こんにちは、あとかです♪
皆さん「サブリミナル効果」という言葉をご存知と思います。
ざっくり言えば、「視覚や聴覚などに自覚のないまま潜在的な意識に刺激を与えると現れる効果」のことです。
海外ドラマ「BULL/ブル」の20話で「暗示」による殺人教唆の話が出ています。
禁止されている「暗示」手法に「サブリミナル効果」があります。
サブリミナル効果は、真偽はともかく、少なくともテレビなどの映像で使用することは禁止されています。
ただ、企業の顔である「ロゴ」には、様々な隠された意味を持っているものがあります。
今回は、「BULL」のシーズン1の20、21話をご紹介しつつ、「企業ロゴに隠されたサブリミナル効果」についてご紹介します。
ちなみに、「BULL/ブル」のシーズン1〜2は、Amazonプライムビデオで、視聴できます。
また、WOWOWにて、最新のシーズン3が放送中です。
(WOWOW放送タイトル「BULL/ブル 法廷を操る男」)
私は、「吹き替え派」ですので、基本的に吹き替え版の話題のみとなります。
サブリミナル効果って本当なの?
私が、この「サブリミナル効果」について初めて知ったのは、海外ドラマ「刑事コロンボ」(21話「意識下の映像」)でした。
ドラマでは「サブルミナル効果」という言葉自体は使っていませんでしたが、手法は間違いなくそれでした。
心理学者の犯人が、試写会の映像に飲み物の映像を差込むことで、被害者は喉が渇き、水を飲みに行きたくなるというものでした。
そして、被害者自ら1人の状況を作り、その隙に射殺するというお話でした。
コロンボ自身も、犯人相手に逆にサブリミナル効果で罠を仕掛け、証拠を掴むというオチでした。
多分、完全な違法捜査で、証拠にはならなくなりそうなやり口でしたが。。。
「フィルムに1コマ入れるだけで、人を操れるのか!」とびっくりしました。
後に、それが「サブリミナル効果」と言うとわかります。
昔、映画館で気づかれないようにコカコーラの映像を挟んだ映画を上映したところ、終幕後にコーラの売店に観客が殺到したという話がありました。
ただ、これは嘘だったという証言も出ています。
サブリミナル効果って、本当にあるのでしょうか??
サブリミナル効果を狙った企業ロゴ
実際に企業ロゴには、隠されたイメージを投射したものもあります。
ある意味、企業イメージを潜在意識下に植え付けるということで、合法的なサブリミナル効果と言えるかもしれません。
Amazon
言わずと知れたロゴです。
オレンジ色の矢印で、(aからzまで)何でも取り揃えていますと言う意味と、顧客が満足してにっこり笑っている口を表しているそうです。
FedEx
フェデックスは、アメリカの会社で世界最大の物流サービスチェーンです。
「E」と「x」の間に「→(矢印)」が隠れています。
物流のスピード感と、確実な輸送を表してるそうです。
サーティワンアイスクリーム
日本では、「サーティーワンアイスクリーム」ですが、発祥の地アメリカでは創業者の2人の名前をつなぎ合わせた「バスキン・ロビンス」が社名です。
このロゴを見ると、私たちは「31」しか見えませんが、ちゃんと社名になっているのです。
「31」の由来は、1ヶ月の間、毎日食べても違う味が楽しめる、と言うことを表現しているそうです。
実際のお店には、31種類以上あるそうですが。
ハイネケン
オランダのビールのブランド名です。日本ではキリンが販売しています。
ハイネケンのロゴの「e」に注目!上を向いて、なんだか笑っているように見えませんか?実はこの「e」、ハイネケンでは「スマイルe」と呼ばれています。ビールを通じて、みなさんに笑顔を届けたいという願いが込められているんですよ。 pic.twitter.com/0u0E3LH9
— キリンビール / KIRIN BEER (@Kirin_Brewery) 2013年1月21日
週刊少年ジャンプ ロゴマーク
引用元:https://j-books.shueisha.co.jp/25th/
少し違いますが、週刊少年ジャンプのロゴマークの海賊マークについてです。
50年以上前の創刊時から使われている少年誌らしい、この男臭いマークですが、90度回転させると何と女の子の横顔が現れるそうです。
昨年、「ジェイミー」と名付けられ、ジャンプの小説部門「JAMP j BOOKS」の公式イメージキャラクターに選ばれました。
デザイナーの古川正俊氏は「当時の編集長に貰ったイメージは『海賊と女』。デザインをする途中で、そうなるのは分かっていました。」と真偽不明?のことを語っているそうです。
わかりにくい方はこちら↓
ジェイミーです!の巻 | JUMP j BOOKS 25th
「 BULL/ブル」20話・21話
第20話「暗示にかけられて」
あらすじ
ゴルフの練習中に、突然父親を殴り殺すという事件が起こります。
現行犯で捕まった息子のトロイには、犯行時の記憶が一切ありませんでした。
精神科医エイミーから精神鑑定を依頼されたDr.ブルは、トロイが催眠術による後催眠暗示で犯行に及んだと判断します。
Dr.ブルは弁護人に心神喪失案件に興味を持つ外部弁護士ケンウッドを起用し、トロイの弁護をサポートすることを決めます。
トロイは数カ月前、自己啓発セミナーの体裁を取ったカルト教団に入会し、その指導者から目をかけられていたことが判明しますが。。。
何となく「はずれ回」?
今回は、ミステリードラマでは宿敵になりがちな、カルト教団も登場します。
ただ、あっさりしています。
かなり沢山のキャストが出演したこともあると思いますが、感情移入する相手がいませんでした。
話があちこちに行って、裁判シーンがついでみたいな感じでしたし。
原因の一つに、ゲストが多く、それぞれが各自の事情で動き回るシナリオだったと言うことがあります。
- カルト教団に取り込まれそうになる程、悩んでいるチャンク
- 連邦検事局から調査が入って、それをブルに言えないベニー
- 父親を襲ってしまった息子トロイ
- カルト教団の教祖
- その娘、レイチェル
- 何のために登場したかわからない精神科医エミリー
- そこそこの活躍のDr.ブル
これだけのキャストが 同時進行で、それぞれが関わり合いなく、ちょっとずつ自己開示するシーンがあり、観ている方は焦点が散漫になっています。
正直言って、今回は、個人的には「ハズレ」回でした。
それから、翻訳されている方は、やっぱりご年配の方がいらっしゃると思います。
(完全に勝手な思い込みです)
言葉のチョイスが若干、古いことが見え隠れするからです。
直訳だった回を除いて、今回もサブタイトルは意訳されています。
今回の原題は「MAKE ME」だったのですが、日本語タイトルは「暗示にかけられて」です。
元ネタは、「 魔法にかけられて」でしょうか。
『MAKE ME〜』自体は、「〜をして」という意味だと思いますので、近いと言えば近いですが?
私もおじさんなので、このセンスは嫌いではないですが。。。
第21話「被告人ベニー」
あらすじ
9年前に「ソーシャライト殺人鬼」と呼ばれたヘイデン・ワトキンスを起訴したベニーでしたが、証拠を捏造したとして起訴されます。
その証拠とは、ベニーがひとりでワトキンス宅へ捜索に行った際に見つけた、被害者のコンタクトレンズでした。
そこに付着していたDNAが、最新の技術で別人のものと判明しました。
ベニーを助けるため、Dr.ブルは法曹界のフィクサーと言われる、やり手の女性弁護士JP・ナネリーに弁護を依頼します。
何話も、引っ張ってきたネタだけあります!
今回は、前エピソードと、打って変わってゲストも最小限かつインパクトがあり、裁判に集中できます。
もちろん、メインキャストのTAC社弁護士のベニー(The古谷徹)が9年前の冤罪がかっていますので、法廷における緊張感も高まっています。
シーズンラスト直前に山場を持ってくるのは常套手段ですね。
さて、突然、怪しげに現れ、自ら「フィクサー」と名乗る、弁護士JP・ナネリーが登場します。
演じているのは、エリザ・ドゥシュクさん。
「トゥルーコーリング」に出ていましたね。
演技自体は良いと思いますが、この役にしては、少し若すぎる印象でした。
「シンゴジラ」でいう、石原さとみさんのような感じです。(わかります?)
その若さが、ナネリーが法廷に出始めてから、フィクサー感がさっぱり消え去ってしまう原因でしょう。
このナネリーというキャラクターは、いかにも後々まで出演が続きそうな存在感を示していますし、実際その予定だったのでしょう。
しかし、あるトラブルにて、あっさり降板となります。
それは、彼女が、主演であるマイケル・ウェザリーからのセクハラを訴えたのです。
裁判の結果、がっつり賠償を受けています。
賠償額は950万ドル!だそうです。
それだけ払っても、ドラマの製作は続けられるんですね。。。
登場人物が少ない分、いつも以上に真犯人はすぐにわかってしまうのですが、その分、ストーリーはテンポ良く進んでいきます。
このドラマにおいてはとても良い傾向です。
あまり考えさせたり、嫌な気持ちになるような場面がほとんど無いのが良いところです。
ところで、あまりに古谷徹さんの声が強すぎたことから、ここまで何度も、ベニー(the古谷徹)と愛を込めて揶揄してきましたが、だいぶ落ち着いてきました。
古谷徹さんがベニー役を掴んできたということもあるでしょうし、20話以上も観てくると聞いている方も慣れてきます。
シーズン2以降も楽しみです。
今回は、本当にシナリオが良いです!
終盤に入る前の、真相が明かされる、どんでん返しは流石に読めませんでした。
よくあることですが、シナリオライターや演出によって、エピソード毎の面白さが大きく異なっています。
序盤から、陪審員に対する前に、連邦検事局のジャンソン検事の鋭い追求があり、法廷ドラマらしい展開となっています。
今回はアタリ回ですね。
ただ、ベニーを含む検事局全体を罠に嵌めた『ソーシャルライト殺人鬼』のヘイデン・ワトキンスは、名前だけの登場でした。
次シーズン以降、良いところで登場しそうですね。
今後に期待です!
まとめ
以前書いた記事を、改めて見直して、再構成しました。
サブリミナル効果というのは大袈裟かもしれませんが、企業ロゴには様々な工夫が隠れていました。
まだ、沢山ありましたが、ぱっと見で気付きにくいもので、有名な企業をまとめてみました。
「BULL/ブル」のシーズン1も残り2話です!
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました!
それでは、また次回!
「BULL」の続きはこちらです。↓