Web
Analytics

あとかのブログ

海外ドラマ/映画/お笑い/エンタメ

【Amazonオリジナル】海外ドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」の感想

こんにちは、あとかです♪

「芸術」をテーマにした作品に、名作は数多く存在します。

私自身は、音楽家が主人公の物語に惹かれます。

楽器の経験もなく、楽譜も読めず、ピアノで「猫ふんじゃった」くらいしか弾けない私には、ある種の「憧れ」があるのかも知れません。

 

今回は、そんな音楽家が主人公の作品、【Amazonオリジナル】海外ドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」の感想について、ご紹介させていただきます。

主にシーズン1についての話題ですが、それ以降のあらすじにも、若干触れています。  

核心的なネタバレはしていませんが、あらかじめご容赦ください。

 

 

f:id:c089818:20210201195546p:plain

画像引用元:Amazonプライムビデオ

【Amazonオリジナル】「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル”Mozart in the Jungle”」の感想

 

「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」とは

Amazonプライムビデオのオリジナルのコメディドラマです。

2015年から配信が始まり、2018年のシーズン4で完結しています。

1話30分ほどで、全40話です。

ニューヨーク・フィルハーモニックのオーボエ奏者だった女性が、自分自身の経験をもとに書いたノンフィクション小説が原作です。

オーボエ奏者の女性を狂言回しに、有名な交響楽団の面々と天才マエストロの型破りな言動に振り回されながらも、徐々に成功を収めていく姿を描いています。

現代の物語ですが、ずっと昔のイメージの様で、交響楽団の運営はパトロンとなる富豪によって成り立っていたり、社交会での立ち回りが必要だったり、知らない世界ばかりです。

よく言われるのが、日本のドラマの「のだめカンタービレの様な」、という形容ですが、私自身はそこまでの相似は感じませんでした。

また、こういった「音楽もの」に多い、下ネタやドラッグなどは、この作品では全体的に控えめです。

あらすじ

オーボエに生涯をかけてきたヘイリーは、ひょんなことから、憧れのニューヨーク交響楽団の一員に加わることになります。

彼女を採用したのは、新たに指揮者として就任したロドリゴでした。

ロドリゴは、優秀な天才音楽家ではありますが、その破天荒は言動により、アシスタントとなったヘイリーや周囲の人間を振り回しながら、それまでの伝統や規則を破り、楽団を大きく変えていくことになります。

そうして、ロドリゴがその楽団の指揮者となって、初の公演を迎えた日、ある大きなトラブルが発生します。

 

登場人物

ロドリゴ

f:id:c089818:20210201204916p:plain

画像引用元:Amazonプライムビデオ

ガエル・ガルシア・ベルナル

天才指揮者であり、自由奔放で常識にとらわれない性格。

新たに「マエストロ」という称号を受け、楽団を大きく変えていくことになります。

女性関係はだらしないものの、人当たりの良い性格で、自然と周囲に人間から好かれます。

 

ヘイリー

f:id:c089818:20210201205159p:plain

画像引用元:Amazonプライムビデオ

ローラ・カーク

若きオーボエ奏者で、天才マエストロに振り回されながらも、夢に向かって邁進します。

彼女を狂言回しとして、現代の交響楽団の内幕や、取り巻く環境が見えてきます。

 

シンシア

f:id:c089818:20210201205020p:plain

画像引用元:Amazonプライムビデオ

サフロン・バロウズ

生真面目で、交響楽団の組合の代表にも就任したチェロ奏者。

ちゃんとした、一見堅物な性格のように見えますが、元マエストロと不倫関係であったり、腱鞘炎の治療の鎮痛剤に依存気味だったりして、人物設定に深みがあります。

 

トーマス

f:id:c089818:20210201205504p:plain

画像引用元: https://www.imdb.com/title/tt3502172/
マルコム・マクダウェル

ロドリゴの前の指揮者で、自他共に認める偉大な元マエストロです。

古い人間の様ですが、ロドリゴの影響か、元来、自ら持っていたものなのか、とても前向きで破天荒に変化してきます。

徐々に、本当に偉大な人物とわかってきます。

 

 感想とおすすめポイント

耳にも楽しい軽快なコメディ

大笑いしたり、ギャグの様な意味でのコメディではありません。

ドロドロとした人間ドラマも多少はありますが、それ自体がメインではなく、全体的には軽快にドラマが進行します。

Amazonオリジナルのドラマには多い、1話30分弱という短さが、とても観やすく、余分なシーンは非常に少なく感じます。

 

また、交響楽団が舞台ですので、演奏シーンはもちろん、他のシーンの多くでも、クラシック音楽が鳴っています。

クラシック音楽についての知識があれば、楽しめるシーンがもっと多いのだろうなと、その点は少し残念です。(自分が)

毎回のスタッフロールで流れる曲も違うので、こだわりを持って作られているのでしょう。

私は、基本的に、吹き替えで海外ドラマを見ていますが、声優さん方も芸達者ばかりで、その点でも耳で楽しめるドラマです。

 

 自分の知らない世界

「交響楽団」という自分の知らない世界が舞台で、それだけでも興味が惹かれます。

また、主人公のマエストロとオーボエ奏者の2人以外にも、個性的で魅力的な登場人物に溢れています。

たまにTV等で見かけるオーケストラ演奏者の一人一人にも、それぞれの人生があり、ドラマだってあるという、そんな当たり前のことに気付かされます。

そして、「天才」とは?「音楽家」とは?

そんなことを、思いながらこのドラマを観ました。

 そんなに難しいテーマではないのですが、「天才だって実は悩んでいる」ということに、とても共感できました。

シーズン4には、日本エピソードも

ファイナルとなるシーズン4の話ですが、「日本」でのエピソードがあり、しかも複数回に渡っています。

こういった海外ドラマには珍しく、ちゃんと日本でロケをし、主要キャストもほとんど来日しています。

また、これも珍しいことですが、他のアジアの国の役者さんでなく、日本人俳優が多く出演しています。

加瀬亮さん、藤谷文子さん、原田美枝子さん等が、役名付きで登場し、中でも秋野太作さんは、出演シーンこそ少ないものの印象に残ります。

字幕版で視聴してみても、海外ドラマや洋画でありがちな、おかしな日本語や、日本文化の描写は、ほぼありません。

その意味でも、ストーリー自体をしっかり楽しめます。

「日本」エピソードの冒頭で、神社での雅楽の音色の中、突然打たれる太鼓の音にビクッとしてしまう外国人キャストの面々が、微笑ましく観られます。

f:id:c089818:20210201224546p:plain

画像引用元:Amazonプライムビデオ

まとめ

今回は、【Amazonオリジナル】海外ドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」の感想について、ご紹介しました。

Amazonオリジナルのドラマでは、人気次第でぷっつりと途切れてしまう作品があります。

 そう言った意味では、幸い、この作品は一応物語は完結しています。

テンポの良さと、複雑すぎない軽快なストーリーがうまく噛み合っています。

観て損はない作品です。

 

Amazonプライム会員の方は、是非一度、試しにご視聴ください。

 

 Amazonプライム会員でない方は無料体験もあります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた次回!

 

読者登録いただける方は、是非こちらへ!

TOP