリングがバラバラで、「ブラックリスト」から1人ずつ明かされているとリアルに感じられる演出となっています。
事件が起こり、レッドに聞くと必ず知っています。
場合によっては、事件が起こる前にリズに警告を発したりします。
1話ごとに事件は解決し、ブラックリストから指名された人物は、逮捕されたり、命を落としたりします。
そんな中で、リズの周りでは次々と謎が増えていきます。
- レッドは何故、リズを「連絡係」として指名したのか?
- レッドが、ブラックリストから、どういう理由でその順番で明かされるのか?
- そもそも、突然FBIに協力する気になったレッドの目的は?
- 優しく誠実なリズの夫を、レッドが危険視する理由は?
- FBI内部の敵?
- もしかして、レッドはリズの肉親なのか?
そう言ったことが少しずつ解明しながら、また次の謎が見えてきます。
アンチヒーローの魅力
アンチヒーローとはやはり主人公である「レッド」ことレイモンド・レディントンのことです。
非情で、敵対する者には容赦なく、あっさりと銃を放ち、殺人に対して躊躇がありません。
計算高く、FBIに表向きは協力していながらも、手玉に取り、結果自分の利益となるように人々を動かしていきます。
彼の特徴は、「世界の全ての情報を制する者」であると同時に、非情さ、人たらしの能力、そして一方で、意外な愛情の深さにあります。
つまり、レッドは確かに凶悪な大犯罪者ではありますが、「ただの悪者」ではないというのが大きな魅力となっています。
特に「連絡係」として指名したリズを誰よりも大事にしていて、彼女を生かすことが彼の大きな行動原理となっています。
また、身内への愛情も強く、仲間を人質に取ることよる脅迫がかなり効果があります。
また、仲間が殺害されると、とてもショックを受け、復讐も苛烈な者となります。
身内であればこの上なく心強く、敵に回すと大変厄介な人物です。
多彩なゲスト出演者
海外ドラマファンには見覚えのあるキャストが多くゲスト出演しています。
シーズン1だけでも、以下のような他作品のレギュラーを張っている俳優が登場しています。
「Dr.HOUSE」
ハウスの親友ウィルソン役ロバート・ショーン・レナード
画像引用元:Amazonプライムビデオ「Dr.HOUSE」
「プリズン・ブレイク」
ティーバック役でお馴染みのロバート・ネッパー
引用元:https://www.imdb.com/title/tt0455275/mediaviewer/rm1691259904/?ft0=name&fv0=nm0460694&ft1=image_type&fv1=still_frame「プリズン・ブレイク」
「デクスター 〜警察官は殺人鬼」
エンジェル・バティスタ役のデイヴィッド・ザヤス
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt0773262/?ref_=tt_ch「デクスター 〜警察官は殺人鬼」
「FRINGE/フリンジ」
フィリップ・ブロイルズ役のランス・レディック
引用元:http://www.superdramatv.com/line/fringe/story/「FRINGE/フリンジ」
おまけ
シーズン1の16話に日本エピソードがあります。
海外作品で度々描かれる、「コレジャナイ日本観」ファンにもおすすめです。
日本のシーンは冒頭だけと少ないものの、こういった犯罪ミステリーで登場しがちな「YAKUZA」が活躍(?)します。
サブタイトルの「No.83 Mako Tanida (マコ・タニダ)」と言います。
実は、それは日本人の男性の名前です。
ヤクザが、かなり可愛い名前になってしまいました。。。
まとめ
今回は、【海外ドラマ】「THE BLACKLIST/ブラックリスト」の感想とおすすめポイント【アンチヒーローの魅力】についてご紹介しました。
「THE BLACKLIST/ブラックリスト」のおすすめポイント
- 1話完結の良質なサスペンスで、謎が謎を呼ぶ展開
- アンチヒーローの魅力
- 多彩なゲスト出演者
「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから!
主人公レッドを演じているジェームズ・スペイダーは、昔、「ボストン・リーガル」というコメディドラマで 、アラン・ショアという弁護士役で出演していました。
型破りな弁護士が、あの手この手で勝利するというドラマで、私は大好きでした。
日本で、堺雅人主演の「リーガルハイ」というドラマがありますが、とてもよく似ています。
海外ではヒットし、エミー賞も受賞していましたが、残念ながら日本ではあまり流行りませんでした。
そのドラマでは結構はふわっとした優男でしたが、このドラマではめちゃくちゃ強面になっていて、びっくりしました。
また、ずいぶん先の話題ですが、実はシーズン8のラストでかなり衝撃的な展開を見せています。
現在、Amazonプライムビデオを始めとして、各種VODサービスでもご視聴になれます。
犯罪ミステリーやサスペンス好きの方、おすすめです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回!
読者登録いただける方は、是非こちらへ!