こんにちは、あとかです♪
昭和生まれのおじさんの私としては、邦画のヒット作と言えば「角川映画」という時代がありました。
最近、Amazonプライムビデオで何作も観る機会があり、角川映画の素晴らしさを改めて認識しました。
今回は、今改めて観たい「角川映画」のおすすめBEST5について、ご紹介します。
Amazonプライムビデオなら、(12月29日現在)無料で見られます。
角川映画とは
角川書店(現:KADOKAWA)という出版社が、自社販売の小説を原作に制作した一連の映画作品群を、角川映画と言います。
いわゆる、メディアミックスの走りと言って良いかもしれません。
特に角川書店の中でも、「角川文庫」の小説を取り上げて、映画を作っては、膨大な数のTVコマーシャルを流し、そのキャッチコピーが流行語になったり、主題歌がヒットすることも多く、多くの新人スターも輩出しました。
勿論、原作小説自体もベストセラーとなっています。
薬師丸ひろ子を始め、コンテストで発掘された、渡辺典子さん、原田知世さんの3人を「角川3人娘」と呼ばれました。
個人的には、角川映画が流行りはじめた頃は、まだ子供でしたので、CMで知っていた作品が多いです。
後にレンタルビデオや、TV放映時に観ています。
今、観たい、角川映画のおすすめBEST5
犬神家の一族(1976年)
引用元:Amazonプライムビデオ
監督 :市川崑
原作 :横溝正史
出演者:石坂浩二/島田陽子/あおい輝彦/坂口良子/高峰三枝子
音楽 大野雄二
主題歌 愛のバラード
公開:1976年
上映時間 146分
未見の方は、是非観て欲しい角川映画の第1作です。
後に、この映画が元ネタとして、沢山のパロディや、オマージュが作られています。
その数の膨大さは、名作の証だと思います。
ストーリーや映像、音楽、役者さんの演技が完璧です。
特に女優さんが全員素晴らしいです。
この映画の島田陽子さんは浮世離れした美しさですし、普通っぽい演技をしている坂口良子さんすら、とんでもない可愛さです。
正直言って、この映画以外の演技は観ていないのですが、高峰三枝子さんの凄さはこの一作だけでもよくわかります。
2006年に市川崑監督が、主演を石坂浩二さんのままセルフリメイクされましたが、絶対にオリジナル版の方が良いです。
引用元:http://www.kadokawa-pictures.jp/official/inugamike1976/
あらすじ
日本の製薬王、犬神佐兵衛が残した謎の遺言状。
犬神財閥の巨額の遺産の相続を巡って、血塗られた連続殺人が起こります。
犬神家の家宝である 斧(ヨキ)・琴(コト)・菊(キク)に隠された秘密とは何でしょうか?
名探偵・金田一耕助が突き止めた、意外な真相とは!?
蘇る金狼
引用元:Amazonプライムビデオ
監督 :村川透
原作 :大藪春彦
出演者 :松田優作/風吹ジュン/千葉真一
音楽 :ケーシー・ランキン
主題歌: 前野曜子『蘇る金狼のテーマ』
公開:1979年
当時の男が、松田優作さんに憧れるのが、よくわかります。
昼間は地味で目立たない会社員、裏ではとんでもない大きなことをやり遂げているという大藪晴彦原作のハードボイルドを体現しています。
原作から考えても、男性向けの作品と言えるでしょう。
ラストシーンは絶対に印象に残ります。
後に、真木蔵人さん主演の映画や、香取慎吾さん主演のテレビドラマが制作されています。(が、観る必要ありません。)
引用元:http://www.kadokawa-pictures.jp/official/yomigaerukinro/
あらすじ
昼は平凡なサラリーマン、しかし夜には組織へ反逆の牙を剥く一匹の狼へと変貌する男の名は、朝倉哲也。
彼は鍛え上げられた肉体と天才的頭脳を武器に、大企業や暴力団への自らの野望のために次々と挑んでいきます。
そしてついに掴んだものと、その先の運命は。。。
時をかける少女
引用元:Amazonプライムビデオ
監督 :大林宣彦
原作 筒井康隆
出演者 原田知世/高柳良一/尾美としのり
音楽 :松任谷正隆
主題歌 :原田知世「時をかける少女」
公開: 1983年上映時間 104分
大林宣彦監督の「尾道三部作」の一つに数えられています。
(尾道三部作の残りの2作は、「転校生」「さびしんぼう」)
新人だけに、演技はど素人丸出しですが、それでも原田知世さんは、やっぱり魅力があります。
松任谷由美さんが作詞作曲の同名映画主題歌も、ヒットしました。
エンディングのスタッフロールも主題歌のMVみたいな陳腐な感じの演出なのですが、原田知世さんの可愛さで、完全に押し切れています。
同時上映が「探偵物語」(薬師丸ひろ子さんと松田優作さんの超名作ですね)という超お得な組み合わせです。当時が羨ましいです。
この作品に関しては、原作の力も大きく、後に作られた同名作品も名作ばかりです。
仲里依紗さん主演の実写映画、細田守監督のアニメ版も必見です。
特にアニメは原作の20年後という設定で、とても雰囲気の良い作品です。
主題歌の奥華子さんの「ガーネット」もすごい曲です。
引用元:Amazonプライムビデオ
あらすじ
土曜日の放課後、芳山和子は誰もいないはずの実験室で怪しい物音を聴きます。
室内に入るとフラスコが倒れ、ラベンダーの香りが広がり、和子はそこで気を失ってしまいます。
その日から奇妙な既視感に悩まされ、授業も、地震や火事も、和子が前の日に経験したことばかりに感じてしまいます。
不安に震える彼女を優しく支える深町一夫ですが、彼にはある秘密がありました。
里見八犬伝
引用元:Amazonプライムビデオ
監督: 深作欣二
原作: 鎌田敏夫 『新・里見八犬伝』
出演者 :薬師丸ひろ子/真田広之/松坂慶子/千葉真一
音楽 :NOBODY
主題歌 :ジョン・オバニオン「里見八犬伝」「八剣士のテーマ (White Light)」
公開 : 1983年
上映時間 136分
この作品は映画館で観ました。
印として霊玉を持っている八剣士が次々と集まることや、「レイダーズ失われたアーク」のような敵の巣窟の大型セットとその崩壊シーンなど、今考えると男子がワクワクする要素の多い映画です。
千葉真一さん、真田広之さん、志穂美悦子さんのJAC(ジャパンアクションクラブ)の面々は、当然ながら華麗なアクションを見せています。
何より、悪役の夏木マリさんが超絶カッコ良いです。
かなりおどろおどろしいヌードシーンがありますが、「妖艶」という言葉以外見つかりません。
同じ深作欣二監督の「魔界転生」もオススメです。
沢田研二さんの魔界に堕ちた天草四郎も、夏木マリさんに負けずに、「妖艶」です。
機会があれば是非!(Amazonプライムでは有料でした)
引用元:http://www.kadokawa-pictures.jp/official/satomihakenden/
あらすじ
悪霊につかえ、不死身の妖怪となった玉梓は、かつて里見家に征伐された恨みを抱いて館山城に攻め入りました。
里見一族は虐殺され、静姫だけが生きのびます。
その姫の前に仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉を持った八剣士が集まります。
妖怪軍団の巣窟へ攻め入り、激闘に身を投じます。
復活の日
引用元:Amazonプライムビデオ
監督: 深作欣二
原作:小松左京
出演者 :草刈正雄/ボー・スヴェンソン/オリヴィア・ハッセー/夏木勲
音楽 :テオ・マセロ/羽田健太郎
主題歌 :ジャニス・イアン「You are love」
公開 1980年
上映時間 156分
小松左京原作のSF超大作です。
南極ロケにとどまらず、世界各地でのロケも敢行しています。
当然ながら、かなりの製作費になったようで、大ヒットしたにも関わらず、結果としては赤字だったそうです。
世界でのセールスも期待していたようですが、それほど回収はできなかった模様です。
草刈正雄さんが、多くの外国人俳優の中にいても、ハンサムです。
引用元:http://www.kadokawa-pictures.jp/official/fukatsunohi/
あらすじ
「MM88」と呼ばれる、細菌兵器によって全世界はパニックとなり、人類のほとんどが死滅した世界。
氷に閉ざされた南極大陸に残された863人だけが残されていました。
1年後、南極で地震研究を続けていた吉住は、アメリカ東部地震を予測します。
その地震は、今も地下に眠り続けるミサイル自動報復システムが作動し、全世界をミサイル攻撃が飛び交うことになるとわかります。
その標的には、彼らのいる南極大陸前がターゲットとなっていました。
廃墟となったワシントンに向かい、ミサイル発射を阻止しようとした矢先、突発的な地震が発生します。
まとめ
今回は、角川映画のおすすめBEST5をご紹介しました。
①犬神家の一族(1976年):観ていない方は、是非1度ご覧ください。
②蘇る金狼:松田優作さんの演技を、存分に楽しめます。
③時をかける少女:原田知世さんの魅力です。
④里見八犬伝:JACのアクション。単純に面白い映画です。
⑤復活の日:日本でもこんな超大作が!と感激しながら観る映画です。
Amazonプライムビデオ会員の方は、今なら無料で観られます。
年末年始のお休みで、是非ご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回!