こんにちは、あとかです♪
皆さま、槇原敬之さんの好きな曲って何ですか?
今回ご紹介する海外ドラマ「BULL/ブル」の14話に、スパイの話が出てきます。
スパイといえば、私は槇原敬之さんの名曲「SPY」を思い出します。
正直言うと、最近はほとんど聴いていないのですが、昔はハマって聴いていました。
シングル曲で言えば、「Hungry Spider」までです。
当時の槇原敬之さんは、メロディも良かったのですが、歌詞がすごいと思いました。
特に歌詞の最後にオチがある曲が大好きでした。
今回は、「BULL」のシーズン1の14、15話をご紹介しつつ、槇原敬之さんのオチが凄い曲についてもご紹介します。
ちなみに、シーズン1〜2は、Amazonプライムビデオで、 現在、WOWOWにて、最新のシーズン3が放送中です。
(WOWOW放送タイトル「BULL/ブル 法廷を操る男」)
私は、「吹き替え派」ですので、基本的に吹き替え版の話題のみとなります。
槇原敬之/最後のオチが凄い曲5選
槇原敬之さんは、1990年にデビューされ、現在50歳です。
「どんなときも。」が大ヒットし、「遠く遠く」「もう恋なんてしない」などの名曲の数々を生み出しています。
他アーティストへの楽曲提供では、「世界に一つだけの花」(作詞作曲)、「チキンライス」(作曲)も有名ですね。
作詞作曲ともご自身でされていますが、基本は、詞先で作られているそうです。
それだけ、歌詞を大事にされているのでしょう。
私は、槇原敬之さんの、特に歌詞の最後にオチのある曲が大好きです。
ネタバレになりますが、ご紹介したいと思います。
(古い曲ばかりですいません)
「モンタージュ」
友達のワードローブを買いに入った店で、レジを打ってくれた女性に一目惚れしてしまったという歌です。
衝撃的な出会いで、心は完全に奪われているけれど、うまく顔を思い出せない。
(それが、タイトルにつながっていて、「モンタージュ」がうまくいかないと表現されています)
後半に向けて、好きな気持ちがどんどん盛り上がってきます。
これから新しく、何か起こりそうな予感です。
オチ:最終的にその女性とはどうなったか
最後の歌詞で彼女のことが書かれています。
電車で二駅のところで 今日も笑ってる
それだけです。。。
何も起こってません。
でも現実ってそんなものですよね。
関係ないですが、この歌で、ワードローブ、という家具の種類を覚えました。
「2つの願い」
雨が降る日中、自宅で、(恐らく)もう関係が終わってしまう彼女からの電話を待っている歌です。
タイトルの「2つの願い」とは、
①(出かけるために)雨が止むこと。
②(彼女から)電話が来ること。
2つの願いは必ず ひとつしか かなわない
何故か、固くそう信じていて、だらだらと自宅で待っています。
(昔なので、携帯電話が今ほど普及しておらず、家の電話を受けるまでは外に出られなかったのです。)
オチ:結局2つの願いは、どうなったのか?
最後の歌詞です。
着替えをしてドアを開けたら 雲間に日がさしてた
ということで、①の方が叶いました!ということになります。
はっきり、彼女とはダメだった!とは書いていないのが良いのです。
「彼女の恋人」
元々好きだった女性が、親友と付き合っていると言う切ない曲です。
親友も彼女も知らないけれど、実は自分が先に好きになり、今も忘れられない。
彼女にとって「僕」は「彼氏の親友」なので、自分を信用しきっていて、気軽に僕の車に一人で乗ってきます。
もしこの車にロケットがついてたら あの星空に連れ去りたい
彼女の隣で、空想(妄想?)しています。
ただ、一方でもわかっているのです。
勇気だけじゃできないことがある
オチ:当然ながら
最後の歌詞です。
僕の車にロケットがついてても どこへも連れ去らない
僕のものじゃなくても 君がやっぱり好きだから
自己完結して終了です。
「LOVE LETTER」
遠くの町で就職する同級生の女の子のために、今まで言えなかった「大好きだ」という気持ちを伝えるために、手紙(「LOVE LETTER」)を書いたという曲です。
当時の主流だったカセットテープに、自分の気持ちを託した曲をダビングし、しっかりと手紙を準備して、彼女の出発する駅に向かいます。
ただ、駅のホームは見送りの友達がいっぱいで、彼女から自分の姿すら見えていない程です。
すごく人気のある女性なのがわかります。
そんな状況なので、なかなか手紙など渡せる状況でもありません。
何回も 何回も書き直した手紙は まだ僕のポケットの中
そのホームでも、彼女のことを、好きになったきっかけを思い起こします。
2番の歌詞で、彼女に手紙を渡したい気持ちは更に盛り上がってきます。
何回も 何回も書き直した手紙は まだ僕のポケットの中
オチ:手紙(LOVE LETTER)は最後に?
最後の歌詞です。
何回も何回も書き直した手紙は ずっと僕のポケットの中
やっぱりな、以外の感想がありません。
「まだ」から、「ずっと僕のポケットの中」に変わっているのが泣かせます。
「SPY」
デートをドタキャンされた「僕」が、街中で偶然彼女を見かけて、よせば良いのにスパイ気取りで尾行したという歌です。
彼女は、自分とのデートでも見たことないくらいおめかししています。
ほんの少し心配がよぎるものの、全然余裕です。
だけど信じてる 信じてる 君を信じてる 二人の日々が 大丈夫だと背中を押す
そんなに信じた彼女が、高級車に乗った男とキスをするのを、あっさり目撃します。
そうなると現実逃避を始めます。
しゃれになんないよ なんないよ 悪い夢ならば 早めに覚めてと呪文のように叫んでる
本当に悪い夢なのでしょうか??
オチ:スパイはどうなったのか
最終的には、1番のサビがこう変化します。
だけど信じてる 信じてる どうか信じさせて
もはや、懇願です。
そしていつか思い出して
嘘も見抜けないほど 恋に落ちた役立たずのスパイを
精一杯の恨み節です。。。
こんな感じで、昔の槇原敬之さんは、可愛げのある「ずっこけ男」の歌詞が良かったと思います。
「 BULL/ブル」14話・15話
第14話「黒い軍事機密」
あらすじ
陸軍中尉タムシン・デイルが、ある大佐の暴言をネットメディア「グローブスピル」にリークし、スパイ防止法違反で起訴されます。
陸軍駐屯地を訪れたDr.ブルと、TAC社の弁護士ベニーは通常の裁判とは違う軍法会議での弁護とコンサルを引き受けることになります。
タムシンがリークした文書は機密扱いで、弁護士であるベニーだけが見ることが許されます。
秘密を知ったベニーと、軍法裁判の行方はどうなるのでしょうか?
軍法会議乗のリアル
タムシン・デイルという女性が今回の依頼人となります。
この陸軍中尉は情報担当士官で軍事機密を漏洩したという「スパイ防止法違反」で起訴された軍法会議で、Dr.ブルらTAC社で関わります。
弁護士のベニー(The 古谷徹)は初めて軍法会議での弁護に当たります。
「スパイ防止法」は、海外の犯罪ミステリー系のドラマではよく出てきます。
現実世界では、「ウィキリークス」の情報漏洩事件等が最近では有名です。
第一次、二次世界大戦時や、冷戦時にも、本当に「スパイ」が活躍していたそうです。
今回のストーリーは、国家の機密を扱うということで、FBIや謎のハッキング被害なども出てきます。
以前、田舎に遠征した際もそうだったのですが、TAC社は、ネット環境や電源を奪われることに、かなり脆い会社です。
今回はたまたま早めに対処できただけ、ラッキーだっただけだと思います。
今回の裁判は、なんとなくスッキリしない終わり方でした。
ただ、軍法会議というのは、リアルにはこういったものなのかもしれません。
軍隊の中で行われる裁判は、陪審員も軍人なんですね。
第15話「命の値段」
あらすじ
最先端建築のビルの空中通路が崩落し15人が犠牲となった事故が起こりました。それから1年、ビルを建設した建築デザイナーのアンドリュー・ウィスローが過失致死で起訴されます。
形勢不利と見た連邦検事局はDr.ブルらにコンサルティングを依頼します。
ウィスローは一見魅力的な人物ですが、反社会性人格で、平然と嘘をついて審理を延期させます。
更に、彼はTAC社のビルのオーナーでもあり、小さな妨害工作も企てます。
そして、テキサスから弁護士ダイアナが、ウィスローの代理人として呼ばれるのです。
再登場ダイアナ弁護士
今回は、なかなかショッキングなシーンから始まります。
最初の高層のビルとビルの間をつないでいる空中通路が崩落する事故を、CGとは言え、ちゃんと描いています。
このドラマでは、こう言った大きなシーンは、あまり出てきませんでした。
ちゃんと予算がついてきたかな〜と、(余計なお世話ながら)思いました。
主演のマイケル・ウェザリー本人がプロデューサーでもありますし、視聴者数が好調だったので、その辺りもうまく行ってきたのかもしれません。
また依頼パターンも今回は変化をつけています。
空中通路の建築デザイナーの、アンドリュー・ウィスローに対する過失致死容疑に対して、検事局側からDr.ブルが依頼を受けます。
このウィスローという建築デザイナーは、なかなか一筋縄でいかない人物です。
TAC社が入っているビルのオーナーでもあります。ただ、自信ありげでセレブなのは間違い無いのですが、そんなに大物ではなく、はっきり言って小物感しか感じませんでした。
TAC社のビルの電源を落として、嫌がらせもしてきますが、それもまた小物感を増幅させています。
言動も結構、迂闊ですし、よくこれまで何らかの罪で捕まらずに来れたな?と疑問に感じてしまいました。
ウィスローの声を演じているのは、堀内賢雄さんです。
吹き替えで出ていない海外ドラマはないんじゃないか?くらいに思っています。
私が好きなのは、「エレメンタリー ホームズ&ワトソン inNY」でグレッグソン警部です。
映画の「英国王のスピーチ」の吹き替えもカッコ良かったです!
ウィスローの弁護に就いたダイアナ役のジル・フリントさんについては、以前、少し書いています。
やっぱり、再登場しましたね。
キャラクターとしてもったいないですし。
ただ、思ったよりも、だいぶ早い再登場でした。
今後は「普段は敵、時には味方」みたいな存在で、進んでいくのでしょう。
「普段は敵、時には味方」と自分で書いてみて、何だか既視感を覚えました。
「峰不二子」ですね!
しかも超有名作「ルパン三世 カリオストロの城」で、クラリスに、ルパンとの関係を尋ねられた不二子が答えたセリフでした。
クラリス「あの方をご存知なの?」
不二子「うんざりするほどね。時には味方、時には敵。恋人だったこともあったかな。
彼、生まれつきの女たらしよ。気をつけてね」
クラリス「捨てられたの?」
不二子「まさか。捨てたの」
良いシーンです。
正直言って、子供の時は、なぜルパンは不二子みたいな悪い女に惹かれるのか、さっぱりわかりませんでした。
私は、今は大人になって何十年も経ちました。
ルパンの設定年齢よりもずいぶん年上になったでしょう。
男女間のことも、少ないながら、小さな山や谷も経験しました。(主に谷を)
その今となってみて、不二子の魅力について、改めて考えてみると……。
やっぱり、さっぱりわかりません。。。
不二子みたいな女性、手に負えないですよねー??
個人的な感想でした。
「命の値段」というサブタイトルは、今回も話に合っていて、なかなか良いと思います。(原題サブタイトル「WHAT’S YOUR NUMBER?」)
ただ、前にも書きましたが、翻訳はご年配の方がされているのでしょうか?
全体的に、少し「古い感性」のような気がします。
否定的な意味ではなく、余計な「流行り言葉」みたいなものを入れていないので、変な先入観なく観られます。
まとめ
今回も、以前書いた記事を、改めて見直して、再構成しました。
「BULL/ブル」は、相変わらずテンポが良く、ストレスがかかりません。
勧善懲悪ですし、後味が悪くないので、気楽な気持ちで観られます。
槇原敬之さんの歌詞も、昔の曲ばかりでしたが、素晴らしいと思います。
最近の曲は、槇原敬之さんに限らず、全くついて行けていないので、もう少し興味を持たないといけないと反省しています。。。
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました!
それでは、また次回!
「BULL」の続きはこちらです。↓