こんにちは、あとかです♪
私は、バリバリの文系です。
でも数学的な考え方や図形問題、証明問題は好きです。
「NUMB3RS(ナンバーズ)」というドラマは、「この世界は数字で表せないものはない」とわかります。
車で逃げていく犯人の行方、テロリストが爆弾をどこに仕掛けるか、盗まれた現金が使われた店から大元の強奪犯を割り出すなど、他の犯罪ミステリーにはない「数学」と駆使して解決に導きます。
今回は、【海外ドラマ】「NUMBERS(ナンバーズ) 天才数学者の事件ファイル 」の感想【世界は数字でできている】について、ご紹介します。
画像引用元:Amazonプライムビデオ
「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル 」とは
アメリカで2005年から2010年にかけて放送され、シーズン6、全118話で完結しています。
数学を用いて事件を解決するというプロットのため、ドラマの制作には、実際に何人もの数学者がコンサルタントとしてサポートしています。
そのため、劇中に出てくる計算式や結論などは本当に計算され、そのほとんどが実用可能なものになっているそうです。
あらすじ
天才数学者チャーリーこと、チャールズ・エプスは、大学で教室を持っています。
一方で、その頭脳により、FBI特別捜査官の兄、ドン・エプスの捜査を手伝っています。
兄のドンは、学生時代、怪我さえなければ、野球でプロに進んでいたかも知れないほどの身体能力で、活動的です。
チャーリーの武器は「数学」です。
その能力と知識で、様々な犯罪や事件を、数学的理論や数字、方程式を用いて解き明かしていきます。
兄弟の父は、ナイーブなチャーリーを心配しながらも、協力し合う2人を暖かく見守っています。
今日も、新たな事件が発生し、チャーリーの頭脳が解決に導くのです。
登場人物
チャールズ・エプス(チャーリー)
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt0433309/?ref_=tt_ch
デイビッド・クロムホルツ/吹替 咲野俊介
南カリフォルニア工科大学の天才数学者。
幼い頃から飛び級をくり返し、常に自分より年上の学生の中で育つことになり、そのことは彼の人格形成に大きな影響を与えています。
普通に人間関係を構築し、社会生活もできているる兄にも複雑な思いがあり、むしろ劣等感を感じています。
女性と付き合ったり、他人に合わせるのが苦手で、コミュニケーション能力に難があり、子供っぽい面もあります。
数学以外は苦手な分野も多く、知識に偏りが見られます。
日本語吹き替えは、咲野俊介さん。
「クリミナル・マインド」のデレク・モーガンや、「ロイヤルペインズ救命医ハンク」のハンクでお馴染みです。
良い声です。
ドン・エプス
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt0433309/?ref_=tt_ch
ロブ・モロー (Rob Morrow)/吹替 内田直哉
チャーリーの兄で、FBI特別捜査官。
強い信念を持つリーダーで、常に先頭に立って事件解決に邁進します。
弟のチャーリーの能力を最も信頼しているが、兄弟ならではの複雑な思いもあります。
天才の弟には両親がかかりきりとなり、彼は早くから独立心を強く持っていて、とても優等生で真面目な人物に成長しました。
社交的で部下思いで仕事上のコミュニケーションは良好であるものの、女性には奥手で不器用です。
アラン・エプス
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt0433309/?ref_=tt_ch
ジャド・ハーシュ/吹替 長克巳
ドンとチャーリーの温厚で誠実な父親。
妻が他界した後、チャーリーと2人暮らしをしています。
一人で何でも抱え込む長男と、天才の次男を持ち、常に心配と愛情を注いでいます。
都市計画の専門家という立場から捜査に協力し、常識人のため、ドンやチャーリーに重大なヒントを与えたりすることも。
ラリー・フラインハート
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt0433309/?ref_=tt_ch
ピーター・マクニコル/吹替 石丸博也
南カリフォルニア工科大学の教授で、チャーリーの親友。
元々はチャーリーが学生の頃の恩師であり、自分をもはるかに超える才能を持つ彼の成功を嬉しく思っています。
特殊な性格で、人付き合いは苦手。
ピーター・マクニコルは、かつて「アリー my Love」で奇人であり、優秀な弁護士ジョン・ケージ役でした。
キャラクターの性格が結構似ています。
アミタ・ラマヌジャン
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt0433309/?ref_=tt_ch
ナヴィ・ラワット /吹替 大坂史子
南カリフォルニア工科大学の学生で、チャーリーにとっては元教え子。
後に助手となり、チャーリー同様、FBIの捜査にも協力しています。
チャーリーを憎からず想っているものの、彼は奥手で優柔不断のため、ヤキモキさせられています。
「NUMB3RS(ナンバーズ) 天才数学者の事件ファイル 」の感想
世界は数字でできている
アバンタイトルの最初に統計的な数字がいくつかテロップが出て、その回のエピソードを示唆します。
そして、オープニングメロディと共に毎回、「数学」についてのナレーションが入ります。
「数学」それは日常の中にある。
天気予報。
時間を決める。
お金のやりとり。
数学は単なる方程式ではない。
ロジックであり、理性的な思考。
数学を使えば、どんな謎も解決できる。
「NUMB3RS」冒頭ナレーション(吹き替え版)
本当に何でも数学で解決していきます。
万能すぎて、もはや数学使わなくても良さそうなことまで、方程式を利用します。
「ナンバーズ」を観ていると、この世界は全て「数字」で言い表すことができると実感します。
例えば、人の気持ちや信頼度ですら、数値化できるのです。
クリエイティブな作業ができるパソコンも、高度な電子計算機と言えます。
FBIの捜査に協力し、チャーリーは数学を用いて、ポンポンと答えを導き出します。
「〇〇の方程式を使えば計算できる」や「△△理論を応用すれば」など、全く詳細は説明はしませんが、まるで魔法の言葉の様です。
テンポの良さも心地よいドラマです。
ファミリードラマの様な
犯罪ミステリーではありますが、このドラマは家族の物語です。
主人公の兄弟は独身で、父親と3人で食事をしたり、頻繁に一緒にいます。
犯罪者も本当に嫌な悪人や猟奇的な殺人者などは、あまり出てきません。
ちょっとしたファミリードラマのような感じです。
とはいえ、退屈な毎日を描いているわけではありません。
天才数学者のチャーリーには、年上のちょっと変わった親友や、気になっている元教え子の女性、兄への劣等感や父親への贖罪の気持ちなど、色々と抱えています。
一見、真っ直ぐに成長したFBI捜査官のドンも、複雑な感情を持っています。
そういったことが毎回ひとつずつ解決していきます。
犯罪ミステリーではありますが、とても暖かいストーリーのドラマでもあります。
画像引用元:https://www.imdb.com/title/tt0433309/?ref_=tt_ch
最終話の満足度が高い
ネタバレはしていませんが、気になる方は飛ばしてください。
ラストは綺麗に大団円を迎えます。
尻切れトンボでもありませんし、最後に後味の悪い展開もありません。
もちろん大きなトラブルはあります。
ただそれも、蛇足感もなく、無理矢理盛り上げるために悲劇を突っ込んでもいません。
テコ入れとして、それまでの主題をガラッと変えるような大きな展開を見せるドラマもありますが、このドラマは一貫して「数学」をテーマに完結します。
そして、最後まで兄弟と家族の物語でした。
それは、本当にお見事でした。
まとめ
今回は、【海外ドラマ】「NUMB3RS(ナンバーズ) 天才数学者の事件ファイル 」の感想【世界は数字でできている】についてご紹介しました。
本作は、結構地味ですが、テンポも良いし、観ていてもとても気持ちの良いドラマです。
基本、1話完結で、連続ドラマではありませんので、数話観てやめることも、再開することも容易です。
未視聴の方は、お時間が合えば、是非ご覧ください。
おすすめです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回!
読者登録いただける方は、是非こちらへ!