こんにちは、あとかです♪
私は海外ドラマ視聴が趣味で、DVDを購入することもあります。
そういったセルDVDに付き物の、特典映像を観て、初めて知ることが結構あります。
それは、「このシーンは屋外で撮影してなかったの!?」ということです。
以前観たドラマで、結構な頻度で登場する屋外のカフェのシーンが、ほとんど全部合成ということがあって、本当にびっくりしました。
よく使われているのは、グリーンやブルーの幕を貼って、その部分に別の映像を合成するクロマキーという撮影手法です。
例えば、グリーンの幕の前で、同じグリーンの全身タイツを着用した上に、普通の服を着たとします。
そのグリーンの部分に、部屋の映像を合成すると、まるで「透明人間」のように見えるのです。
TV番組の「Youは何しに日本へ」で、バナナマンのお二人が登場しているシーンで、顔だけ出して合成していますね。
割と昔からある、ポピュラーな合成技術です。
日本でも、古くは映画の最初の「ゴジラ」でも使われています。
フィルムでは、アナログ合成だと思いますが、最近はデジタル合成なので、より自然になっています。
その撮影方法が、映画はもちろんですが、海外ドラマでも、かなり多くの場面で使われています。
普通に、ロケで撮影していると思い込んでいた場所も、実はスタジオということも結構あります。
たとえ、屋外での撮影だとしても、全然違う場所になっていることも多いです。
今回はそう言った意外な合成シーンを、ご紹介したいと思います。
様々な場面でのグリーンバック撮影
ビル群近くの夜のシーン
さて、こちらの映像ですが、どの部分が合成されているかわかりますか?
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賑やかな夜の街に近い、裏路地のような場所に、車が停車しています。
左の男性は、これから車に乗り込むようです。
一応、屋外で、ロケはされていますが、どの部分が合成なのでしょうか?
撮影時は、こんな感じです!
BEFORE
なんと車と男性以外は、ほぼ合成なのです。
ここまでやるなら、実際にロケをしたほうが早いと思いますが、撮影の許可を取ったり、道路を封鎖したりといった、様々な人的、金銭的なコストが余計にかかるようです。
それなら、合成の方がよほど、安く、早いということでしょう。
インタビューを避けて歩く女性
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確か「アグリーベティ」だと思います。
ベティが、画面右から出てきて、インタビュアーにマイクを向けられ、顔を隠しながら歩いて行くシーンです。
画面は、右から左にパン(移動)して行き、最後に、ベティは左のガラスの壁にドスンとぶつかります。
さて、このシーンは、どこが合成でしょうか??
実はこんな感じです。
BEFORE
なんと、全部合成でした。
しかも、スタジオ内での撮影ですね。
屋外ですらないのです。
大型船の船上火災のシーン
ON AIR
続いてはこのシーンです。
奥に大型船が火災を起こしていて、消火活動をする、船やヘリコプターが見えます。
手前には多くの人々が映っています。
さて、どの部分が合成なのでしょうか?
撮影時はこんな感じです!
BEFORE
かなり予測がついてきたと思いますが、だいたい大きいところが全部合成です。
ここまで、グリーンバックを張るのもかなりのコストかと思いますが、本当の船舶で火災シーンを撮影するよりも楽なのでしょうね。
柱の多い半屋外シーン
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屋根のある半屋外です。
ギリシャ調の太い柱が特徴的なシーンですね。
そろそろフェイクで、本当にロケをしているシーンを入れようかと思いましたが、やめました。
これも合成されています。
さて、どの部分でしょう?
こんな感じでした。
BEFORE
はい、全部ですね。
かっちり、スタジオ撮影です。
これ、「合成ですよ」と予告されたからお分かりになったと思いますが、普通に観ている時は、わかるわけがありません。
太陽光代わりのライトと屋根の下を表現するひさしの影で、リアルに見えるのでしょうね。
何が合成されるのでしょうか?
BEFORE
逆の問題です。
撮影時は、殺風景な薄暗い夜の街の映像です。
これから「何か」が合成されるのですが、完成後のシーンには、何が入るのでしょうか?
どん!
ON AIR
正解は、大きな建物(病院)と、電車でした!
かなり、派手に見えますね。
この映像を観れば、普通にこのような電車の通っている場所で、ロケをしているのかと思います。
屋外シーンはどこで撮影されている?
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中央の女性と男性が、手前に歩いてくるシーンです。
映像としては、人物に合わせて、手前にカメラが移動しながら撮影されています。
こんなに広い街中の風景なのですが、ここまで来るとお分かりと思いますが、全体的に合成なのです。
実際に、合成ではないのは、どの部分でしょうか??
実際の撮影時はこんな感じです。
BEFORE
全然、違う!
右に映っているキオスクのような露店だけが本当にあって、あとは合成です。
後ろには、スタジオの建物が映っています。
スタジオの敷地から出てすらいませんでした。
まとめ
ここまでの画像は、以下の映像からお借りしました。
海外ドラマを観ていると、ちょっとしたことで特殊撮影が結構行われています。
そういったシーンを見つけるのも、意外な面白さにつながるかもしれません。
ただ、普通に観ていると、本当に気づきません。。。
正直言って、DVDの特典映像や、番宣番組のメイキング映像などを観た時しか、気づいたことはありません。
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。
それでは、また次回!