「Googleコアアルゴリズム」や「Google(コア)アップデート」という言葉を、お聞きになったことがあると思います。
また、専業ブロガーさんが、ご自身の記事の検索順位が急降下して、阿鼻叫喚の反応をSNSに投稿しているのを目にしたことがあるかも知れません。
検索流入が非常に多く、その収益が莫大なブロガーさんにとっては、死活問題ともいえる重要な出来事のようです。
私レベルの初心者の個人ブログですら、多少の影響はあります。
と言っても、そこまでの動揺はありません。
恐らく、私と同じように、そこまで大きな事と感じていらっしゃらない方も多いと思います。
5月に、そのGoogleコアアルゴリズムの大型アップデートが実施されました。
今回は、【ブログの7不思議】Googleコアアップデートの検索順位への影響【確認方法と対策】について、ご紹介します。
- 【Googleコアアルゴリズム】アップデートの検索順位への影響【確認方法と検証】
- 記事(ページ)ごとの変動を見てみる
- Googleアナリティクスで検索流入ページの確認
- Googleコアアップデートの対策
- まとめ
【Googleコアアルゴリズム】アップデートの検索順位への影響【確認方法と検証】
「Googleコアアルゴリズム」とは
「Googleコアアルゴリズム」は、言わば、グーグル検索のアルゴリズムのことで、「Googleコアアップデート」はその大幅な変動を意味します。
近年は、大体110日周期で実施されています。
2020年は1月14日と、今回5月5日に2回目が実施されました。
何か調べるためにGoogle検索した場合、検索結果の10番目から見る方はほとんどいないと思います。
やはり、広告記事や公式ページを除けば、次の1番目の記事から読んでいくと思います。
例えば、記事の検索順位が1位だったものが10位に下がると、当然、それだけ流入数も激減することになります。
ご自身のブログでも、最も検索流入していたPVの稼ぎ頭の記事が、極端に順位が下がっていることもあり得ます。
一度、ご確認いただいても良いかも知れません。
Googleコアアップデートの影響を確認する
Google全体の検索について、急上昇したキーワードや逆にダウンしたキーワードの話題などもあります。
個人ブログで、そこに合わせて記事を書くというのは、なかなか困難かと思います。
コロナの影響で、医療系のキーワードが上昇したからと言って、急にそのテーマで有益な情報を書くことはできません。
また、非常にライバルが多いカテゴリーになると思います。
実際に、私のような個人ブログには、どんな影響があったのか、確認してみます。
Googleサーチコンソール
正直、気が向いた時にしか見ていませんが、色々と教えてくれるサーチコンソールです。
「検索パフォーマンス」→「検索結果」を開きます。
合計表示回数
「日付」を選択して、「合計クリック数」「合計表示回数」のグラフを表示します。
私のブログの7日間(2020/5/4~5/10)の変動です。
見事に、5月5日を境に「合計表示回数」が減っています。
クリック数は若干持ち直してきていますが、アップデートの影響はそれなりに受けていることがわかりました。
ちなみに、この「合計表示回数」は、Googleサーチコンソールのヘルプページで解説されています。
Google 検索結果に表示されたサイトへのリンクの数です。
表示回数は、ユーザーがサイトへのリンクが含まれる検索結果ページにアクセスしたときにカウントされます(スクロールして検索結果を表示しなかった場合でもカウントされます)。
ただし、ユーザーが検索結果を 1 ページ目しか表示しなかった場合、2 ページ目以降に表示されるはずだったリンクは表示回数にはカウントされません。
カウントは、プロパティごとまたはページごとに集計されます。
スクロールが無限に続く検索結果ページ(画像検索など)では、スクロールにより実際に表示された結果のみが表示回数としてカウントされます。
引用元:GoogleSearch Consoleヘルプページ(改行のみ筆者改変)
つまり、記事が、1ページ目に表示されていれば、例えクリックされなくてもカウントされます。
2ページ目以降はスクロールしない限り、カウントされないということになります。
平均検索順位
私は、全体としてはあまり影響は見られませんでした。
元々、検索順位上位の記事の平均をとるので、順位がダウンした記事はあるものの、他の記事で上位になった記事があるのかも知れません。
記事(ページ)ごとの変動を見てみる
「検索パフォーマンス」→「検索結果」→「日付」をクリックします。
期間の選択する場面で「比較」を選ぶと、以下の期間を選択できます。
1番下の「カスタム」で、比較したい年月日を入力できます。
例えば、アップデートの実施された「5月5日以前の1週間」と、「5月6日からの1週間」などで比較することができます。
合計表示回数
上部の「合計表示回数」をクリックし、下部の表の「ページ」のタブを選択します。
表示回数が急激に下がっているページや、逆に、新規に上昇しているページがあれば、確認できます。
平均掲載順位
同じく「平均掲載順位」も確認できます。
「ページ」ではなく「クエリ」のタブを選択すると、どのような検索キーワードで、自身のブログがどのくらいの順位で表示されているかも確認できます。
ご自身のブログ(サイト)で、Googleコアアップデートで影響を受けているか、簡易的に確認できます。
Googleアナリティクスで検索流入ページの確認
Googleアナリティクスで。「集客」→「OrganicSearch」をクリックし、期間を選択します。
同じく、5月5日を境に1週間ごとの、検索流入ランキングをしてみます。
私自身は、ブログで検索上位だった記事の順位が少しだけ変わりました。
新たにランクインした記事と圏外に落ちた記事が2件あります。
日程が、連休中と平日に戻ってからなので、単純比較はできませんが、総流入数自体は減っています。
2020/4/29~5/5と2020/5/6~12との比較
収益への影響
具体的に数字を書けないので、あまり参考にならないのですが、アドセンスの推移です。
アップデート以降、連休明けに、とても下がって見えますが、実はそれほどではありません。
5月の連休中に、はてブ砲やスマニュー砲に着弾しているため跳ね上がっているせいです。
実際のところ、その後は普段と変わらないくらいで推移しています。
元々が大したことがないので、収益に関しては、それほどダメージを受けてはいませんでした。
Googleコアアップデートの対策
たまには、サーチコンソールやアナリティクスの数字を見ることは楽しいのですが、正直なところ、一喜一憂しても仕方がないとも思っています。
専業で1日に何万もの検索流入のPVを集めていたり、収益を毎月6桁とか稼いでいるなら、まさしく死活問題でしょう。
ただ、私のように、個人ブログで、趣味の範疇であるならば、毎回コツコツと記事を書くことで良いのかと思っています。
所詮、Google様の掌の上ですから。
実は、Google自体も、過去に「(コアアップデートで)検索順位が落ちたサイトを、特に修正する必要はない」とアナウンスしています。
さらに「今後、最良のコンテンツを作ることに集中すること」をアドバイスしています。
ただ、新しい記事を書く場合は、ある程度、記事タイトルや本文中の見出しに「検索されそうなキーワード」は散りばめておいた方が良いかと思います。
そうすると、その内、検索上位に上がってくるかも知れません。
私がやっているのは、「自分がこの記事を検索する時に、どんなキーワードを打ち込むか?」をイメージすることくらいですが。。。
また、特に、検索順位、表示回数が急激に上がった記事などがありましたら、せっかく検索流入してくれた方の満足度を高める手は打っても良いと思います。
- 内部リンクを貼る。
- 外部リンクの確認。(無効なURLになっていないか)
- 最新情報の追加。
- 誤字脱字の見直し。簡易な表現に変更。
- ビジュアル面での読みやすさの改善
まとめ
今回は、【ブログの7不思議】Googleコアアップデートの検索順位への影響【確認方法と対策】についてご紹介しました。
アップデートから1〜2週間で、順位は安定するそうです。
ご自身の記事について、変化があるかどうか、一度確認してみても面白いと思います。
ただ、あまり検索順位を上げようとだけ考えると、記事を書くのが苦しくなります。
順位の下がった記事は仕方ありませんので、順位の上がっている記事をブラッシュアップすることが、とても前向きな気がします。
いずれにしても、Googleによるアップデートは定期的に実行されていますので。
私自身は、「自分が読みたい記事を書く」という方針で、記事を書いています。
これからも、(少しくらいは)PVは意識しながらも、楽しくブログを続けたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、また次回。