こんにちは、あとかです♪
Amazonプライムビデオでは、様々なオリジナル作品が配信されています。
ドラマにおいては、TV放送では規制がかかるような挑戦的な表現や、積極的に映画俳優を起用したりと贅沢な作りになっている場合も多く、とても魅力的です。
今回は、【海外ドラマ】「 SOLOS ~ひとりひとりの回想録~」の感想とおすすめポイント【Amazonオリジナル】について、ご紹介します。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
【海外ドラマ】「 SOLOS ~ひとりひとりの回想録~」の感想とおすすめポイント
「 SOLOS ~ひとりひとりの回想録~」とは
Amazonプライムビデオにて、2021年5月から配信開始され、1話あたりおよそ30分程度で全7話で完結しています。
1話ごとに主人公が異なるアンソロジー形式です。
基本は1話完結ですが、全体を通して、少しずつ関わりのありそうなストーリーとなっています。
また、モーガン・フリーマンやアン・ハサウェイなど、有名映画俳優が各話の主演を務めていて、豪華です。
各話の副題は、それぞれのエピソードの主人公の名前です。
それが、最終話に繋がっている伏線の一部になっています。
あらすじ&登場人物
第1話 レア
画像引用元:Amazonプライムビデオ
主演:アン・ハサウェイ
地下にある研究室に複雑な数式や不思議な機械が所狭しと、並んでいます。
その室内で、レイが奇妙は機械に向かって話しかけています。
あまりに長い期間にわたって、声をかけ続けているため、僅かな期待も持たず、惰性で続けているだけのようです。
そんな時、彼女の呼びかける声に、突然、応える「声」が聞こえてきます。
それどころか、モニターにその声の主を映しだすことに成功するのです。
その声の相手、モニターに映ったその女性の姿は、なんとレイ本人でした。
興奮する二人のレイ。
それもそのはず、彼女は「未来の自分」と繋がるために長年研究し、ついにそれに成功したのです。
レイには、どうしても未来と繋がりたい秘密の理由があったのです。
ところが。。。
主演のアン・ハサウェイは、映画「プラダを着た悪魔」やAmazonオリジナルドラマの「モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜」にも出演しています。
第2話 トム
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主演:アンソニー・マッキー
向かい合う二人の男たち。
その姿や声は全く同じ、二人とも「トム」です。
けれども、一方のトムはもう一人のトムに向かって激しく怒りをぶつけています。
怒っているのは、オリジナルの「トム」です。
もう一人の「トム」は、彼がTVのコマーシャルを観て購入した新製品でした。
その製品とは、本人とそっくりそのままコピーしたアンドロイドでした。
けれども、トム本人はそのコピーについて全く満足いかず、「返品する!」と叫んでいます。
トムには、どうしても全く同じ自分自身を欲しがる理由がありました。
それは、不治の病のためにトムの余命がもうわずかで、娘の「ペグ」のために父親としての自分を残しておきたかったのです。
主演のアンソニー・マッキーは、映画「キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ」シリーズで「ファルコン」で有名です。
第3話 ペグ
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主演:ヘレン・ミレン
遠い宇宙空間で、宇宙船でただ一人、ぼんやりと船外を見つめている年老いた女性「ペグ」。
彼女は、宇宙の最果てを目指す、言わば片道切符の調査に出向いていました。
そんな彼女が、宇宙船のAIの声と語り合い、自分自身の人生について振り返っていきます。
なぜ彼女がこの調査の旅に、自ら手を挙げてまで、出向くことになったのか、
彼女の幼い頃からの悔恨や想いは、やがて一生をかけた一つの結論へと導かれていきます。
第4話 サーシャ
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主演:ウゾ・アドゥバ
全てがコンピュータで管理されたスマートハウスに閉じこもって生活している「サーシャ」。
彼女は20年も、この部屋から一歩も外へ出ていませんでいた。
そもそものきっかけは、致死性の未知のウィルスが世界中に蔓延したことでした。
スマートハウスの管理会社のAIの声が、彼女にもう外に出られると繰り返し告げてきます。
ところがサーシャには、それを信じることができませんでした。
親友の父親が偽の火事を仕掛けられ、外界に出てしまったことを目撃したため、コンピュータが言葉巧みに自分を騙そうとしていると思っているのです。
彼女は、AIに向かって、抵抗し続け、そしてやがて真実を知るのです。
第5話 ジェニー
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主演:コンスタンス・ウー
待合室で途方に暮れている女性「ジェニー」。
何故こんなにも長い時間ここにいるのか、自分でも思い出せなくなっています。
自分の記憶を整理するために、彼女はAIの声に向かって自分に起こった出来事を順番に語り始めます。
そうして、彼女自身が忘れていた出来事を次第に思い出していきます。
破壊的で、奔放な彼女はあらゆる場面でトラブルを引き起こしていました。
そして、彼女がそこにいた理由には、大きな秘密があったのです。
第6話 ネラ
画像引用元:Amazonプライムビデオ
主演:ニコール・ベハーリー
吹雪のために町中の交通や回線が麻痺している中、たった一人で過ごしている身重な女性「ネラ」。
まだ予定日は先というのに、彼女は突然産気付き、破水までしてしまいます。
慌てる「ネラ」は主治医に電話を掛けますが、悪天候のために途中で連絡は途絶えてしまいます。
そうこうしている内に、あっという間に一人で出産してしまいます。
生まれてきた息子は幸い元気で、早速「ジェイコブ」と名付けました。
ところが、ジェイコブには次々と不思議なことが起こります。
我が子ながら不安を感じるネラ。
まだ天候は回復せず、不安な夜は更けていきます。
そしてジェイコブは。。。
第7話 スチュアート
画像引用元:Amazonプライムビデオ
主演:モーガン・フリーマン
重度の認知症を患っている年老いた男性「スチュアート」。
そんな彼の元に「オットー」という若い男性が訪ねてきます。
オットーは、彼の認知症を回復する手助けをします。
そうすると、スチュアートの記憶が次々と甦ってきたのでした。
善意で、彼の記憶を戻したわけではありません。
オットーには、ある狙いがありました。
それは、スチュアートの抱える罪と、闇に関わっているのでした。
そして、それはこの物語全体に関わる大きな秘密なのです。
主演のモーガン・フリーマンは、「ショーシャンクの空に」、「セブン」他、多数の映画に出演した、言わずと知れた名優です。
「SOLOS ~ひとりひとりの回想録~」の感想
「SOLOS」というタイトルの意味
全7話中、最初の5話までは「一人芝居」です。
相手となる声だけの出演や、主演俳優本人が別の役で登場したりしていますが、映っているキャストは一人です。
なるほど、それでタイトルが「ソロ」の複数形なんだな、と思いましたが、6、7話は普通に二人以上のキャストが並んでいます。
ただ、それは制作陣に、ミスリードされていただけということが最終話でわかります。
別の意味で「Solos」なのです。
各エピソードのイントロでナレーションが入ります。
その声は、最終話の主人公スチュアートの声です。
(これはネタバレしていても影響はありません。)
ある意味で、この物語は、そこで繋がっています。
正直、好き嫌いはあるかも。
アンソロジーなので、各話の主人公やテイストは若干異なります。
そのため、Amazonのレビュー欄の評価もマチマチです。
私自身も比較的好きな話と、それほどでもなかった話がありました。
また、近未来の話で、若干、SF寄りなので、それが苦手な方もいらっしゃるでしょう。
でも、基本的には一人芝居で、登場人物の語りを聞き続ける構成です。
回想シーンや他のキャストの映像は無いので、自分で想像するしかありません。
それが面倒に感じる方もいるかもしれません。
ただ、全体としては「オチはどうなるんだろう?」という興味でグイッと惹かれます。
何より1話30分なので、気楽に観られました。
個人的には、1話、2話、4話、7話が好きでした。
台詞を楽しむ物語
登場人物がずっと語っている演出なので、集中して観て(聞いて)いないとわからなくなることがあります。
私は吹き替え音声で、日本語字幕も表示して視聴していました。
そうやって観ていると、すごく考えられている脚本だと思いました。
台詞をとことん楽しむドラマだと思います。
実は、私は1回の視聴ではよくわからなかった部分があり、もう一度最初から観直しています。
そこまでしなくても良いのですが、2回目の視聴でもそれほど苦痛はありませんでした。
私は、好きなタイプのストーリーでした。
こんな方におすすめ
長い海外ドラマを観る時間がない方
人気があればどこまでも引っ張る海外ドラマでは、100話程度で完結しているのは、手頃な長さと言えます。
それでも普段の生活の中で観るには十分長過ぎますよね。
一方で、この作品は1話21〜30分で全7話です。
全部観ても、たった180分余りです。
映画を2本観るつもりで視聴できます。
むしろ、7つにセパレートしているので観やすいかもしれません。
短編小説やショートショートが好きな方
星新一や村上春樹、その他短編小説がお好きな方はおすすめです。
正直言って、1話ずつを取り出してみても、大きなドラマはありません。
ただ、それぞれには気になるポイントがあって、各話ごとに印象は残ります。
また、短いために説明が無い場合も多く、観ている側で補ったり、想像する余地が残されています。
複数のエピソードが最終的に収束するパターンが好きな方。
この作品の各話の主人公は緩やかに関連しています。
同時に出演することはありませんが、その存在は匂わせています。
それらのエピソード全体が繋がるのが最終話です。
垣間見えてくるのは愉快な話では無いかも知れません。
ただ、ジーンとくるラストではありました。
まとめ
今回は、【海外ドラマ】「 SOLOS ~ひとりひとりの回想録~」の感想とおすすめポイント【Amazonオリジナル】についてご紹介しました。
「SOLOS ~ひとりひとりの回想録~」の感想
- 「SOLOS」というタイトルの意味
- 正直、好き嫌いはあるかも。
- 台詞を楽しむ物語
こんな方におすすめ
- 長い海外ドラマを観る時間がない方
- 短編小説やショートショートが好きな方
- 複数のエピソードが最終的に収束するパターンが好きな方。
「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから!
Amazonオリジナルドラマは、私には比較的好みが合う作品が多いです。
新たに配信されたら必ず一度は目を通すことにしています。
そのまま最後まで、視聴できることがほとんどです。
今回は、個人的にはアン・ハサウェイが好きというのもありましたが。。。
未視聴の方は、お時間が合えば、是非ご覧ください。
おすすめです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回!
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