こんにちは、あとかです♪
日本のドラマと比べて、巨大なマーケットである海外ドラマでは、シーズンが継続し、ロングランになることでさらに大きな利益を生み出します。
ドラマが継続するためには、やはり人気がないといけません。
人気とは、つまり視聴率(視聴者数)です。
シーズンの最終盤にだんだんと人気に火がつくのを待っていられません。
その時点で次シーズンへの契約更新はキャンセルされているからです。
そのために、海外ドラマでは第1話に、気合を入れまくります。
今回は、【海外ドラマねた】第1話がすごすぎる海外ドラマ5選【映画並の予算とクオリティ】について、ご紹介します。
【海外ドラマねた】第1話がすごすぎる海外ドラマ5選【映画並の予算とクオリティ】
LOST/ロスト
画像引用元:Amazonプライムビデオ
パイロット版に勝負をかけることは多いのですが、「LOST」に関しては、第1話だけで、10億円もかかっているそうです。
ドラマ序盤、飛行機の墜落事故から生き延びた人々が、ビーチに集まってくるシーンから始まります。
墜落した旅客機の大掛かりなセットや、生き延びた48人の乗客、謎の怪現象など、1話からてんこ盛りです。
墜落した飛行機のセットは、廃機となった本物の飛行機を使用しているそうです。
LOSTは大半をハワイで撮影されていますが、本物の飛行機の輸送だけでも2000万円以上かかっているとか。。。
1話完結では無く、連続ドラマでありながら、めでたくロングシリーズとなり、LOSTIEと呼ばれるような熱狂的なファンもつく作品となりました。
第1話(「墜落」/Pilot Part 1)あらすじ
医師のジャックが目を覚ますと、自分が竹林の中で横たわっていることに気づきます。
思い出してみると、自分は飛行機内にいたはずです。
慌てて物音のする方へ走っていくと、大破した大きなジェットエンジンがまだ唸りをあていて、砂浜には機体の半分が突き刺さっています。
辺りは怪我人や死体、産気ずく妊婦までいて、阿鼻叫喚の様相でした。
彼が乗っていたロサンゼルス行きのオーシャニック815便が、乱気流に巻き込まれ、この無人島に墜落していたのです。
生存者たちは何とか正気を取り戻し、そのうち助けが来るだろうと楽観ムードも流れます。
ところが、この島はただの無人島ではありませんでした。
彼ら48人の生存者以外に、「なにか」がいる気配がしています。
それに、彼ら自身も、お互いに気づかないうちに過去からの因縁や秘密があるようです。
果たして彼らを待つ運命は?
GOT/ゲーム・オブ・スローンズ
画像引用元:Amazonプライムビデオ
2話以降もそうですが、ファンタジー世界の構築にかなりのコストがかかっています。
CGが多いとはいえ、舞台となるセットや屋外ロケ、現代劇のように既製品が使えないコスチューム等、お金のかかる要素だらけです。
また実際に大掛かりな海外ロケも敢行されていて、1話に限らず、各話の製作費も跳ね上がっています。
1話平均で、およそ6億円もかかっているそうです。
しかもシーズン6以降は10億円を超えていると言われています。
その分、当然ながら濃厚で、多くの登場人物が、入り組んで人間関係を形成している壮大なストーリーです。
第1話(「冬来たる」/Winter Is Coming)あらすじ
雪深い山奥を歩く男たち。
そのうちの一人が、無惨に刻まれたおびただしい数の死体が転がっている場所に遭遇します。
彼らは野蛮な野人同士の諍いのせいだと思いますが、実はそうではありませんでした。
「ホワイトウォーカー」 と呼ばれる正体不明の伝説の異形の仕業だったのです。
突然、姿を現し、彼らに刃を向けるホワイトウォーカー。
あっさりと2人は斬り殺されてしまいます。
残った1人だけは命からがら逃げ延び、城に戻ります。
しかしその彼もすぐに投獄されてしまいます。
彼は実は、その城からの脱走兵であり、その罪は死罪に値する行動だったのです。
そこは、ウェスタロス大陸の北部ウィンターフェル。
この世界には魔法が存在し、季節の巡りがとても遅く、冬が何年も続きます。
王国であり、その玉座をめぐり、同盟や裏切り、戦いの物語の幕開けなのです。
フラッシュフォワード
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10億円もの制作費をかけた第1話では、全世界で、全人類が同時に2分17秒もの間、意識を失うという現象が起こります。
「ブラックアウト」と後に呼ばれる現象ですが、すべての人が気を失うので、走っている車はそのままぶつかって行き、飛行機は墜落していきます。
当然、全世界各地で大惨事が起こります。
しかも、その気を失っている間に、彼らは自分についてのビジョンを見ているのです。
それは6ヶ月後の「未来視」だとわかります。
しかも世界各国で、まだ会ったこともない人に同じ未来を見て、お互いの運命が絡み合ってくるのです。
かなり面白いイントロです。
キャストには、日本の女優の竹内結子さんもいます。
結構良い役になりそうでしたが残念です。
実はこの作品は、私が好き過ぎる大コケドラマです。
シーズン1のみで終了していますが、最後をガッチリとクリフハンガーで締めた上、ぶん投げるという完璧さです。
クリフハンガーとは、最終話で、たとえば主人公が絶体絶命のピンチや、謎の新キャラクターがいきなり登場したりして「つづく」となり、次シーズンへの「引き」を作る演出手法です。
つまりは次のシーズンがあって初めて成り立つわけですが、このドラマはシーズン1のみです。
第1話は良かったものの、シーズン中盤で少しだれて、後半になって盛り返しましたが、時すでに遅しという感じでしょうか。
第1話(「ブラックアウト」/ No More Good Days)あらすじ
FBI捜査官のマークが横転した車の中で目を覚ました時、周囲からは人々の泣き叫ぶ声が聞こえてきます。
なんとか車から這い出すと、そこは互いに衝突しあった車や、怪我をして動けなくなっている人々や、助けを呼んでいる人の声で騒然としています。
マークが救助のために動き始めると、コントロールを失ったヘリコプターが高層ビルに激突していきます。
彼はテロリストを車で追跡していたはずでした。
その最中、突然意識を失い、その間に不思議な自分の関わる映像「ビジョン」を観ています。
実はこの意識消失は、後に世界の全人類に同時に起こっていたことが判明し、「ブラックアウト」と名付けられます。
そして、そのブラックアウト中に全員が同じように意識を失い、それぞれが違ったビジョンを観ていました。
そしてそのビジョンは今から半年後、2010年4月29日のことであるとわかってくるのです。
つまり、そのビジョンは近未来視<フラッシュフォワード>だったのです。
シーズンの最後のネタバレ
ネタバレを含みます。気になる方は飛ばしてください。
1stシーズンの最終話、全世界に2度目のブラックアウトが起こります。
それとほぼ同時刻に、主人公が、ビルに仕掛けられた時限爆弾の爆発に巻き込まれてしまいます。
そして、全人類が気を失って倒れている中に、ただ一人歩いている謎の人物が出てきます。
また、最後のカットは、未来視で、主人公の娘が誰かに呼ばれて振り返り、「彼が見つかった」と言われて、終わります。
「謎」とサスペンスをビシッと残して、見事なクリフハンガーを架けます。
これで続かないという。。。
第1話が良過ぎたのが、原因かも知れません。。。
ウォーキングデッド
画像引用元:Amazonプライムビデオ
現在シーズン10まで継続しているロングランシリーズの人気ドラマです。
シーズン11での終了予定です。
ウォーキングデッド=歩く死人というタイトル通り、いわゆるゾンビの話です。
しかも、「ウォーカー」と呼ばれる大量のゾンビによってすでに文明社会は崩壊し、人類はわずかな人数となっている世界です。
第1話はその世界観を説明するために、至る所に死体やウォーカー、荒れ果てた建物や人影の見えないだだっ広い場所が映し出されます。
背景の大半はグリーンバックによるCG合成だと思います。
もちろん実際に道路封鎖や大規模ロケを敢行するよりは安いはずですが、それを多用すれば当然予算は跳ね上がります。
視聴者に、このドラマの「世界観」を見せつけるために、第1話でとても丁寧に映像で説明しています。
第1話(「目覚めの朝」/Days Gone Bye)あらすじ
保安官のリックが呆然とした表情で、人影の見えない静まり返った日中の街を歩いています。
あちこちに横転した自動車が道路上を塞ぎ、地面は生活用品や衣類が散乱していて、突然、人間だけが神隠しにあったかのような雰囲気です。
そこで、トボトボと裸足で歩く少女の後ろ姿を見つけます。
リックが優しく声をかけると、少女がくるりと振り返ります。
その少女の顔には大きな傷があり、そしてその瞳は生きている人間のそれではありませんでした。
彼女は、「ウォーカー」(ウォーキングデッド)だったのです。
時は少し遡ります。
このような世界になる前、リックは逃走犯に銃撃されて重傷を負い、病院に運ばれます。
そして、長い期間を昏睡状態で過ごしていました。
リックが目を覚ますと、周りに病院関係者の姿はなく、おそらく見舞いの品であったはずの花束はすでに枯れ果てていました。
明らかに世界は変わっています。
彼がベッドで横たわっていた間に、この世界で一体何が起こったのでしょうか?
FRINGE/フリンジ
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「LOST」 と同様、有名クリエイターのJ.J. エイブラムスが絡んだ作品です。
同じく第1話に1000万ドル、およそ10億円以上の製作費がかかっています。
場面転換時の場所表示テロップが独特で、様々なこだわりのある映像表現です。
1話から「何か始まりそう」な匂いがぷんぷんしています。
フリンジサイエンス(非主流科学)という、超常現象の
第1話(「フライト627 」/Pilot)あらすじ
激しい乱気流の中をフライトしている(627便)飛行機内で、体調の悪そうな男が突然立ち上がります。
乱気流で機体が激しく揺れているため、キャビンアテンダントが声をかけます。
そんなキャビンアテンダントの制止を振り切り、振り返った男の顔は、ドロドロに溶けて流れていました。
客室の騒ぎに気づいた副操縦士がドアを開けて確認すると、目に飛び込んできたのは、乗客全員の顔がただれているパニック状態でした。
FBI捜査官オリビア・ダナムは、事件の調査に呼び出されます。
627便は飛び立った後、3時間後に着陸していて、機体自体は無傷でした。
ところが、その機内にいた乗客や乗務員全員が命を落としていたのです。
生存者もおらず、原因が究明できないまま捜査は行き詰まります。
そして、上司の指示によりオリビアはある博士の協力を仰ぐことになります。
その博士とはウォルター・ビショップ。
彼は、このような「非主流科学」(fringe science)分野の権威でした。
ただし、その特異な言動から、現在は彼は精神科病院に収容されていました。
ビショップ博士と、その後見人である息子のピーター、オリビアはこの不思議な事件を解決に導くことができるのでしょうか。
まとめ
今回は、【海外ドラマねた】第1話がすごすぎる海外ドラマ5選【映画並の予算とクオリティ】についてご紹介しました。
第1話がすごすぎる海外ドラマ5選【映画並の予算とクオリティ】
LOST/ロスト
- 第1話「墜落」/Pilot Part 1
GOT/ゲーム・オブ・スローンズ
- 第1話「冬来たる」/Winter Is Coming
フラッシュフォワード
- 第1話「ブラックアウト/ No More Good Days
ウォーキングデッド
- 第1話「目覚めの朝」/Days Gone Bye
FRINGE/フリンジ
- 第1話「フライト627 」/Pilot
「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから!
製作費やキャストやクリエイター陣の人数も多く、膨大なお金や準備期間をかけて制作されていることがわかります。
この第1話次第で、今後の視聴率、視聴者数が大きく違ってくるのでしょう。
宣伝文句の定型文の様ではありますが、第1話だけでも1000万ドルもの製作費をかけています。
そのため、観る価値のある高いクオリティに仕上がっているのかも知れません。
まずは、第1話だけでも、機会があれば、ぜひご覧ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回!
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