こんにちは、あとかです♪
今回は、ディズニーの悪役たち、「ディズニーヴィランズ」について、ご紹介します。
海外ドラマの「BULL/心を操る天才(吹替版)」で、悪役があまりに小物に感じたことがありました。
その時に、「そういえば、ディズニーって、悪役までかっこいいよなぁ」と思い出したのがきっかけです。
今回は、「BULL」のシーズン1の7〜9話をご紹介しつつ、ディズニーヴィランズについても、ご紹介します。
ちなみに、シーズン1〜2は、Amazonプライムビデオで、 現在、WOWOWにて、最新のシーズン3が放送中です。
(WOWOW放送タイトル「BULL/ブル 法廷を操る男」)
私は、「吹き替え派」ですので、基本的に吹き替え版の話題のみとなります。
基本はネタバレなし、余談ありです。
「ディズニーヴィランズ」とは
ディズニーヴィランズ(Disney villains)とは、そのままなのですが、「ディズニーの悪役たち」の総称です。
おそらく公式には、どこまでの作品が入るか線引きされていないと思います。
ただ、有名どころは当然入っています。
東京ディズニーランド/シー(以下「ディズニーリゾート」)では、6人が登場しています。
- マレフィセント(『眠れる森の美女』):オーロラ姫にのろいをかけ、ドラゴンにも変身する強い魔力を持った魔女
- キャプテン・フック(『ピーター・パン』):ピーターパンの宿敵で、鉤(かぎ)の手を持つ悪名高き海賊船の船長
- ウィックド・クイーン(『白雪姫』):魔女に変身し、毒りんごで白雪姫を狙おうとする美しい女王
- ハデス(『ヘラクレス』):神々の国オリンポスの支配を企む、冥界(死者の国)をしきる冷徹な王
- ジャファー(『アラジン』):魔法の杖で自由自在に魔法を操り、国王の座を狙うアグラバーの大臣
- アースラ(『リトル・マーメイド』):トリトン王の地位を奪おうとする、妖しげな 魅力を持つ海の魔女
今の時期は、ディズニーリゾートでは「ディズニーハロウィーン」の時期です。
彼らが、より一層大活躍しています。
昨年、ちょうどこの時期にディズニーリゾートに行ったのですが、中高生以上の、特に女性は、かっこいい悪役に扮している方が多かったです。
男性はジャック・スパロウ率が高い?
通常、ディズニーリゾートでは、子供(小学生まで)の仮装しか認められていません。
ただ、このハロウィーンの時期(今年は9月9日から10月31日)は、中学生以上もディズニーの仮装が許されています。
ハロウィーンですから、ランド内もおばけの装飾が増えますから、悪役の方が映えるのです。
アメリカでも、このディズニーヴィランズは人気があり、ご存知の通り「マレフィセント」が単独で実写映画になったり、ハロウィーン向けにディズニーの悪役が主役のアニメが製作されたりしています。
また、10月18日に「マレフィセント2」が公開となります!
個人的には、アンジェリーナ・ジョリーの当たり役と思ってます。
またCVは深見梨加さん。
「クリミナルマインド」で、エミリー・プレンティス役です。
また、ディズニーヴィランズをメインにしたゲームが新たに登場するそうです。
(事前登録受付中)
twisted-wonderland.aniplex.co.jp
第7話「見逃したサイン」
あらすじ
渋滞中に追突事故を起こし、妻を亡くしたジョンの、裁判のサポートにDr.ブルは就くことになります。
ジョンは起訴はされたものの、少量の飲酒とスピード違反で、血中のアルコール濃度は法定基準値以下でした。
それなのに、自動車運転過失致死容疑で異例の起訴までされたのには、ある裏の理由がありました。
Dr.ブル率いるTAC社では、州下院議員ドーミットが検察に手を回していたことを突き止めます。
果たして、ジョンの裁判の行方は?
ハズレ回?
なんだか難しい話でした。
難解というわけではありません。
何となく「わかったような、わからないようなこと」が多かった印象です。
全体的に上滑りしているというか、何だか、ふわっとしているんですよね。
この感想自体が、ふわっとしていますが。。。
事件自体が、自動車による自損事故なので、「真犯人」がいないというのも原因でしょうか。
その自損事故自体も、事故検証すれば即座にわかりそうな明らかな不正があるのですが、まったく追求されていません。
ドーミット議員のヒール感が、軽過ぎるのも惜しい気がします。
強敵となるはずで、検察に裏から手を回したりできる大物であるはずなのですが?
「ディズニーヴィランズ」を見習って欲しいです。
ディズニーチャンネルでは、「ディセンダント」という「マレフィセント」のスピンオフのドラマまで製作されています。
マレフィセントの娘ディセンダント役は、ダブ・キャメロンです。
(彼女は、「メンタリスト」の主人公パトリック・ジェーンの亡くなった娘が成長した姿の役で出演していました。)
CVは、近藤唯さんです。
この近藤唯さんは、「BULL/ブル」では、IT専門家のケイブル・マックロリー役で出演しています。
まだお若いので、これからどんどん主役級をされると思います。
今回の話は、サブキャラクターを増やして、人間関係を広げる意図があると思います。
Dr.ブルと仲が良さそうなラムキン裁判官や、最初は頼りない国選弁護人、マリッサのパートナーについての話とか、今後につながる話かも知れませんが、バタバタしていました。
他のドラマでも、後々、メインキャストや、人気キャラクターになる人物の登場シーンが、意外とあっさりしていることも多いので、今後に期待はしています。
子供が絡む話は、アメリカでは「いい話」にするお約束があると思います。
犯罪ミステリードラマでも、(放送局にもよりますが、)子供は絶対殺されない、もしくは殺されるシーンは出てこないことが多いです。
子供は途中でどんなに辛い目にあっても、最後は幸せになったり、立ち直ったりして終わります。
その「いい話」も、今回は何故かちょっとふわっとしているんですよね。
「ドラえもん STAND BY ME」という感動シーンばかりを組み合わせた感じの映画があります。
よくできた映画なのだろうと思いますし、評価もされています。
ただ、最近歳のせいか涙腺がゆるゆるになっている私ですが、さっぱり泣けませんでした。
CMで流れていた「ドラ泣き」という言葉に若干引いてしまったせいでもありますが……。
最後に、弁護士があるトリックを陪審員に仕掛け、「あること」に気づかせます。
それも、ちょっと強引でした。
このあたりで思ったのですが、今回ふわっとしている原因が、いつも比べると、テンポが悪いせいなのかも知れません。
アメリカでの視聴者数もここまでの、最低を記録しているようです。
第8話「完璧という罪」
あらすじ
TAC社所属の弁護士ベニーの姉イザベラは、自身の経営する会社が販売する製品を巡って、重過失致死容疑で提訴されます。
その製品に蜂花粉が混入しており、アナフィラキシーショックで死亡した女性の夫から訴えられたのでした。
過去にベニーはイザベラと、仕事をめぐる確執がありました。
それでも、イザベラの元夫でもあるDr.ブルと共に、裁判をサポートすることになります。
重要なキャラクターが早くも登場
意外とあっさり、Dr.ブルの元妻、TAC社弁護士のベニーの実姉が登場しました。
個人的にはもうちょっと引っ張ってくれても良かったかなあと思います。
名前だけ何度も出ていて、何シーズンかは引っ張って、後のシーズンでいよいよ登場!という感じの予想をしていたので、こういう展開もテンポが良いドラマなんだと感心したりしました。
「エレメンタリー ホームズ&ワトソンinNY」のホームズのお父さんも、第1話から名前や存在は明かされていますが、実際の登場はシーズン4でした。
ホームズのお父さん役は、ジョン・ノーブルさん。
「FRINGE/フリンジ」でもお父さんでした。大好きな役者さんです。
Dr.ブルの元妻、イザベラは完璧、デキる女感満載です。
イザベラの販売した製品を摂取した被害者が、蜂花粉の混入によるアナフィラキシーショックで亡くなったというのが事件です。
陪審員全員を無罪に向けるために、イザベラが「完璧であること」、「完璧でないこと」をどう伝えるか?ということがテーマになってきます。
離婚大国は、今は昔
実弟のベニーともそうですし、もちろん元夫のDr.ブルとも複雑な関係です。
さすがアメリカの離婚率ということなのか、ドラマや映画では主人公や登場人物が離婚していることが多いです。
昔はアメリカでは「結婚した半数が離婚する」とまでオーバーに言われていた記憶がありますが、現在はそれほどでもないようです。
日本の実数よりは多い割合なのは確かですが、確実に減っているそうです。
このような法定もののドラマが多く制作されることから分かる通り、訴訟大国でもあるアメリカでは、離婚費用もかさむケースが多いことも一因です。
一方で、結婚という形式が多様になっていることもあるそうです。
結婚という形にこだわらない「パートナー」と呼んだり、州によっては同性婚が認められていないことも関係しているのかも知れません。
お姉さんが登場したことで、ベニーは今回、久々にThe古谷徹になっています。
身内への話し方が、甘ったれた声になっているんですよね。
古谷徹さんは、骨太の男ではなく、やっぱりこういった、なよっとしたキャラクターがよく合います。
やっと自分の中で、ベニーと古谷徹さんがシンクロしてきました。
「機動戦士ガンダム」の劇場版を、DVDで再録した主人公アムロ・レイの声を聞いた時、とても違う感じになっていました。
古谷徹さんが年を取ってからアフレコした喋り方の方が、逆に何だか幼いのです。
ご本人のインタビュー記事を読んだことがあるのですが、初回TV放送時や劇場版の方が、実年齢に近いため、大人っぽく演じていたと自己分析されていました。
確かに、自分が高校生の頃って自分を「子供」と思っていなかったのですが、今、高校生を見ると「子供」と思うので、その差が演技にも出たんだなと納得しました。
今回も何だか小粒な事件な感じです。
人が亡くなっている、企業に対する訴訟なので、それなりにギャラは発生しているのでしょうが、元妻(実姉)価格でやっている様な。。。?
TAC社って、本当に儲かってるんでしょうかね?
第9話「大炎上」
あらすじ
ニューハンプシャー州のカヴァナーとい町で、ダイナーの爆発炎上事故があり、オーナーが亡くなります。
ダイナーを解雇になったばかりの青年ピーター・ウォルシュが、放火殺人容疑で逮捕、起訴されました。
彼には犯罪者の兄がいて、この町では周りから白い目で見られていました。
同じ様な偏見を受けた経験を持つDr.ブルは、ピーターを救うべく、裁判のサポートに入ります。
「偏見」がテーマ
今回は、実際に登場こそしませんが、Dr.ブルのお父さんの話が出てきます。
Dr.ブルが幼少期に過ごしカヴァナーという町で起こった(爆破)放火事件の弁護を手伝いますが、今回も結構「個人的な事情」が絡んでいます。
(そこが、「本当に儲かっているのか?」という疑問にもつながるのですが)
「犯罪者の家族」に対する偏見、が今回のテーマです。
親や兄弟が犯罪者なら、本人が真っ先に疑われるということは、ドラマでよく扱われます。
私は聞いたことはありませんし、近くにそういったシチュエーションに遭遇したこともありませんが、現実でもある話なのかもしれません。
今回は、このドラマにしては少しテンポが悪くなっている感じです。
被疑者のピーターとDr.ブルの過去のそれぞれの偏見を見せていて、その両方に絡むジョイスという女性を出しているので、話がポンポン飛ぶのです。
前回の様に「Dr.ブルの個人的事情の相手」=「被疑者」であれば、シンプルでテンポが良かったのですが、今回は散漫になっている印象です。
評決に至るまでの経緯も、私は雑に感じました。
評決後の展開も、いつも以上に?)ご都合的な感じが否めません。
今回は、カタルシスが感じられなかったのです。
「ハンターハンター」のキメラアント編というシリーズがありました。
その最後は、メルエムとコムギの間か良い感じで締めくくられていたのですが、私には、「ここまで来て、これで終わりかー」と、ちょっと残念な気持ちになったのを覚えています。
同じく、映画の「インディペンデンスデイ」や「ジョジョの奇矯な冒険」の第3部もあまり納得がいっていないのです。
共通しているのは、敵がとてつもなく強大になり、「いったいどうやったら勝てるんだろう??」という期待も肥大してしまっていたこと。
その上で、肩透かしの様な感じで決着がついてしまうことが、何となく苦手なのです。
ただ、それらの作品が面白くないわけではなく、しっかり楽しめるのですが、それだけにその部分が期待はずれに思ってしまうのです。
せっかく吹替版なので、CVについても触れます。
今回のゲスト、被疑者となったピーターのCVは手塚祐介さんです。
ちょっと、へにゃっ(?)とした声に感じましたが、すぐ「どこかで聞いたことがある!」と気づきました。
以前はまっていた海外ドラマのメインキャストをされていたのかと思い、出演歴を見ると、違いました。
アニメ「フィニアスとファーブ」のジェレミージョンソン役でした。
キャンディスの彼氏のジェレミーです。
恐らく「誰だそれ?」って感じだと思います。
「フィニアスとファーブ」は、ディズニー・チャンネルのアニメです。
主人公の天才発明家のフィニアスとファーブの兄弟が毎回ものすごい発明をして、日常に騒動を起こします。ドラえもんのひみつ道具を全部自分たちで作ってしまうみたいな感じです)
同時に、彼らのペットの「カモノハシ ペリー」が裏の顔を持っていて、「エージェントP」として、スパイ活動で悪の科学者と対決するというストーリーです。
ここまで読んで、「何を言ってる??」と疑問しか感じなかったと思います。
とても面白いので、機会があれば是非見ていただきたいです。
スカパーの無料DAYや、DVD なども出ています。
Amazonプライムビデオでも一部観られます。
まとめ
今回も、以前書いた記事を、改めて見直して、再構成しました。
リライトのために読み返しましたが、7〜9話って、私にとっては、ちょっと面白くなかったみたいです。
余談がめちゃめちゃ多く、「BULL/ブル」の話題は、文句ばかり書いています。
特に「悪役のキャラが弱い!」ということを、元の記事では延々と書いていて、今回のディズニーヴィランズの記事につながりました。
リライトしたおかげで、たまたまですが、「ディズニーハロウィーン」の時期で、「マレフィセント2」の公開間近というタイミングとなりました。
このあと、「BULL/ブル」は盛り返して、面白くなってきました。
続きもまた、リライトします。
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました!
それでは、また次回!
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